森田 広一 のすべての投稿

森田 広一 について

広告代理店でマーケティング戦略立案、コンサルティングファームでデータ分析や各種のコンサルティング業務を経験。そこで培われたノウハウを元に人間の「感性」を紐解く独自の分析手法を確立し、そのノウハウを広く世の中に伝えるべく、一般社団法人日本マーケティング・リテラシー協会を設立。目に見えない消費者の深層心理「感性」を数値化し分析することにより、消費者や企業の隠れた欲求を解明し、各種提案やマーケティング戦略立案に役立てる分析体系を教える講座を開設。現在、様々な業種、職種の受講者から評価を得て、大手コンサルティング企業などの昇格必須講座としても認定されている。同時に各種企業のマーケティング・コンサルタントとしても活動中で、現代企業の悩み解決の実質的なサポート活動も継続している。

★感性マーケティンブログ★ 『社員の定着率が低いのには訳がある。』

今、日本は人口が減少し、当然就業人口も減少している。そんな中、企業としては、いかに優秀な人材を確保するかということが命題になっています。

しかし、現状は優秀な人材を採用できても、定着してくれないという第2弾の課題に悩まされているはずです。

何故定着してくれないのか?

そこには多くの場合、共通した要因が潜んでいることが多いのです。

「社員の定着率が悪いのには訳がある。」のです。

定着を進めることで、募集・採用費用の低減だけでなく、企業の活性化も図れるのです。

 

「現在、社員の定着率が低いことに悩む企業は多い。」

現在、中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割もが就職3年以内に離職しているそうです。

募集・採用費用や、教育研修費用を考えると、企業にとって経費ロスですね。

それよりなにより、将来に向けて大切な人材を失ってしまうのですから、大きな痛手ということになります。

つまり、社員の定着率を向上させることは、募集・採用の費用を低減させることだけでなく、企業の将来を左右する大きな要因と言えます。

では、何故定着率が低くなってしまうのでしょうか?

少子化が進み、失業率も低下する現在、フリーターやニートに進む若者も多く、採用難に悩む企業はいろいろな手立てを考えて対応しているはずですが、目先の対応に終始していることが多いのです。

ちなみに中小企業は大企業に比べて社員の定着率は低く、中小企業だけの離職率は14%にのぼります。また、新卒採用社員の定着率でも、入社から10年で大企業は7割の社員が残っているのに対して、中小企業は5割に満たない状況です。

産業構造が変化し、若者の考え方も変化しています。そんな若者の真のニーズにこたえない限り、定着率の向上は望めません。

 

現場の空回り

では、現場で何が起こっているのでしょうか。

それは、

1、「コミュニケーション力の欠如」

2、「仕事の体系化ができていない」

ことに起因することが大半です。

日本人はそもそもコミュニケーション力が低いと言われてきました。それは同じ島国に住む単一民族同士、お互い考えていることはほぼ同じで分かり合えるという前提が存在したからです。

しかし、現代社会は産業構造も変化し、情報量も莫大になっています。一人一人の価値観も異なります。

人とのコミュニケーションが重要となっているのです。

このように書くと、価値観の違う人間にそれぞれ対応しなくてはいけないのかとむずかしく感じてしまうかもしれませんね。

でも、大丈夫です。

何故なら、人間が働くということから得る満足というのは、ほぼ共通したものであるからです。

それは、

  1. 働きやすさ
  2. 処遇の納得度
  3. 安心できるコミュニケーション
  4. 参加・参画意識
  5. やりがい
  6. 自己成長

の6つです。

この6つのことを適切に実行出来れば、社員の定着率は向上するのですが、多くの企業の場合、①②には、とても気を使っているのだが、③以降ができていないことが多いのです。

今の若者は、ゲームやスマホの影響で直接的コミュニケーションをとることが苦手だと言われています。更に、自分が成長する要因は、周りが与えてくれる環境に慣れて育ってしまっています。

つまり、

「社員が安心できるコミュニケーション環境」の整備

「自分は何のために仕事をしていて、どのように成長できるのかを認識できる」仕組みづくりが必要なのです。

 

「安心」「やりがい」「自己成長」がキーワード

「安心できるコミュニケーション」とは、どのようなことでしょう。

一番大切なのは、「あいさつ」です。それも上司から積極的に「おはようございます。」や「お疲れさまです。」と声をかけることです。

え、そんなこと?と思われるかもしれませんが、人間自分を無視されることが一番嫌なことです。

上司から声をかけられることにより、「自分の存在を認めてくれている。」という安心感が生まれるのです。

それと、情報の共有化です。ITの発達で様々な情報が共有できる世の中です。そんな社会になれている若者は、社内の情報が共有されないということは、自分がその社会から外されているような不満感を持ってしまうのです。重要機密事項以外は、社員全員が情報を共有できる仕組みを作りましょう。

掲示板でも、会議でも、社内イントラでも何でも構わないのです。

更にできれば、メンター制度という、社内に相談者を置くことも有効です。

 

そして、「やりがい」と「自己成長」です。

「やりたい仕事」「やりがいのある仕事」を好むのも、若者の特長です。

「自分が何のためにこの仕事をしているのか。」「そしてそのことはどんなことに役立っているのか。」ということをしっかり認識できるようにしてあげることが必要です。

更に、仕事を通じて自分がどのように成長できるのかという将来像を示してあげることも重要です。

その為には、会社として仕事の体系化ができていないといけないことになります。一つ一つの仕事が、どのような体系の下組み立てられているのか。それは社会のどんなことに役立っているのかを会社として、部署として明確にしておかなければいけません。

