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JMLA 事務局 について

一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)は、「マーケティング」および「商品開発/事業開発」において、人財育成(認定資格講座、企業研修)および企業様の事業支援・開発支援を行っています。また、商品開発/事業開発の系統的なメソッド「Neo P7」を用いて企業の社員様が自分たちで持続的に開発を実現できるようにするための内製化支援を行っています。

マーケティング資格完全ガイド おすすめ資格25選とその選び方を徹底解説します

マーケティング資格の取得は、スキルや知識を保持する客観的な証明となります。
体系的な知識の獲得やスキルアップにもつながります。

ご自身のキャリアプランにおいて、ぜひ資格取得を役立ててください。

マーケティングとは

マーケティングとは、売れる仕組みを作り、利益を出し続ける企業活動です。

広告宣伝活動だけがマーケティングと思われたりしますが、市場調査や戦略策定、新事業開発など企業の様々な活動に必須の業務です。

業種や企業によって、マーケティング担当者の業務内容は異なります。

マーケティング資格が必要な理由

マーケティング業界では常に競争が激しく、多くの人々が同じ職種を目指しています。

そのため、資格を持っていることは、他の候補者との差別化に繋がります。特に未経験者や若手の場合、資格を持っていることで企業やクライアントから信頼を得やすくなります。

さらに、マーケティング資格を持つことで、最新のトレンドや技術についての知識を証明することができます。これは、業界での信頼性を高めるだけでなく、自己啓発にも繋がります。

また、マーケティング資格を取得することで、将来のキャリアパスを明確にすることができます。自分のスキルや専門知識を磨き、特定の分野で専門家としての地位を確立するためには、資格が必要不可欠です。

マーケティングの基礎知識

マーケティングの基礎知識には、商品の価値や需要に関する理解、ターゲット市場の特定、競合環境の把握、顧客のニーズや行動パターンの分析などが含まれます。

  • まず、商品やサービスの提供による顧客への価値の提供が、マーケティングの基本です。

加えて、

  • ターゲット市場や顧客層を特定し、それらの情報に基づいて戦略を立てることも重要です。
  • 競合他社の動向や市場全体のトレンドにも常に注意を払い、自社に適した戦略が求められます。
  • 顧客のニーズや行動を理解し、ニーズに応じた商品やサービスを提供することが不可欠です。

これらを実現するためには、マーケティングリサーチや分析手法を駆使して、客観的なデータに基づいたアプローチが欠かせません。

したがって、必要なマーケティング分野の基礎知識を習得し、実務で活かすことができるマーケティング資格は、実務経験だけでは得難い知識や技術を習得する手段として価値が高いものと言えます。

キャリア形成への影響

マーケティング資格を取得することは、キャリアアップに直結する重要なステップです。

マーケティングの分野では、実務経験とともに資格取得が求められることがあります。特に、専門的な知識やスキルを習得し、実務で活かすためには、資格取得が有利になることが多いです。

マーケティング資格を取得することで、自己啓発にもつながり、自信を持ってキャリアを積むことができます。

さらに、就職活動や転職活動においても、マーケティング資格を持っていることは大きなアピールポイントとなります。

一方で、ただ資格を取得するだけでなく、実務での活用や経験を積むことが重要です。経験と資格の両面から成長を遂げることで、より高いステージでのキャリアアップが期待できるでしょう。

目的に応じた資格選び

マーケティング資格を選ぶ際に重要なのは、自分の目的に合った資格を選ぶことです。

まずは、自分が目指すキャリアやスキルアップの方向性を明確にしましょう。

例えば、デジタルマーケティングのスペシャリストとして活躍したいのか、マーケティング戦略を立案するマーケティングプランナーになりたいのか、自分の目指す道に合った資格を選ぶことが大切です。

次に、選んだ資格が実務経験とどのように連動するかを考えましょう。

実務経験を積みながら学ぶことで、理論だけでは得られない実践的な知識やスキルを身につけることができます。実務と学びを両立させながらキャリアを築きたい方は、実務経験と両立できる資格を選ぶことが重要です。

さらに、最新のトレンドや技術に追従したい場合は、デジタルマーケティングやSNSマーケティングなど、変化の激しい分野に特化した資格を選ぶことが有効です。時代のニーズに合ったスキルを身につけることで、市場価値を高めることができます。

自分の目的やライフスタイルに合わせてマーケティング資格を選ぶことで、より効果的なキャリアアップを実現できるでしょう。

全般的なマーケティング資格 

マーケティング・ビジネス実務検定

特定の業種・業界にとらわれない、マーケティングの実務に関する、幅広い知識が習得できる資格です。

マーケティング検定

内閣府認定資格で、研修コースと検定試験があり、マーケティングの基礎から習得できます。

マーケティング解析士

マーケティングの基礎知識習得から、マーケティングサイエンティスト、データサイエンティストに役立つデータ解析講座まで複数の講座があります。

中小企業診断士

中小企業の経営に関わる知識を横断的に身に着けることが出来る、難易度の高い国家資格です。

分野別おすすめマーケティング資格 ◇WEBマーケティング関連 

ネットマーケティング検定

インターネットの特性を理解しSEOやSEMなどの、Webマーケティングの基礎知識全般に関する資格です。

IMA検定

Webマーケティング全般の知識が身につき、サイト分析から広告運用までどの分野でも活きる検定です。

分野別おすすめマーケティング資格 ◇統計解析関連

統計検定

統計に関する、知識や活用力を評価する、データの読み取りや仮説立案、将来予測などのスキルが問われる検定です。

統計士・データ解析士

データを統合的に解析するスキルに関する資格です。資格を取得するには、文部科学省認定の指定講座を受講する必要があります。現代統計実務講座を修了すると、統計士の資格が得られ、多変量解析実務講座を修了すると、データ解析士の資格を取得できます。

