SDGsとマーケティング

2019年06月22日堀内香枝

国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」

最近、中小企業にも「SDGs」が浸透し始めてきたと感じます。

政府発表の『拡大版SDGsアクションプラン2019(令和元年6月)』にも、
冒頭『SDGs実施方針』の中に、
Ⅰ.SDGsと連動する「Society5.0」の推進」第二項目に
「中小企業のSDGs取組強化のための関係団体・地域、金融機関との連携を強化」とあります。

自社で取り組めることは何だろうか?

17のゴールと169のターゲット、そして169のターゲットを更に具体的にした244の指標
(総務省 持続可能な開発目標(SDGs)2019年4月更新 指標外務省仮訳
は、Excel版かPDF版をダウンロードすると確認できます。

小規模・零細企業において、SDGsの取組みは2つの方向で考えることができると思います。
一つは、自社で取り組めることから始める。
もう一つは、既に取り組んでいる企業の商品やサービスを利用することで、間接的に自社も取り組みに参画する。

自社がこれまで当たり前のこととして取り組んできたことを、SDGsの枠組みにあてはめて見える化すると、今後10年の経営や事業戦略を更新することに繋がるかもしれません。

ロゴは使えるの?

SDGsのロゴは、「SDGs ロゴ」で検索すると、「SDGsのロゴ|国際連合広報センター」が上位表示されます。

アクセスすると、ダウンロード用のロゴが用意されていますが、ロゴの使用は、同じサイト内からダウンロードできるガイドラインに沿って使用する必要があり、下記のように記載されています。

「各国政府や政府間機関、非営利組織、民間セクターを含め、国連システム以外の主体は、以下に定める要件に従い、かつ、各主体が必要書類を提出することを条件に、SDGsロゴ(国連エンブレムのないバージョン2)と17のSDGsアイコンを使用できる。」

問い合わせと許可
United Nations Department of Public Information
United Nations, S-1018, New York, NY 10017, USA
メールアドレス:SDGpermissions@un.org

NY国連広報へ書類を提出する必要があると記載されており、ハードルがグッと上がりましたが、他に解説しているサイトを探すと、「SDGsジャーナル」というサイトが見つかり、こちらでは、中小企業目線でロゴの使用方法を丁寧に解説してくれていました。

2019年最新版|SDGs 公式ロゴ使用法」が非常に読みやすく書かれていますので、社内に専門部署がないという企業様で、ロゴについてこれから情報を探すという方は、お読みになると良いと思います。

【アニメでわかる!SDGsロゴ使用法】
「SDGsロゴ|ロゴって使用許可が必要なの?」「SDGsロゴ|デザインて変えてもいいの?」

日本の中小企業とSDGsの共通性

近代入ってきた欧米型の株主資本主義による短期的利益追求に歪みが出始め、SDGsの考え方に転換しています。

SDGsの考え方は、思い返してみれば、日本の近江商人たちが実践していたことですよね。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」。
「利益だけではなく道徳も大切にしよう」という日本型の経営です。

目に見えない資産を長期に渡って築く、地域との関係、自然との関係、等
まさに、持続可能な社会を長期に渡って築く経営は、中小企業が元々行っていた日本型の経営ではないでしょうか。

すでに行ってきた取り組みに自信を持ち、世界共通のSDGsという枠組みを意識しながら、積極的に自社の強みを発信することが大切ではないでしょうか。

マーケティングの分析フレーム3Cも、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の思想を取り入れると、日本型経営の原点に戻る気がします。まさに、日本人の感性を取り込んだ経営といえますね。

経営を具体的に実行するのはマーケティングです。
日本型マーケティング、感性を取り込んだマーケティングにご興味を持たれた方は、こちらもご覧ください。
『JMLAベーシックパスポート』(基礎マーケティング)
『マーケティング解析士プロフェッショナル 感性』(感性マーケティング)
『事業支援』(マーケティングサポート)

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堀内香枝
女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。