これは、マーケティングの体系化に他なりません。

どのような目的のために、どのような業務が体系化され、実行されているのか。仕事の一つ一つの持つ意味をしっかりと整理しておくことが、生産効率を向上するだけでなく、社員の定着率を向上させることにも役立つのです。

JMLAの提供する講座

ここまで読んで、更に具体的に解決方法を学びたいと思った方は、是非、日本マーケティング・リテラシー協会が開催する講座にご参加ください。

日本マーケティング・リテラシー協会では、マーケティング活動の質を大幅に向上させる講座を、3レベル6講座に拡充しました。

現在のお悩みに合致する講座を選択してください。

『ヒューマンコミュニケーション』資格講座

積極的に自分の考えを人に伝えられるようになります。

『アナリスト』資格講座

数字を扱うことに抵抗がなくなり、定量分析を行えるようになります。

『セールス』資格講座

自信を持ってB2Bの販売を行うことができるようになります。

『商品企画士』資格講座

確実に売れる商品を生み出せる確信を持てるようになります。

『感性(KANSEI)』資格講座

自信を持って「定量+定性」データをマーケティングに活かせるようになります。

『ベーシックパスポート』資格講座

マーケティング理論を「知識を持っている」から「使いこなせる」ようになります。

 

JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)では、

「人間の感性」をマーケティングに活用することに軸足を置き、

学んだらすぐに実務に活用できる本質をお伝えすることをモットーに

資格講座を企画運営しています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

★感性マーケティンブログ★『マーケティングって、面白くて役に立つんだヨ!』

現在、世の中でマーケティングの重要性に対する認識が高まっていることを感じます。
しかし一方、マーケティングというものはなんだかよくわからないし、そもそも小難しく役に立つのかわからない。という意見も垣間見え隠れします。
それって、食わず嫌いの一種だと思うので、今回はマーケティングの面白さと有効性についてお話ししたいと思います。

 

「企業が売れる仕組みを作って利益を上げる」これがマーケティングの目的です。

まず、マーケティングの目的を正しく理解していない方が多いのだと感じています。
「マーケティングって何ですか?」と問うと、
「商品開発です。」とか「広告宣伝です。」とか、或いは、「企業活動全般です。」など、狭義にも広義にも答えが返ってきます。
「マーケティングの目的って、何でしょうか?」と問うと、
ほとんどの場合、「・・・・・」と、回答を得られないことがほとんどです。

マーケティングの目的は、「売れる仕組みを作って利益を上げること」です。
つまり、マーケティングは、どんな企業もその考え方を企業活動の中に組み込むべきなのです。

 

マーケティングを推進する中で登場するさまざまなシーン

〇数字で事実を把握する

ご自分の会社の商品で何が一番売れているかを把握するには、売上を確認しますね。
世の中のタレントで誰が人気№1なのかを知るには、投票数を確認しますね。

もう少し込み入ったデータ間の関係性を把握しようとするときは分析が必要です。
分析と聞くと、数学、統計、、、、「難しそう」と思う方もいらっしゃると思いますが、分析目的と基礎体系の知識を持っていると、ツールやパソコンが分析してくれますので、とても便利な時代です。

〇取引先企業に商品やサービスを販売する

営業のAさんは、提案~交渉~販売~アフターフォローをスムーズに進めるのに、営業のBさんは、どうもこうも進まない。
違いは何だと思いますか?

Aさんの頭の中を分解すると、〔営業+マーケティング〕思考でした。
具体的には?
体系立ててステップを踏んで活動を行っています。
科学的というと逆に難しく考えてしまうでしょうか。

〇新商品を生み出し続ける

企業は、商品やサービスを提供し、顧客とつながっています。
顧客は常に新しいサプライズを期待しているので、企業は新商品や新サービスを提供し続けなければなりませんね。

KKD(経験と勘と度胸)や一人のヒットメーカーに任せているというケースも多いのではないでしょうか。
実は商品企画も、右脳と左脳の両輪で体系立てた商品企画のステップを踏むと、 誰にでもヒット商品を生み出す確率を上げることができますよ。

〇顧客の行動予測をする

とてもよく売れていた商品が突然売れなくなる。売れている商品と同じようなものを作ったが売れない。
そんな経験をされた方は多いと思います。
顧客の考え方を理解したり、行動を予測することは難しいですね。

しかし、人間は感性により物事を判断し行動します。
人間の感性を理解できれば、行動の予測ができることになります。
人の感性を知って分析する方法は、誰でも身に着けることができるのですよ。

〇相手とコミュニケーションをとる

仕事をする上で「人と関わらない」という方はいらっしゃらないでしょう。
「赤字の原因は社員のコミュニケーションの悪さだった」という話を実際に聞いたことがあります。
近年は「生産性向上」という言葉をよく見聞きしますよね。

抽象的に聞こえるコミュニケーションですが、本質を知り基本体系を身に着けると、仕事上のコミュニケーションが円滑になり、能率が大幅に向上します。

あなたの周囲にこんな人いませんか?
なんでこんな短期間にこれだけの仕事ができるんだろう?
あの人は人に仕事を頼むのが上手だな
あの人は仕事を簡単そうにこなしているように見える
こんな人になりたい!

