★感性マーケティングブログ★ “アイトラッキング”は、『感性データ』の定量分析

2017年05月22日森田 広一

『アイトラッキング』という言葉は、よく耳にする昨今だと思いますが、マーケティングにおけるアイトラッキングが持つ意味についてお話ししたいと思います。

 

『アイトラッキング』とは

アイトラッキングをご存知でしょうか?

言葉は知っているけど使ったことがない、という方が多いのではないでしょうか。

目は口ほどに物を言う。

アイトラッキングとは、「人がどこを見ているか?」を調べる技術です。

 

例えば、あるキャンペーンのWebサイトがあったとします。

バナーやPRページを応募しやすく作成します。

でも、ユーザー側からすると本当に応募しやすい作りになっているでしょうか。

「応募しやすくしたつもり」を「視線」という観点から検証できる手法が、アイトラッキングです。

応募したいと思った人が、どのような順序でどこに着目しながら応募したか、視線の動きを再現できますので、

「そんなところに着目しているのか」「見てほしいところを見てもらえていない」「そんな動きをするのか」

といった気づきを得られます。

早速サイトの修正を行ったり、次のキャンペーンの企画やデザインの改善に役立てることができますね。

 

『アイトラッキング』の仕組み

アイトラッキングとは、日本語にすると『視線計測』という言葉になります。

つまり、ユーザーの視線の動きをトラッキング(追跡)する技術のことです。

ユーザーの視線の動きを追うことで、例えばWebサイトや販促物の「どこを注視しているのか?」「どんな順番で読んでいるのか?」を知ることができます。

 

調査でユーザーの視線の動きを追っていくと、企業側の想定の順番通りに読まれていないことが多々あります。当然よく考えたうえでの構成のはずですが、企業は時として訴求したい商品やサービスを客観的に捉えられていないことが起きるのです。あまりに当該商品のこと知り尽くしてしまった所以といえます。そのため視線の動きを確認することは、販促物やWebサイトを制作していく上で重要な確認事項となります。

 

また、「どこがよく見られているのか?」も、ヒートマップという技術によって確認できます。

ヒートマップとは、ユーザーが注視した時間を色温度によって表示してくれます。つまり、よく見られていた箇所がより赤くなって表示されるのです。逆に見られていない箇所は色がつかないため、こちらも一目で知ることができます。企業側が「ここを見て欲しい」と思ってデザインしたはずなのに、実は見られていなかったということがわかったら、ユーザーに対してその販促物で伝えたいことが正確に伝わっていないことになりますので、改善すべき重要なポイントの発見となります。

 

『アイトラッキング』の持つ意味

ヒトの意識には「中心と周辺」が存在するといわれています。

つまり、見ていることと意識していることが、必ずしも一致するわけではない、ということです。

Webサイトを見ている人が、目は特定の場所を注視していても、意識は別のことを考えている場合があります。

このことを踏まえて、アイトラッキングと併せて、アンケートや行動データ(ページ遷移など)や、ユーザーの発言という定性データを含めて総合的に分析すると、問題・課題抽出の精度を高めることができます。

マーケティング活動において、ユーザーの意識と実行動を併せて把握するということは、とても重要なことです。

アイトラッキングは、その分析を行える一つの有効な技術といえます。

 

是非一度体験をしてみてください。

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森田 広一
広告代理店でマーケティング戦略立案、コンサルティングファームでデータ分析や各種のコンサルティング業務を経験。そこで培われたノウハウを元に人間の「感性」を紐解く独自の分析手法を確立し、そのノウハウを広く世の中に伝えるべく、一般社団法人日本マーケティング・リテラシー協会を設立。目に見えない消費者の深層心理「感性」を数値化し分析することにより、消費者や企業の隠れた欲求を解明し、各種提案やマーケティング戦略立案に役立てる分析体系を教える講座を開設。現在、様々な業種、職種の受講者から評価を得て、大手コンサルティング企業などの昇格必須講座としても認定されている。同時に各種企業のマーケティング・コンサルタントとしても活動中で、現代企業の悩み解決の実質的なサポート活動も継続している。