マーケティング解析士プロフェッショナル 感性

マーケティング戦略策定に欠かせない定性データの分析と定量データを組み合わせた顧客起点のマーケティングによる戦略立案方法が学べる実用講座です。

マーケティング解析士プロフェッショナル アナリスト

定量データ分析から市場をセグメントするなど顧客起点のマーケティングに欠かせない定量データ分析スキルを学ぶ実用講座です。

ビジネス統計スペシャリスト

Excelを使用したデータ分析の実践スキルや、分析技能の応用力が問われる試験です。

分野別おすすめマーケティング資格 ◇商品企画関連

商品プランナー、商品開発士、商品開発コーディネーター

文部科学省「専修学校教育重点支援プラン」 として、専門学校法人と連携し、キャリアアップやリスキリングに役立つカリキュラムを提供している日本商品開発士会が開催、実施している資格試験です。

商品企画士プロフェッショナル

商品企画のプロセスを系統的に行うNeoP7システムの知識とスキルを習得する実用講座です。

分野別おすすめマーケティング資格 ◇アクセス解析関連

Webアナリスト検定

「Googleアナリティクス」を体系的に理解できているかどうかを問う検定です。Webサイトのアクセス内容などを分析して改善案を提案するWEBマーケティングの仕事に活かせます。

ウェブ解析士

アクセス解析を中心としたウェブ解析の知識を身につけ、WEB解析データを正しく判断するスキルを保有していることを認定する資格です。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

「Googleアナリティクス」の習熟度をGoogleが公式に認定する資格です。自社サイトのアクセスやWeb広告のデータ解析スキルを日々の業務に活かせます。

分野別おすすめマーケティング資格 ◇SEO関連

SEO検定

SEOに関して基礎知識から実践応用まで体系的に学ぶための検定です。4~1級に難易度が分かれているため、段階的に学べます。

認定SEOスペシャリスト

自社サイトの改善スキル、SEOに強い新サイトの企画スキルが身につく、SEOのノウハウを保有していることを認定する資格です。

SEOマーケティングアドバイザー

SEOに関する基礎知識をメインとする、メディアで成功するコツなどWebマーケティングの知識全般に関する資格です。

分野別おすすめマーケティング資格 ◇WEB広告関連

Google 広告認定資格

Google広告に関する、基礎および上級レベルの知識を保有していることを認定する資格です。

Yahoo!広告認定資格

Yahoo!広告の広告運用ノウハウや広告管理ツールの知識を体系的に学習し認定する資格です。

分野別おすすめマーケティング資格 ◇その他マーケティング

ITパスポート試験

ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法、経営全般、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識など幅広い分野の知識は、マーケティング力向上を支援します。

Webライティング能力検定

企業のホームページ、ネットショップ、ブログ、SNSなど、Web上で書くスキル向上を目指します。Webマーケティングで活かせるライティングスキルの検定です。

ビジネス著作権検定

著作権や知的財産権の保護や活用に役立つ基礎知識に関する検定です。マーケティング業務のコンテンツ作成や利用、商品企画・開発に役立ちます。

ネットショップ検定

ECサイトを運営する実務能力や経営スキルが身につく検定です。ネットショップ検定は、Eコマース業界での実務能力を証明する資格です。

まとめ

以上のように、マーケティング資格講座は多数あります。

マーケティング資格を選ぶ際には、自分のキャリアやスキルアップの目標に合わせて、適切な資格を選ぶことが大切です。

マーケティングの分野にはさまざまな専門性があり、デジタルマーケティング、商品企画、マーケティングリサーチ、戦略立案など、それぞれ異なるスキルが求められます。

自分の興味や得意分野に合わせて資格を選ぶことで、より効果的にキャリアを築くことができます。

また、資格取得にはコストや時間もかかるため、将来のビジョンに照らして慎重に選ぶことが重要です。

自分の適性や将来のキャリアビジョンとマッチした資格を選ぶことで、より充実したキャリアを築くことができるでしょう。

実用資格講座のご案内 感性マーケティング/基礎マーケティング/商品企画

感性マーケティングの実用資格講座『JMLAマーケティング解析士プロフェッショナル 感性』

基礎マーケティングの実用資格講座『JMLAベーシックパスポート』

「商品企画NeoP7システム」の実用資格講座『JMLA商品企画士プロフェッショナル』

【無料セミナー】感性マーケティングと基礎マーケティングについて、事例を交えてわかりやすくお話しします!

【無料セミナー】システマティックな商品企画NeoP7について、事例を交えてわかりやすくお話しします!

ついに解明!ヒット商品の秘密~20年間のヒット商品ランキングから読み解く~

皆さん、お元気ですか? 神田です。

今回は、日経TRENDYの毎年の「ベストヒット30」というヒット商品ランキングを20年分読み解いて、評価し、分析した結果をご報告します。

ヒット商品の秘密が明らかになり、そこに至る道が見えてきますので、乞ご期待!!

