高くても売れる商品にはそれなりの理由がある~ポジショニングの大切さ~

公開日:2022年08月10日最新更新日:2022年08月11日堀内香枝

世の中には、同じカテゴリー商品の中でダントツに高価格なのに売れ続ける商品が存在します。

掃除機のダイソン、ヤクルト1000、車でいえばベンツなどでしょう。

もちろん、それぞれ技術力により高機能の製品であるからという理由はあります。

しかし、それだけの理由で売れ続けるのではありません。

          

このようなことを考えている方・探している方に役立ちます。

・ポジショニング戦略の成功事例を探している
・自社商品のポジショニング戦略を考えている
・マーケティングの基礎知識を使いこなせるようになりたいと考えている
・失敗しない商品開発法を探している

        

「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」ダイソン

「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」、ダイソンの売り出し当初のコピーです。

コピーとは
企業や商品のイメージを印象付ける訴求メッセージ。

当時、掃除をしていて、吸引力が落ちてしまう掃除機に不満を抱いていた人たちにとっては、待っていましたとでもいうべき商品が登場したのです。このニーズを持っていた人たちは飛びついたことでしょう。

肝心なのは、そのイメージを訴求し続けたことです。

売れ始めたからといって、安売りして販売台数を伸ばそうと考えず、ニーズの強い人たちに向かって、吸引力の強いイメージを訴求し続けています。

    

Youtube ダイソン公式 Dyson Digital Slim™コードレスクリーナー 「変わらない吸引力、25%軽量化。」より

     

  

「ヤクルト1000」とは少し違うターゲットを獲得する「ピルクル400」

一方、少し違った戦略により、顧客を捉えている商品もあります。

「ピルクル400」という商品。

「ヤクルト1000」という商品が人気です。品切れで買えない事態が起きていますが、毎日飲むには少しばかり高いという印象を持っている生活者は多くいます。

そのような人たちへ向かって価格を抑えて販売されているのが「ピルクル400」。

「ピルクル400」は手軽に買える価格帯なので、疲れている自分のため、子供の健康のためなど、主婦が持つ欲張りなニーズをしっかりキャッチして売れています。

       
Youtube 日清食品グループ公式チャンネルより
日清ヨーク ピルクル400CM「錦鯉 篇」30秒 / 錦鯉
生きた乳酸菌NY1301株が400億個入った「ピルクル400」は、腸内環境を改善するトクホです。

         

      

顧客のニーズを分析し、独自のポジショニングを構築

企業がビジネスを推進していくうえで、競合の存在は避けては通れません。

強豪がひしめく世界では、いかに強豪に対し差別化を行い、競争優位のポジションを築くかを考えなくてはなりません。

       

          

大きな付加価値により、高級路線を行くのか、同じような機能を持ちながら価格を抑えて、コスパで勝負するのか。

自社の持つ優位な要素を見極め、かつ消費者のニーズを的確に捉え、商品のポジションを決めることが大事です。

        

まとめ

ポジショニングとは、一言で表現すると「〇〇と言えば□□」のように純粋想起されることが理想です。

  • ダイソンと言えば吸引力が落ちることに不満を持っている人向け掃除機
  • ヤクルト1000と言えば疲れたビジネスマン向け乳酸菌飲料
  • ピルクル400と言えば健康に気をつかっているファミリー向け乳酸菌飲料
  • ベンツと言えば根強いファンを裏切らない高級感のある頑丈な車

消費者のニーズを分析し的確に捉えること、自社の優位性を見極めること、これらのために、マーケティングの基本知識は大いに役立ちます。知識として知っているだけでなく「使いこなせる」ことが肝要です。

   

JMLAでは、そのようなマーケティングの基本を学べる『JMLAベーシックパスポート』という講座をご用意しています。本で読んだことがあるという方も、使いこなせなければ役に立ちません。知識をスキルに変えてみませんか?

         

            

          

「当たるも八卦当たらぬも八卦」ではない、失敗しない商品開発法・新規事業開発法にご興味をお持ちの方は、実証された系統的な「Neo P7プロセス」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

                  

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女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。