 

JMLAの3レベル8講座

ここまで読んでくださった方は、だんだんワクワクしてきていると思います。

日本マーケティング・リテラシー協会では、マーケティング活動の質を大幅に向上させる講座を、これまでの2種類から、より充実したものとするべく、3レベル8講座に拡充しました。

『アナリスト』資格講座
数字を扱うことに抵抗がなくなり、定量分析を行えるようになります。

『セールス』資格講座
自信を持ってB2Bの販売を行うことができるようになります。

『商品企画士』資格講座
確実に売れる商品を生み出せる確信を持てるようになります。

『感性(KANSEI)』資格講座
自信を持って「定量+定性」データをマーケティングに活かせるようになります。

『ヒューマンコミュニケーション』資格講座
積極的に自分の考えを人に伝えられるようになります。

『ベーシックパスポート』資格講座
マーケティング理論を「知識を持っている」から「使いこなせる」ようになります。

JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)では、「人間の感性」をマーケティングに活用することに軸足を置き、学んだらすぐに実務に活用できる本質をお伝えすることをモットーに資格講座を企画運営しています。
JMLAの協会概要など詳細は、こちらをご覧ください。

★感性マーケティンブログ★『STP』によるニッチ戦略は、中小企業成功の秘訣。

ファッション市場で、1万円のバレエシューズが売れているそうです。

靴としては高くもなく、安くもなくという価格と感じ、なぜ売れているのか気になったので、少し調べてみました。

するとそこには、中小企業成功の秘密が隠されていました。

 

マーケティングの基本、市場の実態を把握する

国内市場において、バレエシューズは4,000円以下のものが主流であり、靴としての質はあまり評価できるものではなかったそうです。

あくまでファッションアイテムの一つとして取り扱われていたのです。

フランスからの輸入商品では、高級なブランドもあったそうですが、こちらは4万円前後と一気に高級品になってしまいます。質はいいんだがちょっとね。ということになるのでしょう。

バレエシューズというものは、女性のファッショングッズとしては定番商品ということですが、専門的に取り扱う企業がなく、サブ商品としてラインナップされているという位置づけだったことにより、あまり重視されず、そのような存在になってしまっていたそうです。

つまり、世の中に、質が良くて、そこそこの価格のバレエシューズが存在しなかったということです。

そこに目を付けたのが、当該企業のオーナー社長でした。

 

『STP』による専門特化の戦略

かき氷というスイーツを専門店として取り扱いバカ売れしているお店があるように、バレエシューズを専門店として取り扱えば売れるはずだという視点により、事業化を考えたそうです。

ただし、事業化するに際しては、マーケティングのセオリーである市場規模の推定ということをしっかりと行ったそうです。

つまり、『STP』の実行です。

【S:Segmentation】バレエシューズ市場を価格帯で細分化し

【T:Targeting】1万円前後という価格帯市場を選択し

【P:Positioning】自社をバレエシューズ専門店と位置づけし、質の良さを強調する

市場をよく観察し、自社が取り組めて、可能性のある市場を開拓する。

マーケティングの基本です。

 

『STP』によるニッチ戦略は、中小企業成功の秘訣。

企業というものは、とかく大きな市場で自社の商品を何とか売り込みたいと考えがちですが、大きな市場にはたくさんの競合がひしめき合っていて、レッドオーシャン状態です。

それよりも、自社の強みを生かしたブルーオーシャン市場を見つけて、優雅に戦略展開する方が、よっぽどいいですよね。

特に企業体力のない中小企業の皆様には、お勧めです。

今では、「〆のパフェ」ですかね。これからしばらくはブームになりそうですものね。

マーケティングってやっぱり大事ですね。

 

4月から、JMLAでは、カリキュラムを増やし、『ヒューマン・コミュニケーション講座』も開設します。そのほかにも、B2B向けの『セールス講座』や分析の基本が学べる『アナリスト講座』なども開設します。もちろん従来の定量データと定性データを併せて戦略に活用する『KANSEI(感性)講座』もパワーアップして登場します。

4月からの新しいセミナーのご紹介です!
日本マーケティング・リテラシー協会 新資格講座体系

日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)は、日本で唯一の『感性マーケティング』を教え、実行できる人材を育成する団体です。

「顧客の感性価値」をどのようにデータ収集し、分析し、戦略に結び付けるかというフレームと実行手順をお教えしています。戦略目標達成のためのマーケティングタスクをどのように進めていけばよいのかが、明確に理解できます。ですから、受講したらすぐに実務で活用できます。

現代社会においては、必須のマーケティングプログラムです。是非ご参加ください。

お問い合わせはこちら

★感性マーケティングブログ★ LDHが支持を集める理由は「クレド」。

「LDHが支持を集める理由」という記事を読んだのですが、その理由が最近の仕事とつながっていたので、少しばかり書かせていただきます。

徹底した謙虚さと礼儀と礼節。

EXILEのリーダーHIROが設立したLDH JAPANは、今年で15周年を迎えるそうですが、ここ数年の間に『三代目J Soul Brothers』をはじめ数多くのアーティストを輩出していますね。

何より感心するのは、それら多くのアーティストたちが一様に「謙虚で礼儀正しく礼節を保っている」ことです。

若いときは、人気が出るとついつい有頂天になって自分を見失い、横柄な態度をとってしまったりするものですが、彼らからはそのようなことが微塵も感じられません。終始礼儀正しいのです。