日経TRENDYヒット商品ベスト30とは

皆様は日経が発行している商品情報雑誌「日経TRENDY」が毎年11月に発行する12月号での「○○○○年ヒット商品ベスト30」という記事をご存知でしょうか。11月発行の記事ですから、正確には前年の10月からその年の9月までの間に発売された商品(製品・サービス等すべて含みます)を対象にしています。

ヒットの度合いを編集部が独自の評価基準、

  1. 売れ行き・・売り上げ、シェアの拡大、集客、売り行き継続の余地
  2. 新規性・・・画期的な技術、着眼点、売り方の工夫
  3. 影響力・・・他社の追随、新規市場の形成、世の中への影響

で評価してランキングしたものです。なお、期間前に発売されても、期間内にヒットしたものは対象に加えるそうです。

毎年詳細に調査されたレポートは非常に貴重で、範囲も小さな日用品から社会現象まであらゆる分野に及ぶ広大なものなので、その比較検討のご苦労は想像を超えるものがあります。

私も商品企画を研究しながらさすがに気付いていないヒット商品も多々あり、とても参考になります。

今回、2004年~2023年までのベストヒット30商品×20年=600商品をすべて、私なりの視点で分類し、再評価を試みました(詳しくは次節)。

ちなみに、余談ですがこの調査をしながら「これは!」と思い新たに購入した面白い商品が2つありますので、ご紹介します。

・ハンドスピナー(2017年第10位、キャサリン・ヘッティンガー社(米))

手でクルクル回して遊ぶだけの単純なオモチャですが、3個のLED発光体が各々3通りのパターンに発光し、回すと色々な光の筋を出すので結構はまります。なかなかユニークで、手軽に持ち運べてどこでも気晴らしにクルクル、というので大ヒットしたようです。ただ、シンプルな分、すぐ飽きてしまいましたが(笑)。

・肩掛けスピーカー(SONYほか、2018年第20位)

BLUETOOTH方式を用いたワイヤレススピーカーは2013年の第13位に出ていましたが、これは肩掛け式。ネックスピーカーとも言います。使ってみないと何ともわからないので、そう高くない商品を購入してみました。

中国製、しかも「MONSTER」などという怪しげな名前の?商品です。半信半疑で肩に掛けてみましたが、これが包み込まれるような想像以上の良い響き。感動しました。前から聞こえるのではなく舞台(演奏者)の真ん中にいるような心地よさです。圧迫感がなく、今もこれを掛けて一流オーケストラの奏でる大音量シンフォニーの中心でPCに向かっています。ただし、充電式バッテリーを使うのですが、イヤホンに比べると頻繁に充電せねばならないのが欠点です。

ヒットのポイント「潜在ニーズ発掘度」と「創造性」

さて、600もヒット商品に対して、私は日経TRENDYとは異なる商品企画上の見方で分析をしてみました。

(1)全商品の分類

何しろあらゆる分野にわたっていますので、まずはカテゴリー分類を試みました。一応、次の12カテゴリーです。

必ずしも画然と分けられない商品や、複数のカテゴリーにまたがる商品もありましたが、そこはやや強引に私の一存で決めました。一例を示します。

600商品は以下のように分類されました。
飲食品、家電・IT、エンタメ・ゲーム・イベントの3種が比較的多く、これらで全体の半分以上を占めることがわかります。

(2)各商品の評価

次に各商品を2つのポイント

  1. 「創造性」
  2. 「潜在ニーズ発掘度」

3段階で評価しました。

この2項目は1995年に最初にP7を公表した著書で私がヒットする「感動商品」の2大要素として挙げているものです。当時は「独創的」と「潜在ニーズに適合」という表現でしたが、現在の「創造性」と「潜在ニーズ発掘度」と意図は同じです。

神田編著「商品企画七つ道具―新商品開発のためのツール集」(日科技連出版社)p.14より

① 創造性

他にない卓抜な発想、新鮮さ、面白さ、デザイン等で市場を拓いたかどうか

:高レベルの創造的商品を開発し、新市場を大いに拓いた

:創造性のある商品を開発し、新市場に貢献したと言える

:余り創造性のある商品とは言えない

②  潜在ニーズ発掘度 

従来不明、隠れていたニーズを発掘して新たな市場を拓いたかどうか

:良く潜在ニーズを発掘した商品を開発し、新市場を拓いた

:潜在ニーズを発掘し、新市場に貢献したと言える

:余り潜在ニーズを発掘したとは言えない

もちろん、情報の乏しい商品もありましたので絶対的・精密な評価はできませんし、大いに迷うこともありましたが、そこはご容赦いただきたいと思います。あくまでも私個人の判断です。

総合評価

なお、「総合評価」は日経TRENDYの順位であり、

◎:1~10位   ○:11~20位   △:21~30位

と分類しましたが、このランキング30位迄に入っただけでも優秀ですので、◎がひどく優秀で、△はダメという意味ではありません。

評価の一例

評価結果の一例を示します。

見えた!ヒットの極意

まず、600商品の各カテゴリー別の、総合評価順位の分布です。

各カテゴリー内での総合評価順位は大差ないですが、◎(上位)がやや多い(1/3以上)のは

  • エンタメ・ゲーム・イベント
  • 自動車
  • 販売・サービス
  • 観光・交通・施設
  • 家電・IT

となっています。

次に、創造性潜在ニーズ発掘度の分布を見ましょう。

創造性は◎、○、△がほぼ均等に分布していますが、

潜在ニーズ発掘度は明らかに◎、○が多く(計90%以上)特に◎は43%と多いですね。

ヒット商品に強く寄与していることがうかがえます。

更に、各カテゴリーごとにチェックしてみましょう。

創造性の高い商品は!?

