リアル展示会でバーチャルソリューションのPR効果をより高める2ポイント

公開日:2022年04月08日最新更新日:2022年04月11日堀内香枝

今年の日本最大のIT展示会「Japan IT Week」が6日から東京ビッグサイト(東京国際展示場)で行われていました。
そこへ行った感想を含めて、バーチャルソリューションをリアル展示会でPRし、販促成果をより高めるためには何が必要か考えてみたいと思います。

ビッグイベントの集客力を活かせているか?

東京ビッグサイト【東館】で行われたIT展示会「Japan IT Week」(※1)は、過去の開催実績から数万人規模の集客力のあるビッグイベントです。
私が8日(金)午前中に行ったところ、コロナ禍ではありますが、ソーシャルディスタンスを常時守るということは難しいほど、大変な盛況ぶりでした。入場時に、検温、消毒、マスク着用チェックがあり、それらを守れない人は入場できないようになっていました。

【南館】で開催されていたマーケティングの総合展「Japan マーケティング Week」(※2)も併せて回ってきました。1Fはリアル系で、4Fがバーチャルソリューション系に区分され、4Fの方が賑わっていました。南館では、リアル系商品よりも、バーチャルソリューションの方が注目度が高いことは明らかでしたが、リアル系は実物展示が解りやすかったです。

すべてがITという東館では、ホールのどこも込み合っていましたが、バーチャルソリューションは、リアル展示会での伝え方に苦慮したのではないかと思われました。

ブースの外の通路を歩いている来場者の視線を留めてブースに引き込むというのは、やはりどんなテーマの展示会でも課題なのだという印象を受けました。

通路を歩いている人たちから、「これまでと変わるという感じをあまり受けない」というような会話が聞こえてきたのも、商品そのものより展示の見せ方が影響しているのかもしれません。

バーチャルソリューションのリアルイベントにおける魅せ方に関しては、出展社も出展社を支援する側も、工夫を重ねている段階ではないでしょうか。

      

       

※1 IT展示会「Japan IT Week 春」(2022年4月6日(水)~8日(金))
東京ビッグサイトの東館において、次の12の専門展から構成され開催されました。
IoT&5G ソリューション展、次世代EC&店舗EXPO、AI・業務自動化展、システム運用自動化展、在宅・リモートワーク支援 EXPO、ソフトウェア&アプリ開発展、セールス自動化・CRM EXPO、組込み/エッジ コンピューティング展、データセンター&ストレージ EXPO、情報セキュリティ EXPO、Web&デジタル マーケティング EXPO、クラウド業務改革EXPO。

※2 マーケティングの総合展「Japan マーケティング Week 春」
次の5つの専門展から構成されていました。
販促EXPO、Web・SNS活用EXPO、営業支援EXPO、リアル広告EXPO、CX・顧客育成EXPO。

     

        

PR効果を高めるポイントー1 サイバースペース(仮想空間)からリアルスペース(実空間)の体験へ翻訳

モニターや小さい画面に載ったソリューションというのは、ブースの壁面や展示物でリアル空間に表現して、人に魅力を説明することが難しい様子が窺える中、1社、とても良い展示がありました。


操作タッチパネルと、操作することで変化する一部分を切り取ったリアル展示を、ブース壁面を使って上手に表現していました。
この会社さんは、おそらく、自社商品のどの部分を・何を伝えるのが最も魅力を伝えられるか真剣に議論して、造作物として落とし込みをされたと想像します。

ITソリューションは、ユーザー側の立場に立つと選択に苦慮します。

ビッグイベントに出展する際は、その集客力を活かすためにも、自社商品の魅力は何か、何を伝えるか、しっかりと社内で議論し、準備をすることが大切だと改めて感じました。

      

        

PR効果を高めるポイントー2 説明スタッフの役割と連携

パソコン操作やリモート端末操作を伴う解説をいくつかのブースで聴きました。わかりやすい解説を聴けるケースと、ブース入口で声がけするベテランスタッフと商材説明をする新人スタッフの連携が悪く、聴きたい商材と違った説明を受け食い違いが起こったケースもありました。

会場自体の集客は多いので、自社ブースで機会ロスを起こさないように、人員体制と対応の仕方についても準備が必要といえます。

    

       

まとめ

ビッグイベント出展のためにそれなりの予算を準備して臨んだ会場で、「商品は良いのに魅力を伝えられていない」、「たくさんお客さんが来てくれているのに、お客さんが知りたいことと違うことを話してしまう」ことによる機会損失は勿体ないです。

また、「ブース内でちぐはぐな対応をしてしまう」ことは、ビッグイベント出展ノウハウが社内に蓄積されないことになり、人材育成の機会損失も起こってしまいます。

そのため今回は、リアルなビッグイベント出展により販促成果をより高めるためのポイントとして、重要度の高い2つに絞ってまとめました。

ポイント1 サイバースペース(仮想空間)からリアルスペース(実空間)の体験へ翻訳
ポイント2 説明スタッフの役割と連携

弊会(JMLA:日本マーケティング・リテラシー協会)で、「魅力発進支援」として展示会出展支援も行っております。今年も大阪・名古屋・東京で開催予定のビッグイベント出展社様のご支援を実施しております。お悩みのことがございましたら、お気軽にお問合せください。

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女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。