これは、事務所がというより、LDHという集団が持つ理念のようなもののおかげだと思います。

つまり、HIROという人間が持つ『創業者精神』により培われたブランド力だと言えますね。

 

ブランディングに重要なコミュニケーション力

現代のように物が飽和している社会では、企業が競争に勝ち抜いていくためにはブランド力が重要となっています。

ブランド力を上げるためには、「対外的PR力、提案力」が必要ですが、更に「顧客とのコミュニケーション力」がとても重要な要素です。

しかし一方で、現代社会人に一番欠けているスキルがコミュニケーション力だともいわれています。

<聞く力=本質的課題を理解する力>と、<伝える力=提案力・プレゼンテーション力>の双方が満たされていないと、コミュニケーションはうまくいきません。

ITの発達や、子供のころの遊びが変わってしまったことにより、人と人とのコミュニケーションの仕方を学ぶ機会が激減してしまっているからです。

人が何を思っているのか、何に悩んでいるのかということをおもんばかることができず、表面的な対応しかできない。

自分が伝えたい事を相手に理解できるように伝えられない。そんな社会人が増えてしまっていると言われます。

そのような社会環境において、企業に必要なことは、コミュニケーションのための仕組みづくりだと思います。

すべての社員が顧客コミュニケーションをスムーズに行える指針を設けることだと思います。

「自分たちは、何を大切にしていて、顧客にどのような価値を提供できるのか。」ということを共通の言語として保有することが必要なのです。

それこそが、「クレド」です。

もちろん、最低限の知識を学ぶための社員教育は必要です。

 

ブランディングに必要な『クレド』。

ブランド力は、「自社の持つ価値を、正しく顧客にとってわかりやすく伝える。」作業の積み重ねによって進化・向上していくものです。

その為には企業が発信する情報、商品・サービス、そして顧客とのコミュニケーションが統一されていなくてはいけません。それは、表面的な表現のことではなく、根幹的な考え方のことです。

『自分たちは何者で、顧客に何を提供できるのか、そのために一人一人が気を付けるべきことは何なのか。』を全社員が共有した時、その企業は素晴らしいブランド力を持ったと言えるでしょう。

そのことを成し遂げる仕組みが『クレド』なのです。

クレドは、「全社員の行動や意思決定における明確な基準」であり、「自分で考え行動できる人材の育成」を行う仕組みなのです。

ですから、企業にとって、ブランド力を向上させ、収益を上げる源泉となるのです。そして、正しく考え、正しく行動できるためには、マーケティング力が必須のものとなります。

『基本なくして、応用なし。』です。基本が大事です。

 

 

4月から、JMLAでは、カリキュラムを増やし、『ヒューマン・コミュニケーション講座』も開設します。そのほかにも、B2B向けの『セールス講座』や分析の基本が学べる『アナリスト講座』なども開設します。もちろん従来の定量データと定性データを併せて戦略に活用する『KANSEI(感性)講座』もパワーアップして登場します。

日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)は、日本で唯一の『感性マーケティング』を教え、実行できる人材を育成する団体です。

現代社会においては、必須のマーケティングプログラムです。是非ご参加ください。

 

JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)では、「顧客の感性価値」をどのようにデータ収集し、分析し、戦略に結び付けるかというフレームと実行手順をお教えしています。

戦略目標達成のためのマーケティングタスクをどのように進めていけばよいのかが、明確に理解できます。

ですから、受講したらすぐに実務で活用できます。

P.S.
JMLAでは、企業様のマーケティング課題解決のお手伝いもしています。
お気軽にお問い合わせください。誠心誠意お手伝いさせていただきます。
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4月からの新しいセミナーのご紹介です!

>マーケティング・リテラシー協会 新資格講座体系

 

★感性マーケティンブログ★ 共創が「感性価値」を生む。

「地元の長野の選手が、やりたいように競技を続けられないのはおかしい。彼女らしくスケートをしてくれれば病院も患者も地元も前向きになれる。」という相沢理事長の一言が、今オリンピックで花を咲かせる小平選手を生むことになりました。
「地元で競技を続けたい。」という小平選手の思いと、「患者を地元を前向きにしたい。」という相沢理事長の思いが共有されたときに、大きな「感性価値」が生まれたのです。

 

オリンピックスピードスケートの小平選手と長野県の相沢病院。

大学を卒業後、競技活動を続けられる所属先が見つからず、行く当てもなく困惑していた小平選手を受け入れたのが 長野県の相沢病院でした。病院がアスリートを雇用するなどは前例がなく、周囲からは反対の声も上がる中、自身の 給料を削ってもいいからと、雇用に踏み切ったそうです。
オランダ留学の間も、出張扱いにするなど、全面的にバックアップをされた結果が現在の小平選手を生み出したのです。

そして、今、病院の患者が元気に小平選手を応援する姿があり、病院や地元も元気になったという最高の結果を生んだのです。

それは、「地元で競技を続けオリンピックに出たい。」という小平選手の思いと、「地元を、患者を元気にするため にアスリートをサポートする。」という相沢理事長の思いという地元を大切に思う二人の『感性』が融合し「感性価値」が生まれたということなのです。

 

6畳弱の狭いワンルームに、住みたい人が殺到?!