創造性の特に高い商品は、

  • エンタメ・ゲーム・イベント
  • 趣味嗜好・アート・書籍
  • 観光・交通・施設

の3つです。

なるほど、優れたアイデアや感性を発揮して切り開く商品がこれらには際だっています。

潜在ニーズ発掘度の高い商品は!?

次は注目の潜在ニーズ発掘度ですが、

潜在ニーズ発掘度については全般に高めですが、特に高いカテゴリーは、

  • 飲食品
  • 家電・IT
  • 文具・生活用品
  • 健康・医薬
  • 化粧・美容
  • 衣料品
  • 自動車

の7つです。

なるほど、私達の生活シーンに密着したカテゴリーが多いですね。

これらの企業の方々は私もかなりお付き合いしてきましたが、最も市場調査や商品企画に熱心で、日々ユーザーのニーズやウォンツを追究されておられます。その成果がヒット商品になっていると推察します。

創造性や潜在ニーズ発掘度が高くなると総合評価順位は上がるでしょうか?

創造性について

まず、創造性です。

創造性が高まると、総合評価順位が上がる(◎がかなり多くなる)傾向があります。

潜在ニーズ発掘度について

次に潜在ニーズ発掘度です。

こちらは潜在ニーズ発掘度の上昇と共に総合評価順位には大きな変化はありませんが、若干の上昇はあります(△が減少、○が増大)。

創造性が高く潜在ニーズ発掘度も高い46商品!!

さて、創造性と潜在ニーズ発掘度のクロス集計をしてみると、潜在ニーズ発掘度の高い商品は創造性が弱い(この2者はなかなか両立しない)ということがわかります。

創造性も潜在ニーズ発掘度も◎の最強レベルの「感動商品」が、下記のリストです。

全部で46品(全600商品のわずか7.7%)です。

これら46商品を見ると、総合評価順位は

◎(1~10位) 23件(50.0%)

○(11~20位)  10件(21.7%)

△(21~30位)  13件(28.3%)

と、圧倒的に最上位の商品が多くなっています。感動価値の大きな商品はヒット商品中のヒット商品と言ってよいでしょう。

20年間を見た時に、創造性や潜在ニーズ発掘度が最近どうなっているのか!?

次に、20年間を見た時に、創造性や潜在ニーズ発掘度が最近どうなっているのかチェックします。

04年~08年、09年~13年、14年~18年、19年~23年の4つに区分してクロス集計してみました。

創造性について

創造性については、明らかに創造性の乏しい商品が減っていることがわかります。◎はそう増えてはいませんが、○が増え、△が減っているのです。

潜在ニーズ発掘度について

潜在ニーズ発掘度については、最初から◎、○が多いですが、最近の5年間は◎が約半数と特に多い傾向があり、喜ばしい限りです。

まとめ

以上から、次のことがわかります。

(1) 多くのカテゴリーでは、ヒット商品を生む最大の極意は20年前から現在に至るまで変わらず「潜在ニーズの発掘」です!潜んだユーザーニーズを発掘、発掘、発掘です!今目の前にあるニーズは他の企業も認識していますので、商品企画の最大の仕事ではありません。

(2) 商品カテゴリーによっては、創造性を発揮することでヒットする分野がいくつかあります。特に、「エンタメ・ゲーム・イベント」、「趣味嗜好・アート・書籍」、「観光・交通・施設」の3分野です。これらは独創的なアイデアを多数発想し、魅力溢れる商品を創造することが肝要です。

(3) 創造性と潜在ニーズ発掘度は相反する傾向があり、両方とも優秀な商品はわずかに7.7%です。

(4) 近年、創造性を発揮した商品は増加傾向にありますが、潜在ニーズ発掘商品が減った訳ではありません。

ヒット商品を生み出すには?マーケティングサイエンティストとして活動を行っていく上で大きな威力を持つ商品企画法NeoP7

さて、いかがでしょうか?

日経TRENDYの公表したベストヒット商品30の20年分を分析して、私のかねてからの主張、

【感動価値=創造性×潜在ニーズ発掘度】

がある程度裏付けられた、と思っています。

商品カテゴリーにもよりますが、多くの分野で特に「潜在ニーズ発掘度」の重要性が明らかになったように思います。

では、これらの要素を概念としてではなく、商品として具体化するにはどうしたら良いでしょうか?そのための方法論こそが、Neo P7(新・商品企画七つ道具)です。

・最初の仮説発掘法は潜在ニーズ発掘のツールであり、
・次のアイデア発想法は創造性発揮のためのツールです。

この2大手法の活用により、皆様は数百もの優れた仮説・アイデアを手に入れることができます。

そこから下図のように徐々に検証を重ねて絞り込み、最後は「コンジョイント分析」により最高の感動商品(購入意向5段階で4.0以上!)のコンセプトを築くことができます。しかも「どのくらい買ってもらえるか」をきちんとした数値で、発売前に予測できるのです。これを使わない手はありません。

後編に続く。お楽しみに!!

