ハリー・ポッターとブランディング~熱の持続~

公開日:2023年06月20日最新更新日:2023年07月16日堀内香枝

6月16日、「メイキング・オブ・ハリー・ポッター」スタジオツアーがオープンしましたね。

長年親しまれた東京都・練馬区「豊島園」跡地に何が出来るのか話題になってから、既に3年がたちますが、世界で2番目というハリーポッターのエンターテイメント施設が登場し、活性化するのは地元にとっても、ハリポタファンにとっても喜ばしいことですね。

       

YouTube「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京公式」より

       

 

では、そもそもハリーポッター映画を製作した「ワーナー ブラザース」にとって、スタジオツアーは、どのような意味を持つのか、ブランディングという視点からマーケッターとして学ぶべき点を探っていきたいと思います。

     

このようなことを考えている方・探している方に役立ちます。

  • ブランディングとは何なのかを学びたい
  • ブランディングという言葉は知っているが具体的に何をすればよいのか
  • 具体的な事例を基にブランディング知識を深めたい

             

ブランディングとは

「ブランド」という言葉は、牛などの家畜に焼印をつける「Brandr(古ノルド語)」が語源だと言われています。自分の家畜と他人の家畜を間違えないよう焼き印を押して他人の所有する牛と識別できるようにしたのがブランドの始まりです。

     

   

そこから時代と共に、品質保証や、価値観やテイストによる差別化へと、ブランドの重要性は高まっていき、ブランドの無形資産という視点によりブランディングという概念へ進化したのです。

つまり、ブランディングとは、自社の独自性を社会に発信し、自社の存在意義を高める企業活動のことです。

     

ブランディングの目的

ブランド戦略を的確に継続的に行うことにより、ブランドの価値が向上します。

その価値を=「企業のブランド力」=「資産」として捉える考え方が「ブランドエクィティ」です。

        

「ブランドエクィティ(Brand Equity)」=「ブランド資産価値」

          

「ブランドエクイティ」が向上すると、様々なメリットが生まれます。

*知名度により、顧客が安心できる
*良いイメージにより、顧客が優越感を抱ける
*リピーターにより売上が伸びる
*アライアンス機会の増大
*価格競争をしなくてよくなる
*社員の満足度が高まる
*ビジネスの安定につながる

これらのメリットが積み重なることにより、究極的には、「企業が利益を生み出す力」が身につくのです。

      

ワーナー ブラザースの戦略

映画を製作し、供給する企業としては、映画自体がヒットしてくれることはもちろんですが、作品が長く愛され、映画以外のコンテンツでも収益を上げられることが望ましい姿です。

      

 

日本でも、古くから「仮面ライダー」や「ゴジラ」「ガンダム」「宇宙戦艦ヤマト」などアニメやヒーロー物語などでそのキャラクターグッズなどが多く売れ続け、映画会社の貴重な収益源となっていることを考えると納得されるでしょう。

しかし、そこにたどり着くには大きな問題が控えています。それは、日本人は熱しやすく冷めやすいという性格を持っていることです。

ワーナー ブラザースにとって日本の市場はアメリカに次ぐ大きな市場ですが、そう簡単に次から次へとシリーズものの新作を供給し続けることはできません。
そこで考えられたのがファンと作品のタッチポイントを増やし、様々な形でハリー・ポッターの世界を思い出し続けてもらう仕組みづくりです。

2014年にオープンした、ユニバーサルスタジオジャパンのウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターがその先駆けです。
その好影響により、2016年から公開されているファンタスティック・ビーストシリーズの大ヒットが生まれたといっても過言ではないでしょう。
その後も、イベントや舞台、ゲームなど様々な形でタッチポイントを増やし、ファンとの絆を強化し、新しいファンも獲得していきました。

そして満を持して登場したのが、「メイキング・オブ・ハリー・ポッター」スタジオツアーでした。
ワーナー ブラザースの狙い通り、オープン前から様々なメディアによって紹介され、大変な期待感を持つこととなり、多くの人々を惹きつけることに成功しています。

             

まとめ~ブランド資産価値を高めることは収益向上に貢献する~

ワーナー ブラザースのハリー・ポッターに関する展開は、まさしくブランディング活動です。

ハリー・ポッターの魅力や独自性を様々な媒体により発信し、顧客との関係性を深め、新規顧客も獲得し、更には協力会社や地域社会とも良い関係性を築くことに成功しています。
今後ハリー・ポッターに関するビジネスでワーナー ブラザースは収益を向上させていくことでしょう。

    

     

自社の企業価値を目指すために、ブランディングの知識と実務スキルを学ぶことはマーケッターとして必須だと言えます。

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女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。