こんな話題も見つけました。
6畳以下のワンルームに、住みたい人が急増しているそうです。

ワンルームマンションは、12畳以上ある広さに、キッチン、トイレ、風呂が完備されているという常識がこれまで でしたが、そんな常識を覆すものです。
なぜ、そのようなワンルームが生まれ、人気なのでしょうか。
そこには、提供するオーナー側と利用する居住者の思いが一致するという共創関係が存在したのです。

最近の一人暮らしをする社会人は、「都心で、駅から近く、勤務先にも近く、きれいなところで安いところに住みたい。」というニーズが高いそうです。
しかし、今まではそのような虫の良い物件はありませんでした。
一方、アパート経営をしているオーナーにとって望ましいのは、多くの収益を上げることです。そのためにはどうすればよいかと考えると、一棟に多くの部屋を作り、合計家賃収入を増やすことが一つの案として浮かびます。

このふたつのニーズを併せて考えた結果、「駅から近い物件の部屋を狭くして、多くの部屋を作り、一部屋を安くし て多くの人に提供する。」というアイデアに結び付いたそうです。

まさしく、「提供する側(作り手)」と「利用する側(使い手)」のニーズという感性が共創して生まれたものと言えます。そこには、提供する側の満足と利用する側の満足が両立し、今までにないワンルームの形という『新しい価値あるモノ』が生まれたのです。

 

経済産業省が提唱した『共創価値』は、『人の感性』を分析することにより可能になる。

『感性工学会』の最新の会報誌に、椎塚先生が、「2007年に経済産業省が打ち出した『感性価値創造イニシアティブ』がその後確たる成果を得てない。」というコメントをされていましたが、それは無理もないと考えます。
何故ならば、具体的方法が示されていなかったからです。「作り手のこだわり」と「使い手のこだわり」を共創させることにより、『感性価値を生む』→ この具現化には、『作り手の感性』と『使い手の感性』を分析する必要があります。その本質的課題を解決できない限り、『感性価値』は生むことができません。

『感性価値』に関わる情報を収集し、分析し、戦略に落とし込み事業の成果に結びつける活動が『感性マーケティング』です。
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★感性マーケティンブログ★目標設定とタイムマネジメント。

スポーツが好きだからなのか、スポーツの世界が長足に進歩しているからか、最近スポーツ界の話題に刺激されることが多い。

一部ではおかしな事件も起きているが、多くのアスリートは、勝ち抜く努力を惜しまず頑張っている姿が刺激を与えてくれる。

今回は、そんな中から企業人として重要性が改めて脚光を浴びている「タイムマネジメント」とプロ野球の話題との関連性に
関して書いてみたい。

 

プロ野球コーチの目標設定が新鮮に感じた理由。

 

巨人の斎藤投手総合コーチが、今年の目標を聞かれた際に、

「①規定投球回数到達投手5人。 ②先発70勝。 ③リリーフ15勝。 ④3失点以下を90試合以上。」と具体的な4項目を
挙げたそうです。

もちろん、優勝するという大目標達成のためのブレイクダウンです。

今やスポーツの世界では当たり前のような目標設定なのかもしれませんが、そのことが結構新鮮に映りました。

何故ならば、今、このように明確な目標設定を行い、企業努力をしている会社や社会人がどのくらいいるのだろうと考えて
しまったからです。

企業は、売上利益の獲得が使命ですが、いざ計画を立てる際にどこまで具体化されているのか不安になるお話を多々聞く
ことが多いからです。

「目標はどのように設定されましたか?」とお聞きすると、

「はい。売上○○億円を獲得するという明確な目標を設定しました。」という元気な回答が聞かれるのですが、

「その目標達成のために何をやるのですか?」とお聞きすると、

「全社一丸となって営業努力します!」というような回答が返ってくることが、実は多いのです。

やや大げさな表現ですが、言いたいことは【目標達成のための具体策】が十分に練られていないことが多いということです。

目標達成のために、どのような【タスク】が必要で、それらのタスクをどのようにこなしていくのかという
【タイムマネジメント】が具体化されていないということです。

そんな現状を痛切に感じていたところに、冒頭の斎藤コーチの話が目に触れたものですから、刺激を受けた次第です。

 

目標のブレイクダウン、「タスク化」。

 

どんな企業でも目標は立てるのですが、その目標達成のために何をなすべきかというブレイクダウンが曖昧になっていると、
その目標はほぼ達成できないという結果に終わってしまいます。

目標達成のために、何をやらなくてはいけないのか、詳細な「タスク」に分解し、それぞれのタスクの「KPI」を設定し、
いつまでに行わなくてはいけないかというスケジューリングを行うことにより、はじめて目標達成の道が見えてくるのです。

当たり前のことだと思われる方も、一度ご自分の仕事を振り返ってみて下さい。

本当のブレイクダウンができているでしょうか。

ブレイクダウンすること自体に時間がかかります。なので、ついつい分かったつもりになって業務を進めてしまっている
というのが実態ではないでしょうか。

確かに、長年の経験値によってうまくいっている場合も多いでしょう。
しかし、新人や、部下はそのような経験値を持ってはいません。

会社全体、部署全体、チーム全体の「業務効率」を向上させるためには、一つ一つの業務が、適格な「タスク管理」のもと
実行されることが必要なのです。

 

正しいタイムマネジメントは、正しいワークライフバランスを生む。

企業戦略とは、その文字のごとく戦いであるということは、前回にも書きました。

戦う前に大将や参謀が戦略を立てるわけですが、その戦略を正しく実行するためには、

一人一人の武将が、「誰が」「何を」「いつ」「どのように」行うのかということを的確に、決めておかなくてはいけません。

でないと、敵に勝つことはできません。

強い武将(営業)が居れば勝てる。近代的武器(製品)があれば勝てるという単純な構造で勝ち続けることができる時代では
ありません。

顧客の購買行動も、その価値観の多様化により複雑化しています。

今一度自社の「生産性向上」のために、足元を見直してみませんか。

結果、正しい「ワークライフバランス」を生み出すことが可能になり、社員全員が生き生きと働ける会社になると思います。

みんな楽しく働きたいですよね。

今からでも遅くありません。

たった今から、タイムマネジメントに取り組んではいかがですか!?