顧客ニーズに立脚したシステマティックな商品企画を目指している、
モックアップを製作する前に売れるかどうか検証したい、
商品企画を再現性あるシステマティックなプロセスにしたい、
商品企画に課題をお持ちの企業様は、お気軽にお問合せください。

◎「商品企画NeoP7システム」に関する実用資格講座のご案内

「商品企画NeoP7システム」に関する実用資格講座のご紹介です。

「もっと良い商品企画プロセスにできないか、とお考えの方」、「今までと違うやり方をお探しの方」は必見です。「商品企画NeoP7システム」のスキルは資格講座「JMLA商品企画士プロフェッショナル」にて習得いただけます。マーケティングサイエンティストとして活動を行っていく上で大きな威力を持つスキルです。

商品企画NeoP7システム 「JMLA商品企画士プロフェッショナル」資格講座を見る
システマティックな商品企画法「Neo P7」_JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)_資格講座「JMLA商品企画士プロフェッショナル」へリンクします。

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自分たちが消費した物は、最後にどこへ行くのでしょう?社会課題とマーケティングをリンクさせるためにも知っておきたい身近な事実

東京都23区のごみの「最終処分場」をご存知の方はいらっしゃいますか?

マーケティングと社会課題をリンクさせて社会に貢献する事業を行うためには、社会課題の実際を知る必要があります。

しかし、社会課題は広く深い!

そこで弊会のスタッフは、今回、身近なゴミ問題について、東京都のゴミの最終処分場についての知識と廃棄物処理施設ではどのようなことをしているのかを見学してきましたので、ご報告したいと思います。

東京の残り少ないごみ埋立場所 私たちが消費した物が最後に行く先

東京都23区のごみの「最終処分場」をご存知の方はいらっしゃいますか?

東京港湾岸エリアにあります。

この東京港湾岸エリアは、昨年末、リチウムイン電池による火災のニュースがあった、廃棄物処理施設が集合するエリアでもあります。

東京都のゴミ処分場の時代背景

明治時代中頃までは、ごみの処分先は問題視されませんでした。
それは、生ごみは肥料、紙・衣類等は再使用するリサイクルシステムがよく機能していたからです。

明示時代中頃以降から、東京に人口が増加し、ごみ量が増え問題になり始めました。

それからというもの、下の写真のようにどんどん、ごみの最終処分場「ごみ埋立場所」を増設してきました。

写真:東洋経済ONLINE 「ごみを「直接埋立て」も90年代の東京の衝撃光景 残余年数50年超も東京港にはもう埋立て場所なし(2023/06/06)より引用

ついに、黄色い吹き出しのごみ処分場「新海面処分場」が、東京港内に設置できる最後の処分場になってしまっているのです。

処分可能な残余年数は、50年以上はあると見込まれています。しかし、この「新海面処分場」が、23区の最後のごみ埋立処分場なのです。

東京スーパーエコタウン事業は最終処分場を延命させる

その限りある最終処分場をなんとか延命させようと、東京スーパーエコタウン事業が始まりました。

下記の地図イラスト上の番号は、廃棄物処理施設(企業)の所在を示しています。

東京スーパーエコタウンエリア

東京都スーパーエコタウンエリアに集結する施設群(さまざまな廃棄物を処理する施設が集まった施設群)では、ごみを買い取り、可燃ごみを全量焼却し、不燃ごみを全量破砕し、最終処分場に廃棄する「ごみ」の量を減らしています。

廃棄物処理施設(企業)のビジネスモデルは、消費が終わった「ごみ」を買い取り、焼却や破砕の処理をに行い、リサイクルできるものは原料としてお金に変えるモデルです。

東京スーパーエコタウンに集結する施設の中で、3施設見学しました。掲載のご許可をいただけた2施設をご紹介します。

施設見学ツアーのバスで、各施設を見学させていただきました。

上記に掲載した写真地図とイラスト地図と照らし合わせて、2施設の場所をご確認いただけると解り易いかと思います。

2施設の場所は、中央防波堤内側埋立地を通り、中央防波堤外側埋立地から臨海トンネルを通り抜けた城南島に所在する3番(株式会社リーテム・東京工場様)と8番(S.P.E.C株式会社・エコレ城南島工場様)です。

2施設を見学させていただいた中で、特に印象に残ったことは、

●施設が非常に清潔であることと、
●仕事をとても丁寧にされていることでした。

丁寧に破砕すればするほどお金になるそうですが、技術が要りますし時間が掛かります。
「ごみ」をこんなにキレイに処理するのは日本人だけではないかと思うほど、繊細な仕事をしている様子を窺うことができました。

