いまさらながら『鬼滅の刃』再考

2021年05月19日堀内香枝

『鬼滅の刃』ヒットの一要因

以前、映画『鬼滅の刃』の大ヒットに対し、社会現象のヒット要因を理解し、自社の事業に反映することが大切というお話をしました。

その「鬼滅の刃」はアメリカでの興行成績も順調で世界に受け入れられる映画となっているようです。

ヒットとなった理由、人々が魅了された要因はいくつかあると思いますが、先日、ある人の一言が妙に気になったのでお話をしたいと思います。

人と深いところで接したい/付き合いたい

「今の若い人は、『鬼滅の刃』の兄弟のように、厚く深い関係を望んでいるように感じるわ。」

確かに、若者は友人とのコミュニケーションをスマホを中心に行っています。
ベテラン世代が若いときに経験した、「友人とのけんか」や「毎晩のように居酒屋で語り合った」など濃密な付き合いというものが希薄になっています。

その反動として、心を許せる友人を求めたり、深く理解しあえる人を求めているんだということにも気づかされました。

ただ今は、様々な情報が入り乱れ、オンライン上の情報によって友人関係にも影響を及ぼしたり、自己顕示欲を誤った方法で行ってしまう人もいます。

ひと昔前は、情報は何らかのフィルターを通って間接的に伝わっていました。社会の目を通し加工された情報がほとんどだったのですが、今は誰かが発したあやふやな情報も拡散してしまいます。

友達のつくり方も、昔は友達と認め合うのは、リアルに接し話し合い、共感し合って初めて友達と呼べる存在になったのですが、今はそのプロセスがバーチャルの世界でも行われます。

悪い例を出すとSNSを利用した未成年の誘拐などがあります。誘拐された未成年が誘拐された意識がなく、話を聞いてくれるお兄さん的感覚でついて行ってしまうことが起きていることに脅威を覚えます。

情報の取捨選択ができる目利きになる

様々な情報を苦労することなく簡単に入手できますが、それには正しい情報も間違った情報も混在し、判断を誤らせることがあります。

このことはビジネスの世界でも同様です。

いろいろな人が自身の立ち位置で意見を発信します。
発信された情報には発信者の想いや意図が隠されています。
発信者に悪気がなくとも、誰かの判断を誤らせる可能性があります。

溢れる情報の中から、適切な情報だけを見極める力が必要です。

世の中に溢れる情報を漫然と見聞きしていると、言葉で表現されていること、写真や映像で表現されていること、それらの真意に考えが及ばず、間違った判断をしかねません。

マーケッターとして必要な能力の一つ、情報の目利き(情報の価値、真偽などを見分ける能力)になれるように、日々、意識してトレーニングすることが大切です。

情報の取捨選択によって、仕事の質も上下します。
事業の責任者であれば、情報の取捨選択力が、事業戦略にも影響します。
ひいては会社の経営にも影響する問題です。

皆さまも情報の収集・分析力を高め、適切なマーケティング活動を行えるようになりませんか。
必ずご自分のお仕事に活かされますよ。

JMLAベーシックパスポート

「自分の頭で考え、自分の言葉で伝える」マーケティング『JMLAベーシックパスポート』

『JMLAベーシックパスポート』は、マーケティング理論を体系的に理解し、実務で活用できる能力習得を目指す資格講座で、物事の本質を見極める力を養います。

20年以上に渡り顧客や社員の意識データの分析により、各種企業様のマーケティング活動や営業活動をお手伝いしてきた中で、データ活用の有用性を証明してきました。

それまで見えなかった顧客の購買心理の発見や、新しいビジネスチャンスの発見などにより利益向上や企業価値向上の成果 、あるいは新しいコンセプトの構築、新商品企画などによる新市場の開拓など成果を生み、評価をいただいてきました。

その知見と経験を『JMLAベーシックパスポート』の中でおしみなくお伝えしています。

このノウハウは、変化のスピードが速い時代に新しい価値を創造する一助となります。

 

『JMLAベーシックパスポート』の内容

1. マーケティングの基礎知識

マーケティングの目的
マーケティングとは
ブランドが果たす役割
マーケティングの仕組みづくり
現代マーケティングに求められること
感性マーケティング
マーケティングの基本用語

2. 市場調査・分析

マーケティングリサーチの重要性
マーケティングデータの種類
マーケティングリサーチの方法
調査設計
調査票の作り方
感性情報の収集
集計、分析方法

3. マーケティング戦略策定

事業領域
マーケティングコンセプト策定
プロダクトミックス
マーケティングミックス

4. ブランドと競合及びマネジメント

ブランドの特性
ブランドの構造と進化
競争戦略
間接的競合
顧客満足の目的
マネジメントの仕組み
RPDCA
ワークショップ

W1. ロジカルシンキング
頭の準備運動、論理思考を起動させる

W2. 3C分析
自社の環境を整理する

W3. SWOT分析
強み弱みの把握

W4. 戦略代替案
戦略代替案を抽出する

W5. STP
ターゲットを明らかにする

W6. コンセプトメイキング
顧客価値を言葉化する

W7. 感性分析
顧客の感性を分析する

W8. マーケティングミックス4P
仕組みを考える

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女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。