梅雨の季節に感じる日本人の感性~農耕民族日本人の感性が購買に大きく影響を与える~

公開日:2023年06月13日最新更新日:2023年06月13日JMLA 事務局

皆さんは、梅雨の季節をどのように感じられますか。
私は、外出予定のない日に、家の中から眺める雨というのは、何故か心が落ち着き、好きです。
大雨や強風が吹いていたらそれはいけません。

日本人にとって、「梅雨の季節」というものはどのような存在なのか、農耕民族という視点から考えてみたいと思います。

       

   

このようなことを考えている方、探している方に役立ちます。

・日本人特有の心理を捉えたいと考えている
・曖昧な人間の感性を数値化してマーケティングに生かせる方法を探している
・日本人の豊かな感性を四季という自然環境から読み解きたい

         

田植えが最盛期を迎える芒種(ぼうしゅ)

「芒(のぎ)」とは、稲科の植物の先端にある棘(とげ)上の突起のことで、「芒種(ぼうしゅ)」とは、二十四節季(にじゅうしせっき)の一つで、芒(のぎ)を持つ植物の種をまく時期の事です。

田植えは、今と違って、すべての作業を手作業で行っていたため、一つ一つの作業にかかる時間も労力も大変なものだったことと思います。天候にも大きく影響され、雨空とも真剣に向き合わなくてはいけなく、他のことなど考える余裕もなかったことでしょう。

     

       

◆二十四節季(にじゅうしせっき)とは
二十四節気(にじゅうしせっき)は、今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。太陰太陽暦(旧暦)の閏月(うるうづき)を設ける基準となっており、中気のない月を閏月(うるうづき)としていました。二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。
(出典:国立国会図書館

         

鮎(あゆ)~儚げな雰囲気に魅せられる日本人の感性

魚に上品も下品もあるわけではありませんが、「鮎(あゆ)」は姿の美しさといい、味覚のすがすがしさといい、実に上品な魚だと思います。

なによりそのおいしさゆえに、塩焼き、天ぷら、甘露煮、酢の物炊き込みご飯など、様々な料理で食されてきました。六月一日のアユ漁解禁を心待ちするのは、釣り人だけではないはずです。

一方、鮎は、一年でその命を終える、儚(はかな)さも併せ持つ魚です。

儚げな雰囲気に魅せられる日本人にとって、魅力を倍増させているのかもしれません。

   

     

植えた稲がすくすく育つ季節「夏至(げし)」

夏至は一年で最も日が長くなる季節です。冬至(とうじ)と比べると昼の長さが5時間も長くなるのです。

夏の盛りに向かっていきますが、梅雨の真っただ中で長雨が続きます。

しかし、恵みの雨のおかげで、植えられた稲はすくすくと成長していき、農家の忙しさもひと段落するのです。

          

     

様々な旬の食材が溢れかえる季節

魚では、「鱚(きす)、穴子(あなご)、鱧(はも)」、野菜では、「小金瓜(とまと)、胡瓜(きゅうり)、茄子(なす)」といった様々な旬の食材が溢れかえる季節でもあります。

江戸前の鱚、穴子、祭り鱧とも呼ばれる関西の鱧、東西それぞれに味わい深い魚が旬を迎え、畑では梅雨の時期でもみずみずしさに食欲をそそられる野菜が実ります。
暑い時期を乗り越えるための天の采配でしょうか。

     

 

まとめ~梅雨の雨に心の落ち着きを感じるのは農耕民族のルーツゆえ~

私が、外出の予定のない日に、梅雨の雨を眺めると心が落ち着く気持ちになるのは、そんな四季豊かな国に育った農耕民族としてのルーツによるものなのかもしれません。

条件が「外出予定のないこと」により、仕事に追われない時を雨を見ながら過ごすという、田植えの終わった農家の感覚が呼び起こされるのではないかと、勝手に考えています。

でもこれはあながち全く勝手な思いではないはずです。
日本人は、四季により豊かな自然の変化に囲まれて暮らしてきました。
季節ごとに起こる自然の変化を享受し、共有し、日本特有の文化を育んできたのです。

       

     

日本人は四季があるゆえに、世界でも有数な豊かな感性を持つ民族だと言われています。
そんな日本人の感性が、様々な商品やサービスを選択する際に影響を与えているのです。
顧客が購入を決定する基準は、数値で把握できる合理的側面だけでなく、それぞれの人が持つ感性的側面に合致するかの両面で判断しているのです。
マーケティング活動において人間の『感性』を把握することは重要な課題です。

        

    

顧客の感性をしっかりと掴む方法から、収集した顧客の感性データを数値化して分析し、体系立てて戦略を立案するスキルを学ぶことはマーケッターとして必須だと言えます。

JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)では、一連の「人間の感性を取り込む体系的なマーケティング戦略立案」スキルを習得できる資格講座『JMLAマーケティング解析士プロフェッショナル 感性 』を開催しています。ご興味をお持ちの方は、こちらから↓ご覧になってみてください。

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参考記事:「人間の感性とは」

      

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一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)は、「マーケティング」および「商品開発/事業開発」において、人財育成(認定資格講座、企業研修)および企業様の事業支援・開発支援を行っています。また、商品開発/事業開発の系統的なメソッド「Neo P7」を用いて企業の社員様が自分たちで持続的に開発を実現できるようにするための内製化支援を行っています。