東京スーパーエコタウン内にある㈱リーテム東京工場様

ゼロ・エミッション99.98%を謳っていらっしゃいます。東京・水戸の2拠点を連携させ、ゼロ・エミッションを実現されていらっしゃいます。

携帯電話、パソコン、ATM、大型工作機械など、小型から大型まで多様な廃棄物を処理しています。首都圏の大量の廃棄物を24時間、高速に処理しています。

見学当日は、広報ルームで説明をお聴きし、廃棄物を処理している様子を見学させていただきました。

廃棄物処理の流れ

1.廃棄物の重さを計る
2.手解体・選別・・搬入された廃棄物は、可能な限り種類ごとにわけ、バッテリーなどの危険物、フロンガスなどの環境負荷がかかるものを取り除きます
3.廃棄物置場・・手解体・手選別後はここに保管されます
4.破砕・・大きなハンマーが数個ついた機械で粉々にします
5.風力選別・・風の力で埃を集めます
6.磁力選別・・鉄/非鉄に分けます
7.ピッキング・・鉄に絡みついた銅線などを取り除きます
8.回転ふるい、振動ふるい・・非鉄は、回転ふるいで大きさ別、振動ふるいで重さ別に分けられます

東京スーパーエコタウン内にあるS.P.E.C.㈱エコレ城南島工場

建設工事中に地中から出てくる廃棄物などの埋設廃棄物や汚染土壌を、再使用・再利用する処理をされています。

建設工事中に地中から出てくる廃棄物(埋設物など)を処理する5つの工程

  • 上の写真(紫部)「高度分級施設・破砕施設」
  • 上の写真(青部)「湿式分級・洗浄施設」
  • 上の写真(水色部)「攪拌抽出 洗浄施設」
  • 上の写真(黄緑部)「水処理施設」
  • 上の写真(橙部)「混合施設」

それぞれの施設を見学させていただき、下記写真の工場長様(左)と広報の責任者様(右)のお二人が説明してくださいました。

ちなみに、この工場のすぐ横は東京湾で、とても景色のよい所に立地しています。

東京スーパーエコタウン 見学の申込先

今回3施設を見学させていただきましたが、日程によっては他の施設の見学もできます。

ご興味をお持ちの方は、「スーパーエコタウン見学会」に参加してみてはいかがでしょうか。

今回は、「自分たちが消費した物は、最後にどこへ行くのでしょう?社会課題とマーケティングをリンクさせるためにも知っておきたい身近な事実」と題して、東京23区のごみの課題解決を取り上げました。

顧客の感性を分析し「もっと売れる!」を実現する感性マーケティング

ここからは、弊会の感性マーケティングの内容に変わります。

感性マーケティングは、企業側(つくり手)の思いだけではなく、顧客側(使い手)の価値観を理解する、共に創る「共創」という考え方が欠かせません。「共創」という考え方を実践すると「付加価値」が高まります。その「付加価値」が「経済価値」を生み出します。

感性が経済価値を生む_JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)編集図

一人一人違う顧客の感性を理解しながら適切に対応することにより、「もっと売れる!」を実現することが出来ます。商売繁盛をもたらすものが『感性マーケティング』です。

具体的には、「声」から深層心理を分析し、分析結果をマーケティング戦略立案や事業目標達成に有効活用します。

「声」には、顧客や消費者、社員、事業のリーザ―、経営者など様々ありますが、目的に沿って必要な「声」という感性データ(定性データ)を収集し分析します。目的に沿ってどのような「声」を収集するかという最初の設計がとても重要です。

「この商品はもっと売れるはずだ」、「この商品が売れている理由がわからない」
とお考えの方はお気軽にお問合せください。
お客様の声からもっと売れるを見つけ出します。
「声」を収集するための設計からお手伝いいたします。

実用資格講座のご案内 感性マーケティング/基礎マーケティング/商品企画

最後に、「感性マーケティング」および「商品企画NeoP7システム」に関するスキルを習得いただける実用資格講座をご案内いたします。ご興味をお持ちの方は続けてお読みください。

◎「感性マーケティング」に関する実用資格講座のご案内

『感性マーケティング』を勉強してみませんか。↓ ↓ 必ず役立ちます。
感性マーケティングの実用資格講座『JMLAマーケティング解析士プロフェッショナル 感性』です。

JMLAマーケティング解析士プロフェッショナル感性_感性マーケティングの実用資格講座_定性データを定量的に分析し戦略立案を行う力を養います_日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)主催

「データ分析・感性データ分析」と「マーケティング戦略」を結び付けられる力は、基礎マーケティングを理解できているかがとても重要になります。3C、4P、STP、SWOT、5F、PESTといった基本のフレームワークは使いこなせていますか? 戦略を考える立場を目指す方にとってはマストの思考です。ちょっと自信ないかなと思う方はご覧になってみてはいかがでしょうか。↓ ↓ 必ず役立ちます。

基礎マーケティングの実用資格講座『JMLAベーシックパスポート』です。

JMLAベーシックパスポート_基礎マーケティングの実用資格講座_戦略策定に役立つ_日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)主催

まずは「無料WEBセミナー」からという方はこちら↓↓「感性マーケティング」の事例もお話し致します!