 

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戦略に結び付けるかというフレームと実行手順をお教えしています。

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帝京ラグビーと、前橋育英サッカーに学ぶ『3C』『SWOT』分析の重要性。

皆さん年末年始はどのように過ごされましたか。

私は、休み中の宿題がありましたが、それでもやめられないのがスポーツ観戦。
駅伝、サッカー、ラグビー、バレーボールと毎日のように、社会人や大学、高校の選手権が行われていましたね。
負けて泣く選手、勝って泣く選手。様々な光景が目に焼き付いていますが、それにもまして感じたことは、最近の大学や高校のチームや選手のレベルの高さです。
技術そのものも、低年齢からスポーツの世界に足を踏み入れることにより、格段の進歩を見せていますが、それよりも、チームとしての戦略・戦術のレベルの高さと実行する選手のレベルの高さには、びっくりさせられました。

 

前橋育英高校の「3C」分析のすばらしさ。

高校サッカー選手権の決勝は、0対0の白熱した戦いが後半に突入しましたが、そこで前橋育英は、長身の選手をフォワードに投入しました。素人スポーツ好きとしては、これはロビングボールを上げて攻めるのだろうと思い込んでいました。

ところが攻め方は変わらず、小気味よくボールを回して攻め続けるのでした。
後に、スポーツライターの方が書かれたコラムを拝見すると、相手の流通経済大柏の戦術と弱みを分析した結果の作戦だと知りました。
これはまさに「彼を知り、己を知れば、百戦危うからず」ですよね。

そして、今回からルール改訂された交代枠5人のフル活用です。選手に疲れが出てくる後半に元気でスタメンと同じレベルの選手を投入することにより相手をかき回す。これはマーケティングの考え方に置き替えれば「Customer:市場」の変化への対応と考えればよいでしょう。
すなわち、前橋育英の戦いは、「彼:Competitor:競合」、「己:Company:自社」「ルール:Customer:市場」という「3C」分析が的確に行われていたということです。

今や、高校スポーツも単なる体力養成や技術力の向上という日々の努力だけでは勝てなくなっている世界なのだと痛感させられました。

 

帝京大学竹山選手の「SWOT」分析

一方、大学ラグビーは、帝京大学の9連覇という偉業が達成されました。

個人的には、昔の早慶明が覇権を争っていたころを体験している世代としては、明治に勝たせたいという判官びいきもあったのですが、1点差という非常に僅差で負けてしまいました。
しかし、1点差とはいえ負けは負け。素直に認めるしかありません。

これら最近の大学ラグビーの試合を見ていると、体格のすばらしさに眼を見張ります。あの五郎丸選手が大学生だったころを思い出すと、今と比べてかなり細身だったことを思い出します。
それだけ、今のスポーツ界ではフィットネスとフィジカルに対する重要性の理解とサポート体制が充実しているということなのでしょう。

そして、帝京大学で感心した話は、3年生の竹山選手の話です。
竹山選手は、1年生の時から公式戦に出場して活躍している実力者ですが、その彼が、来年に向けての抱負を聞かれた際に答えた言葉が、とても新鮮で素晴らしいものでした。
「自分のいいところとダメなところを徹底的に分析して、来期に向かっていきたい。また、ディフェンスを克服しないと10連覇は見えてこない。」
これって、自社の強み・弱みを洗い出し、外部環境のチャンスとピンチを見極め分析して有利に戦うための戦い方を抽出するという「SWOT」分析そのものですよね。

竹山選手がマーケティングを勉強しているかどうかは知りませんが、戦うものとしての本能として、準備すべきことを理解しているということでしょう。

 

そもそも、マーケティングとは、「企業が戦いにいかに有利に勝つか」を成し遂げるためのモノ

企業が売上を上げ、利益を稼ぐためには、当然競合に勝たなくてはいけません。

マーケティングとは、まさしく敵企業に勝つために何をなすべきかという考え方の集大成です。
ですから、孫子の兵法に始まって昔からの戦の智将たちの考え方や実行した戦略が多く流用されています。

スポーツの世界でも、このマーケティングの考え方が着実に実行されているわけですから、ビジネスの世界で戦っている企業人としては、マーケティングの重要性・有用性を正しく理解し、業務において使いこなせるようにならなくては、戦に負けてしまいます。
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★感性マーケティングブログ★貴乃花問題、「コメントする前にやることありますよね」提議。

やっと、聴取情報が明るみに出始めましたが、まだまだ長引きそうな相撲界の不祥事ですが、公になった時からたくさんの方々が記事を書かれていました。

マスコミに関わる人間としては、いち早くネタとして取り上げなくてはいけないという使命感は分かりますが、今回はそのような記事の多くに疑問を感じたので、遅ればせながら一言書かせていただきます。

