★感性マーケティングブログ★ビジネスに役立つ実践的な『マーケティング資格』5選

公開日:2017年10月19日最新更新日:2018年03月16日森田 広一

マーケティングにまつわるお話をしてきましたが、本当に理解するためには、やはりどこかで時間と費用をかけて学ぶことが必要です。

しかし、今世の中にはマーケティング関係のセミナーや資格講座が様々存在します。

そもそもマーケティングの定義が『顧客が求める商品やサービスを創出し、顧客が入手しやすく情報を伝え、顧客にその商品やサービスを入手してもらう活動』という、企業活動全体にわたるものだからです。

よって、今あるマーケティング資格も、ある業務に特化した内容を学べるものから、それらをすべて包括した知識を学べるものまで、幅広いということから、どれを学ぶべきかを混乱させ悩ませているのです。

そこで今回は、できるだけ判断しやすいようにと考え、【カテゴリーごとに】【実務で幅広く役立つ】という視点で選択したマーケティング資格をご紹介します。

 

デジタルマーケティングに関する資格

最初に、IT時代において急激に必要性が伸びてきたデジタルマーケティング系の資格について確認しておきましょう。

  • ウェブ解析士

一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が運営している資格取得講座です。

主に個人向けに開催されています。

ウェブマーケティングに必要なスキルは、単にアクセス解析の知識だけでなく、「観測すべきKPIの設定」「事業に則した現状分析および目標を達成するための計画立案」「プロジェクトのファシリテーション」等、多岐にわたる能力が求められています。

ウェブマーケティング、ウェブ解析に関する基礎知識を習得、共通の用語認識の基に、営業・制作・開発・社内ウェブマスター業務等の遂行・業務効率化を可能にすることを目指す講座です。

具体的には、

*KPI(重要業績評価指標)の設定とウェブマーケティング計画の設計・立案(事業目的に対して適切な計画)

*時系列分析のセオリー、ウェブ解析の基準値、業務設計(業務効率化による事業収益化促進)

*分析結果のコメント・アドバイス方法(課題抽出と改善策、事業成果に繋げる提案ポイント)

等が学べるカリキュラムとなっています。

 

  • Webアナリスト検定

一般社団法人日本Web協会(JWA)が運営しており、企業向け団体受講と個人向けの2パターンで開催されています。

データを基にした分析改善提案など、成果を出すための基礎及び実務・実践スキルを会得できる資格講座です。

初めての人でも体系的に学べることを前提に、「Google Analytics」が受講後すぐに活用できるようになります。

*Webサイトのアクセス解析のデータ、市場動向、トレンド等、さまざまなマーケティング情報を分析し、企業の業績向上に導いていく役割を果たすことのできる人材を「Webアナリスト」と定義しています。

*アクセスログ解析は、分析ツールの出力結果を眺めていても、何も発見できません。何かを読み取るには、データの整理と視点にコツがあります。

Webアナリスト検定講座では、ユーザーフローに沿ったデータ分析の考え方を基軸に、集客/回遊/コンバージョン/リピートに分けて、分析のポイントを解説しています。

*5時間/1日で構成しています。短時間の講義で実践で役に立つ、分析の具体的な方法や手順、考え方を中心に学ぶことができます。

*Webコンサルタントの養成講座ではない、また、ツールの使い方やテクニックのみに着目しない、 Webアナリストの養成を目指していることが他の講座と異なる特徴です

伝統的マーケティングに関わる資格

次に伝統的マーケティングに関わる資格をご紹介しておきます。

企業活動全般に関わる知識を習得するため、時間と労力がかかる資格ですが、国家資格であったりしますので、ご自分の将来ビジョンと照らし合わせて検討するのは良いと思います。

  • MBA

MBAとは、Master of Business Administrationの略です。 一般に「ビジネススクール」と呼ばれる経営学の大学院(修士課程)修了者に与えられる学位のことを指します。 ビジネススクールで提供されるプログラムは、マーケティング、ファイナンス、人的資源管理など経営実務に必要な幅広い専門知識と論理的思考力などのスキルを身につけることができます。 教育方法としては、実際の企業事例を素材にディスカッション中心で授業を行い、「ケースメソッド」と呼ばれる手法を採用している大学院が多いのが特色といえます。 MBAを取得するためには、以前は欧米へ留学するのが一般的でしたが、最近では日本国内の大学院のMBAプログラムも充実しています。 夜間開講、通信教育など受講形態も多様化してきているようです。

 

  • 中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。  中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。  中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。

国家資格だけに、試験も1次試験、2次試験があり、学ぶ範疇も企業活動全般に関わる内容となっており、更に以下の登録要件があります。

中小企業診断士として登録を受けるには、以下のいずれかの登録要件を満たす必要がある。

*中小企業診断士第2次試験に合格した後3年以内に、実務従事要件を満たすか、登録実務補習機関における実務補習(15日間)を受講し修了すること。

*中小企業診断士第1次試験に合格した年度及びその翌年度に、独立行政法人中小企業基盤整備機構中小企業大学校又は登録養成機関が開講する中小企業診断士養成課程の受講を開始し、修了すること。

2015年7月現在の登録実務補習機関は、一般社団法人中小企業診断協会です。

 

『感性マーケティング』に関わる資格

最後に、世の中がどのように変化しようがマーケティングを考え、実行する際に不変の『顧客の望むものを把握する』『顧客に正しく情報を届ける』ために必要な、『生活者の感性を掴む』マーケティング資格を紹介しておきます。

 

2018年4月からの新しい資格講座体系になりました!