感性マーケティングと基礎マーケティングに関するJMLA無料WEBセミナー_JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)主催

◎「商品企画NeoP7システム」に関する実用資格講座のご案内

続いて、「商品企画NeoP7システム」に関する実用資格講座のご紹介です。

「もっと良い商品企画プロセスにできないか、とお考えの方」、「今までと違うやり方をお探しの方」は必見です。「商品企画NeoP7システム」のスキルは資格講座「JMLA商品企画士プロフェッショナル」にて習得いただけます。

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『マーケティング・テクノロジーフェア東京2024』弊会講演内容のご紹介

今回は、2月21日にセミナー講演しました内容をご紹介いたします。

マーケティング・テクノロジーフェア東京2024 イベント開催概要

弊会は『マーケティング・テクノロジーフェア東京2024』を後援いたしました。
また、セミナー講演をいたしました。

「マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024(第12回)」と同時開催の「イーコマースフェア東京2024」のイベントロゴ、開催日時、会場の画像です。イベント公式サイト上部掲載画像より引用させていただきました画像です。

名称:マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024(第12回)

日時:2024年2月21日(水)・22日(木) 10:00-17:00

会場:東京ビッグサイト 東1ホール

同時開催:イーコマースフェア 東京 2024(第17回)

主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン(株)

イベント公式HP:https://www.tfm-japan.com/

[イベントプログラム]展示会、事例&ソリューションセミナー、基調講演、特別講演

マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024(第12回)を後援した企業を表すロゴが掲載された一部です。弊会(日本マーケティング・リテラシー協会)のロゴ(JMLA)も掲載されています。イベント公式サイトから引用させていただきました。

弊会講演内容のご紹介 
「感性マーケティング」から見えてくるもの。声から「深層心理」を分析する、顧客起点のマーケティング

最終的に講演には「総勢109名」にご参加をいただきました。

マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024(第12回)_講演風景写真です。イベント主催会社であるインフォーマ マーケッツ ジャパン(株)様よりご提供いただいた記録写真です。講演者:日本マーケティング・リテラシー協会・理事・堀内香枝

<講演概要>

「感性マーケティング」から見えてくるもの。
声から「深層心理」を分析する、顧客起点のマーケティング

  • 感性マーケティングとは
  • 感性とは
  • マーケティング3つの課題
  • 感性が経済価値を生む
  • 顧客を知る4種類のデータ
  • 定量情報と感性情報の関係性
  • 感性データの取得例
  • 感性マーケティング事例
<講演者>

一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)
理事
堀内 香枝

感性マーケティングとは

まず、「感性マーケティング」とは、人に寄り添うものづくり(サービス含む)から提供、顧客との長期的な関係づくりまで、仕組みをつくり事業の成果を持続的に実現することです。その活動の要所において「感性データ」や「定性データ」を活用してゆくことです。

感性とは

次に、感性とは、人間が外界からの刺激を感覚(五感など)で受容し処理し表現する能力のことです。

「感性をデータで収集する方法」はこちらをご参照ください:「感性とは、感性マーケティングとは」

◎感性マーケティング事例
ーマーケティング成果を創出するために感性データを活用した事例ー

事例の「感性データ」は、消費者アンケート(インターネット調査)に回答いただいたフリーアンサー(テキストデータ)、あるいは、取引先アンケートに回答いただいたフリーアンサー(テキストデータ)です。

1.「もっと広いターゲットに商品を受け入れてもらう」ための商品の「本質的価値」とは
2.POSデータからは見つからない新しいターゲットを発見する

ターゲット層が狭い場合は、特定のニーズに応じることにより成果を達成できますが、商品を変えずにターゲット層を拡大する場合は、商品の「本質的価値」をしっかり理解した上で、幅広いターゲット層へ伝達してゆく必要があります。「本質的価値」を把握する際に感性データを活用します。

既存顧客はPOSデータから把握できます。しかし、「商品はもっと売れるはず」と、新規ターゲット拡大を図りたい場合、現在はお店の前を通り過ぎているお客様を狙う必要があります。「新規ターゲット」を発見するために、アンケートのフリーアンサーを含むデータを活用します。

3.自社商品の「独自能力」と「付加価値」を見失わないために
4.広告コンテンツとニーズのギャップを埋めるために

自社商品の「独自能力」を正しく理解していないと、競合が価格戦略を仕掛けてきた際に、判断を誤るリスクが出ます。「付加価値」の高い商品を値下げしたらどうなるでしょう?客離れを引き推すリスクがあります。自社商品カテゴリーと競合する商品カテゴリーとのポジショニング分析に感性データを活用します。

テレビCMが購買に大きく影響する商品カテゴリーに関しては、テレビCM分析が有効です。テレビCMに投入する金額は競合他社と同じくらいの金額を投入しているのに、自社商品のシェアが上がらないということがあります。その場合は、コンテンツに問題があります。テレビCMは総合芸術ともいえます。五感分析を行うことで改善点を見出せます。

5.新規顧客獲得ルートを構築するために
6.有料観戦者数増加を目指すソフト面の戦略シナリオ策定のために

LTV(Life Time Value(ライフタイムバリュー):顧客生涯価値)を高めるために、顧客流入の導線を見直すことがあります。その場合、俯瞰的に把握することは戦略的な視点から非常に役立ちます。定量データと定性データを組み合わせて経路分析を行うことで深い洞察が得られます。

スポーツスタジアムのような大きな施設への集客、特に有料チケットを購入して来場してくださる顧客を増やしたい、そのような事例です。ハード面の改善は時期を見て大きな投資を行いますが、ソフト面の充実は日々改善できます。どのような改善が有料チケット購入につながるかについて「感性データ」の活用が有用です。

7.強みを知り組織を強化するための最適人材配置のために

BtoBビジネスの事例です。市場シェアが変化している(特に低下している)と感じた時点で、取引先企業様への顧客アンケートを行うことをお奨めします。ヘビー層から離反層まで、層別にご意見を聴きしっかり分析すると、自社の組織編制やバリューチェーン(価値連鎖)を見直すことができシェア拡大を目指せます。