 

共通する「3Cの不理解」、「情報の未収集」。

マーケティング活動において、基本的な分析手法として「3C」というものがありますが、「3C分析」を行うためには、まず情報の収集を行わなくてはいけません。

「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず。」です。

敵のことも味方のことも知らないで、戦いに臨んだらよほどの運がない限り勝てません。

そもそもマーケティング戦略とは、字の通り「戦う」ために練る「策略」ですから、昔の戦いや勝利し続けた人の格言や戦い方を現代流にアレンジしたものが数多くあります。

「ランチェスター戦略」などもその一つですね。

前置き長くなりましたが、今回の相撲界不祥事記事の多くが、この「3C」という概念を持たず、情報収集もおろそかに書かれている人が多いと感じたのです。

言うなれば、憶測記事があまりに氾濫しているということです。そんな憶測記事に翻弄される周りは迷惑千万ですよね。

 

「情報=データ」を収集しないということは・・

企業において、経験と勘と度胸によって経営を行うことを昔は「KKD経営」などと呼んで揶揄したものです。

当たれば万々歳ですが、多くの場合目先にとらわれ、大事なことを見過ごし、誤った戦略を選択することが大半です。

今回の一連の記事を思い出しても、横綱を一方的に攻めたり、被害者側を疑問視したり、相撲協会を批判したりと様々でしたが、共通することは誰も正しい情報を収集していないということです。

だれも、彼(加害者*競合)己(被害者*自社)、そして回り(相撲協会及びファン*顧客)という関係を整理せずに憶測で記事を書いているとしか感じないものがほとんどでした。

何故なのでしょうか?

私なりに感じることは、彼らがマーケティングという世の中で活用できる考え方を知らない・或いは無視しているからだと思います。

まずは、書いてしまえ。では、あまりに無責任と感じるのは私だけでしょうか。

お断りしておきますが、単にマスコミや記事を書いている人たちを責めているわけではありません。

マーケティングの考え方は、社会の中でどんなところでも応用ができるのだから、もっとみんな学ぼうよ、大切にしようよと言いたいのです。

 

「書き手≒作り手」と「読み手≒使い手」の「共創価値」創出こそ、マスコミが目指すものなのでは

 

経済産業省が2009年にホームページ上で、これからの社会は「感性価値が経済価値を生む」とし、これからは「ものづくり」ではなく「もの語り」の時代だと説いていたことを前回ご紹介したばかりですが、報道という世界にも当てはまるのだと思います。

つまり、作り手(書き手)は使い手(読み手)に正しい情報とそれに対する見解を報道することにより、両社の満足が得られるのだと思います。憶測により書かれた記事は事態の進展とともに信頼を失いますが、そのころにはその記事はどこかに行ってしまっている。だから興味を引く記事をいち早く書いたものが注目を集めるという構図はいけませんよね。

世の中で生活する人の感性に正しく響く記事を書いてほしいものです。

 

人の『感性』を把握し、マーケティングの世界で活用することにより、顧客と企業の双方が満足を得る・新しい価値を創出するという姿を生み出すことこそ、これからの社会に必要なマーケティング活動だと考えています。

そしてこの考え方は、単に企業マーケティングという枠にとどまらず、広く社会の役に立つと考えています。

 

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★感性マーケティングブログ★ 『感性データ』と『行動データ』が生み出す価値

11月21日に、日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)の年度総会
(末尾※1URL)で、受講生お二人によるミニ・セミナーをお聞きする機会がありました。非常にためになる内容でしたので概要のご紹介と、そこで感じたことを書きたいと思います。

 

共通するキーワード「感性データ」と「行動データ」

お二人ともデジタルマーケティングの世界で活躍されている方々なので、お話のフレームは「顧客の行動データ分析」を企業活動に活用するというものでした。

現在のように、IT技術やAIが発達してくると、顧客一人一人の行動データが蓄積され、どの人がどのような行動履歴を保有し、どのような傾向があるかを瞬時に分析できるシステムが確立されている。ゆえに、その傾向別に顧客を先回りしたアプローチが可能になるということを、それぞれの業務事例の中で、分かりやすく、且つ面白く、そしてそのような活動が生み出す成果も興味を持てる内容でお話しいただきました。

そのような内容の中でうれしかったのは、お二人ともが大切に考えられていたのが、『感性データ』の活用ということだったということです。

人の習慣的行動や無意識的行動は、行動した人の価値観によって生まれたものであるから、その価値観=『感性データ』を把握し、「行動データ」や「デモグラフィックデータ」「ジオグラフィックデータ」などと統合することにより、市場の将来展望と対策(戦略策定)が可能になるということを解説していただいたのです。

 

「感性データ」が企業に与えてくれるもの

『感性』とは、「五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)」により、物事を感覚的
に捉える能力のことです。

人間は、理性・知性とともに、感覚・感情を持っています。
『感性』とは、感覚・感情を沸き起こさせる基礎的役割を持つものです。
外界からの刺激≒社会環境変化を感知し、対応し、自己のあり方≒自分は何がし
たいのか・するべきなのかという判断を創造してゆく能力です。