>マーケティング・リテラシー協会 新資格講座体系

 

 

  • マーケティング解析士

一般社団法人日本マーケティング・リテラシー協会が運営している資格取得講座です。

テクノロジーが発達し、人々がネットでつながっている現代においては、オンラインとオフラインの両方で企業と顧客がつながり、『共創価値』を創出していくことが重要です。

その為には、顧客の『感性』を分析することが必須となります。

『感性』とは、人間が『五感』によって外界からの刺激を判断する能力です。

人は『感性』によって、生活における様々な事柄(なんの為に、何を購入し、どのような実現価値を得るか)を判断しているのです。

マーケティング解析士講座は、顧客の『感性情報』をどのようにして入手し、分析し、戦略シナリオを策定するかという一連の流れを体系的に学べる講座です。特に、上級講座では、定量情報と感性(定性)情報を組み合わせた分析の体系的なメソッドを学び、【データ分析力+シナリオデザイン力】の2つの能力を併せ持った“ハイブリッド人材”育成を主眼としています。

 

マーケティング解析士初級

  • 事例を交え体系的に学びながら、マーケティング理論を、実務で活用するための知識と実践力を身に着けます
  • マーケティングに関わる全ての人に、「感性マーケティング」の重要性を理解していただくための基礎講座です。

 

習得できるスキル

・マーケティング理論を実務で使いこなすための体系的に整理された基礎知識を習得できる。

・マーケティング理論を実務で活用できる実践力が身につく。

・「感性マーケティング」の基本概念とアプローチ方法を習得できる。

マーケティング解析士上級  

  • 「顧客価値」を正しく把握し、「新しい価値創造」や「ビジネス機会創造」を実現できるスキルを身につけられる講座です。
  • ビッグデータ時代において、「定量情報と感性(定性)情報」を組み合わせた分析力を身につけ、シナリオデザインまでできるハイブリッド人材を育成します。
  • マーケティングに関わる全ての人に、「感性マーケティング」の実践力を習得していただくための講座です。

 

習得できるスキル

・感性(定性)データの分析スキル。

・定量データ×感性(定性)データ分析から、戦略に結び付けるノウハウ。

・顧客の課題を抽出し解決できるスキル。

・「新しい顧客価値の発見」や「ビジネスチャンスの創造」ができるスキル。

・「感性マーケティング」の実践力。

 

*―*―*―*―*―*

以上、ビジネスに役立つマーケティング資格に関してご紹介しました。このほかにも様々なマーケティング資格がありますが、ご自分の目指す姿、現状の課題により必要な資格をよく吟味して受講してください。それぞれ特徴があり、カバー範囲が違いますから、余裕があれば、いくつか組み合わせて受講するのもお勧めです。

実際に、JMLAのマーケティング資格を受講される方の中には、デジタルマーケティング系の資格と両方受講されている人も多くいらっしゃいます。

皆様が、マーケティングをより深く理解し、実務で使いこなせるようになることを祈念します。

 

JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)では、「消費者や顧客の感性価値」をどのようにデータ収集し、分析し、戦略に結び付けるかというフレームと実行手順をお教えしています。ですから、受講したらすぐに実務で活用できます。

是非、マーケティング解析士講座を受講してください。
マーケティング解析士こちら

 

4月からの新しいセミナーのご紹介です!

>マーケティング・リテラシー協会 新資格講座体系

 

The following two tabs change content below.
広告代理店でマーケティング戦略立案、コンサルティングファームでデータ分析や各種のコンサルティング業務を経験。そこで培われたノウハウを元に人間の「感性」を紐解く独自の分析手法を確立し、そのノウハウを広く世の中に伝えるべく、一般社団法人日本マーケティング・リテラシー協会を設立。目に見えない消費者の深層心理「感性」を数値化し分析することにより、消費者や企業の隠れた欲求を解明し、各種提案やマーケティング戦略立案に役立てる分析体系を教える講座を開設。現在、様々な業種、職種の受講者から評価を得て、大手コンサルティング企業などの昇格必須講座としても認定されている。同時に各種企業のマーケティング・コンサルタントとしても活動中で、現代企業の悩み解決の実質的なサポート活動も継続している。