Neo P7「アンケート調査」のポイント1

2020年06月05日堀内香枝

NeoP7「アンケート調査」の3つのポイントを前回挙げました。
本日はポイント1について、特に大事な、目的と対象者についてご説明したいと思います。

アンケート調査の目的を設定する

調査を実施する際、最も大事なことは、目的を設定することです。

無目的に調査を実施すると、得られた回答データに振り回されてしまいます。
結果、何にも役立てられなくなります。

ここでは仮に、園芸店が「ベランダガーデニング」の新しい商品・サービスを企画するという設定にします。

調査目的を、具体的な新商品のコンセプト設計を行うために、「花のある居心地の良いベランダ」の商品仮説案(複数案)をターゲット層に客観的に評価してもらい、どの案がどの程度良いか悪いかを確認することを調査目的とします。

調査する対象者を決める

自分たちがつくるアンケートを誰に回答してもらいたいのか、調査の対象者を間違えると、調査データを何にも役立てられないものになってしまいます。

ここでは、「ベランダガーデニング」の新商品を定量評価することが目的です。
にもかかわらず、ベランダの無い家にお住まいの方や、戸建て住宅の庭でガーデニングを楽しんでいるのでベランダガーデニングに興味がない方など、アンケートの質問に回答できない人に聴いても意味がありません。

アンケート調査(質問法)の利点は、SNSのように発言を傾聴する姿勢ではなく、目的に沿って聴きたい人に聴きたいことを質問できる点です。

そこで、調査対象を、「自宅にベランダがあり、居心地の良い空間に工夫してみたいと思っている人」に設定します。

調査の対象者を抽出するスクリーニング

調査対象者を、「自宅にベランダがあり、居心地の良い空間に工夫してみたいと思っている人」に設定しました。

対象となる人はどこにいるのでしょう?
知り合いをあたるのでしょうか?

いえいえ、それは大変です。

調査に回答してくれる人を「モニター」と呼びますが、その「モニター」を何十万~何百万と保有している調査会社さんに調査を依頼するのです。
調査設計はご自身で行い ⇒ アンケート票を配布して回収してデータ化する業務を調査会社さんに依頼します。
アンケート票を配布して回収してデータ化する部分は、現在は、インターネット調査が費用と日数の観点からお勧めです。

インターネット調査に関して調査会社さんへの依頼方法がわからない場合は、お気軽にご相談ください。当会は調査会社ではありませんが、実務で調査を実施しておりますのでご案内を差し上げることができます。

「モニター」に代わる、「会員」をお持ちの企業様は、おそらく普段から「会員」アンケートをおとりになっているのではと思います。

少し横道にそれましたので戻ります。

調査の対象者を抽出するために、調査を2段階に分けます。
最初のステップで「スクリーニング」という事前調査を行います。
目的は、調査の対象者を抽出するための調査です。

ステップ2が、本調査です。
調査目的に沿って、調査対象者に、設計した設問に回答してもらう調査を実施します。

このように事前調査⇒本調査の2ステップで調査を実施します。

本日は、アンケート調査のポイント1、調査は目的と対象者を決めることが大切であることをお伝えしました。
次回は、アンケート調査のポイント3「適切な分析方法」をご説明していと思います。

 

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堀内香枝
女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。