以上が『マーケティング・テクノロジーフェア東京2024』にて弊会が講演させていただいた【「感性マーケティング」から見えてくるもの。声から「深層心理」を分析する、顧客起点のマーケティング】に関する内容のご紹介となります。

主催会社インフォーマ マーケッツ ジャパン(株)様にはお世話になりました

下記写真の左は、弊会を担当してくださった、主催会社インフォーマ マーケッツ ジャパン(株)の米田彩様です。最初から最後まで担当してくださり大変お世話になりました。

マーケティング・テクノロジーフェア東京2024のセミナー会場Gの前で撮影した記録写真です。弊会を担当してくださった米田様と弊会の講演者が写っています。

講演の際にお配りした/会場設置のチラシ2種はこちらからダウンロードいただけます

◎JMLAダウンロードチラシ1 
「感性マーケティングーもっと売りたい!と思っていませんか?」

「既存商品の売上向上」、「既存商品のシェアアップ」、「新規のユーザー・顧客獲得」を目指すために、「感性マーケティング」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

1.顧客ニーズを起点に、現状の課題把握をすることで顧客の期待を理解することができます。

2.訴求すべきターゲット層と彼らが感じる商品の価値を理解することで訴求コンテンツのコンセプトを策定することができます。

3.ターゲット層が目的(問い合わせ、申し込み、購入等)に到達するための最適なコミュニケーション経路を俯瞰的に把握することで、今後のコミュニケーション戦略の実行や見直しに役立てることができます。

4.事業に関わる社内キーパーソンの感性情報(定性情報)は自社の強みを再確認することにおいて非常に有用です。その感性情報を構造分析法を用いて分析することによって、自社の強みを活かした戦略を立案できます。

JMLAダウンロードチラシ1 感性マーケティング もっと売りたい!と思っていませんか? に関するイメージ画像です

◎JMLAダウンロードチラシ2 
「システマティックな商品企画NeoP7ー新商品開発に困っていませんか?」

次のような課題をお持ちの企業様に、お勧めです。

新商品企画・新商品開発のお悩みや課題
  • アイデアが出ない
  • 思い付きで開発している
  • 潜んだニーズが読めない
  • お客様に受け入れられるかわからない
  • システマティックにできない

不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。
お客様の声からもっと売れるを見つけ出します。

顧客の感性を分析し「もっと売れる!」を実現する感性マーケティング

最後に、「感性マーケティング」および「商品企画NeoP7システム」に関するスキルを習得いただける実用資格講座をご案内いたします。ご興味をお持ちの方は続けてお読みください。

◎「感性マーケティング」に関する実用資格講座のご案内

感性マーケティングは、企業側(つくり手)の思いだけではなく、顧客側(使い手)の価値観を理解する、共に創る「共創」という考え方が欠かせません。「共創」という考え方を実践すると「付加価値」が高まります。その「付加価値」が「経済価値」を生み出します。

感性が経済価値を生む_JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)編集図

一人一人違う顧客の感性を理解しながら適切に対応することにより、「もっと売れる!」を実現することが出来ます。商売繁盛をもたらすものが『感性マーケティング』です。

『感性マーケティング』を勉強してみませんか。↓ ↓ 必ず役立ちます。
感性マーケティングの実用資格講座『JMLAマーケティング解析士プロフェッショナル 感性』です。

JMLAマーケティング解析士プロフェッショナル感性_感性マーケティングの実用資格講座_定性データを定量的に分析し戦略立案を行う力を養います_日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)主催

「データ分析・感性データ分析」と「マーケティング戦略」を結び付けられる力は、基礎マーケティングを理解できているかがとても重要になります。3C、4P、STP、SWOT、5F、PESTといった基本のフレームワークは使いこなせていますか? 戦略を考える立場を目指す方にとってはマストの思考です。ちょっと自信ないかなと思う方はご覧になってみてはいかがでしょうか。↓ ↓ 必ず役立ちます。

基礎マーケティングの実用資格講座『JMLAベーシックパスポート』です。

JMLAベーシックパスポート_基礎マーケティングの実用資格講座_戦略策定に役立つ_日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)主催

まずは「無料WEBセミナー」からという方はこちら↓↓「感性マーケティング」の事例もお話し致します!

感性マーケティングと基礎マーケティングに関するJMLA無料WEBセミナー_JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)主催

◎「商品企画NeoP7システム」に関する実用資格講座のご案内

続いて、「商品企画NeoP7システム」に関する実用資格講座のご紹介です。

「もっと良い商品企画プロセスにできないか、とお考えの方」、「今までと違うやり方をお探しの方」は必見です。「商品企画NeoP7システム」のスキルは資格講座「JMLA商品企画士プロフェッショナル」にて習得いただけます。

商品企画NeoP7システム 「JMLA商品企画士プロフェッショナル」資格講座を見る
システマティックな商品企画法「Neo P7」_JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)_資格講座「JMLA商品企画士プロフェッショナル」へリンクします。

ご興味をお持ちの方は、「無料WEBセミナー」を開催しておりますので、お気軽にご参加ください! 実用資格講座「JMLA商品企画士プロフェッショナル」もご紹介します!

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