ゆえに、一人一人の人が、何故そのような行動を起こしたのかを理解するには、
その人の『感性』を把握すればよいことになるのです。

『感性』を理解するということは、≒その人の『価値観』が理解できるというこ
とです。

『価値観』が理解できれば、それまでの行動データからその人が欲しいもの・次にやりたい事・潜在ニーズなどが把握でき、企業として次に仕掛けるべき策や商品・サービスなどを準備し提供し、顧客満足≒売上につなげることができるのです。

 

「共創価値」創出こそ、「感性マーケティング」が目指すもの

経済産業省が2009年にホームページ上で、これからの社会は「感性価値が経済価値を生む」とし、これからは「ものづくり」ではなく「もの語り」の時代だと説いていました。

つまり、作り手(企業)の技術力やこだわりだけでモノやサービスを提供しているだけでは、経済的価値を生み出すことはできない。使い手(顧客)のこだわりや興味≒『感性価値』を理解し、価値を共創しなくてはいけない。という意味です。

これこそ、『感性マーケティング』が目指す姿です。

人の『感性』を把握し、マーケティングの世界で活用することにより、顧客と企業の双方が満足を得る・新しい価値を創出するという姿を生み出すことこそ、これからの社会に必要なマーケティング活動だと考えます。

 

 

※1【JMLA年度総会】
https://www.marketing-literacy.org/wp/info/jmla%e7%b7%8f%e4%bc%9a%e3%81%af%e7%9b%9b%e4%bc%9a%e3%81%ae%e3%81%86%e3%81%a1%e3%81%ab%e7%b5%82%e4%ba%86%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/

 

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★感性マーケティングブログ★BtoBブランディングの必要性

ブランディングの重要性は、いたる所で言われており、日本企業の認識も高くなっていると思います。

但し、一朝一夕で高めることはできず、また高めるためには様々な企業活動の統一性が必要で、努力の継続が必要な難易度が高い活動のため、ご苦労されている企業が大半だということも現状でしょう。

更に、重要なことは解るがどうやればよいのかというご質問は、いまだ多いのも現状です。

そしてその中で多く見受けるご質問が、BtoBの企業にブランディングが必要なのかというものです。

これこそ『ブランディング』が何を目指す活動なのかという本質を理解されていない発言だといえます。

 

BtoB企業こそ、ブランディングが大切な時代に突入している。

 

ブランディングの目的や構造などは、以前『感性マーケティングブログ2(※1)』で解説しましたが、言葉を変えて再度解説しておきます。

ブランディングとは、

「PR力」や「提案力」「コミュニケーション力」などによって、

「顧客価値」を向上させ、

「戦略的に利益を生み出す仕組み」

なのです。

企業努力により、各企業が技術力を向上させている現代社会においては、BtoB企業が、技術力の差によって絶対優位を勝ち得るのが難しくなっています。

ですから、BtoB企業にこそ、ブランディングという仕組みを導入する必要性が生じているのです。

 

「機能品質」から「知覚品質」へ

一昔前までは、BtoB企業に対する判断基準は、「機能品質」によるものでした。

 

【機能品質】

原材料や部品の調達、品質改善や生産能力による、価格や機能の優劣により客観的に測定可能な機能上の品質基準。

 

製品そのものや、高度な統合力、顧客との緊密な連携調整(俗人的関係を含む)による長期的関係の構築により、長い間企業判断が行われてきました。

しかし、現在多くの業種において(一部を除き)、企業間の技術力格差は縮小しています。

そうなると、機能品質だけでは、取引先企業の判断が難しくなってきたのです。

更に、社会環境変化や業界環境変化のスピード化が進む社会環境の中では、取引先企業の選定に長々と時間を割いている訳にはいかなくなっています。

そして、情報化、グローバル化が進む社会環境です。

顧客が認識する「品質や機能の印象」を伝え、意識に刷り込む活動が必要となってきたのです。

それを、【知覚品質】と呼びます。

 

【知覚品質】

マーケティング戦略、デザイン・ブランド戦略により差別化された、付加価値により企業を判断する品質基準。

 

「知覚品質」を高めるのは、「感性マーケティング力」

BtoB製品は、最終意思決定を行うのは、担当重役かトップですが、多数の関与者のもとに様々な視点で購買決定されます。

購買決定をスムーズにしてもらうためには、『顧客の期待値』を【機能】と【知覚】の両面で高めることが必要となっているのです。

その【知覚品質】とは、「物づくりやサービスの哲学」により信頼を勝ち得る品質です。

言い換えれば、「心理的・精神的な提供価値」により顧客との関係性を高める仕組みと言えます。

ということは、「顧客の心」=「どのようなことを伝えれば顧客の心、精神的満足を高められるのか」ということを把握しなくてはなりません。

つまり、『顧客の感性』を把握分析することが必要となってくるのです。

顧客企業の関与者たちが、自分たちの業務において精神的な満足を、どんなことで充足するのか。ということを的確に把握し、自社が提供できる或いは創出するその充足要因を分かりやすく伝達することが必要だということです。

 

これこそ、『感性マーケティング』です。

 

BtoB企業の方々も、ブランディングの目的と重要性を再認識して、企業価値を高める仕組みづくりに取り組んでください。

念のため、BtoⅭ企業は、もちろん重要ですよ。

 

 

JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)では、「顧客の感性価値」をどのようにデータ収集し、分析し、戦略に結び付けるかというフレームと実行手順をお教えしています。ですから、受講したらすぐに実務で活用できます。

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