マーケティングの資格に価値がある理由

2018年10月26日森田 広一

最近、マーケティングの資格不必要性を訴える記事を目にした。なぜだろうか?

マーケティング資格の不必要性を説く人は、多くの場合デジタルマーケティングの世界の人のように見受けられる。

そこに理由が存在する。

デジタルマーケティングが扱うデータは、『結果』のデータである。

『誰が、いつ、何を、買ったか、その時他に何を買ったか』というように、購買履歴や行動履歴といった『結果のデータ』を駆使して予測を行い、いち早く手を打つという企業戦術に活用されている。

その分析技術は日々進歩し、デジタルマーケティング系の各社がしのぎを削っている。

そのような状況の中では、マーケティング理論を活用するというより、データ分析の量とスピードを競うことが主な業務となるのは致し方ないことであり、マーケティングの本質や活用方法を深く考える時間が無いのかもしれない。

マーケティングの本質は普遍

本来、マーケティング理論は、先人たちがその経験や知見により生み出し、発展させてきた宝物である。

『3C分析』しかり、『ランチェスター戦略』しかり。

『3C分析』
企業がマーケティング戦略構築に取り組む場合、必ず実施しなくては、足元のおぼつかない戦略しか考えられないと言ってよいだろう。

『ランチェスター戦略』
2代にして大企業の仲間入りをした大塚商会の大塚社長が実行している戦略であることは有名な事実である。

他の理論も同様である。

つまり、マーケティング理論は、人間の行動をつぶさに分析し、人間の本質を分析した結果から生み出された普遍の理論であるということである。

そのことを無視して、マーケティングアプローチを考え実行しようとするのは、生まれたばかりの赤ん坊が『0』から出発するのと変わらない。

成長するのには、それなりの時間が必要となる。

しかし、先人の知恵から生まれたマーケティング理論の本質を正しく理解していれば、数段階上がった時点からマーケティング戦略が考えられるのである。

なぜなら、人は感性という他の生き物にはないものを持っているから

未来を描く映画は多く存在する。
その中で印象的なセリフを覚えているのが『ターミネーター』である。ターミネーター役のシュワルツネガーが「人間がなぜ泣くのかはわかった。でもそれは私には絶対に出来ないことだ」という言葉を発するのである。

そこには人としての感情≒感性が存在しないからである。
  
現在のAIも同じような状況に留まっている。
真実を語る関係者は、その壁が乗り越えられない限り限界があるという。
もしもそれが実現できた時を考えるのも恐ろしいのだが・・・

話を戻すと、人間には『感性』がある。
その『感性』から生まれるのが行動である。

つまり、マーケティングの本質は、そんな複雑な人間の思考回路を解き明かす理論として生み出され、発達してきたものなのである。

これからの時代、既存の考え方に囚われず、マーケティングの基本に返って、大胆で斬新な、切り口の鋭い戦略を考えられる「真のマーケティング知識」と「鋭い感性」がマーケッターに求められるのだ。

マーケティングの基本を再度勉強し直し、マーケティングの本質を理解習得する必要が今こそある。

 

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森田 広一
広告代理店でマーケティング戦略立案、コンサルティングファームでデータ分析や各種のコンサルティング業務を経験。そこで培われたノウハウを元に人間の「感性」を紐解く独自の分析手法を確立し、そのノウハウを広く世の中に伝えるべく、一般社団法人日本マーケティング・リテラシー協会を設立。目に見えない消費者の深層心理「感性」を数値化し分析することにより、消費者や企業の隠れた欲求を解明し、各種提案やマーケティング戦略立案に役立てる分析体系を教える講座を開設。現在、様々な業種、職種の受講者から評価を得て、大手コンサルティング企業などの昇格必須講座としても認定されている。同時に各種企業のマーケティング・コンサルタントとしても活動中で、現代企業の悩み解決の実質的なサポート活動も継続している。
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