★感性マーケティングブログ★ 誰でもできる『感性マーケティング』!第6回

公開日:2018年07月13日最新更新日:2019年02月12日堀内香枝

「 (2)データを整える」について第4回で「単年で分析することを想定した情報整備」を書きましたので、今回は 「経年変化を分析することを想定したデータ整備」 について書きたいと思います。

経年変化を分析する目的

ここでも設定は、「来店満足度調査を、紙媒体でアンケートを実施しているケース」とします。 

経年変化を分析する目的は、2つあります。

一つは、経営視点で、毎年(あるいは月毎や3ヶ月ごとなど一定期間ごとに)観測して、評価が変化していく傾向を理解することで、これから先、自社がとるべき戦略を立てることです。

もう一つは、現場視点で、PDCAを回すことです。

定義と名称

「来店満足度調査」の評価項目は、当初の評価項目から年月が経つと、評価項目を見直し更新します。

また、会社では担当者が人事異動などで変わることもあります。引継ぎがよくなく、過去の内容をきちんと見返さなかったり、しっかり理解しないまま、後任者が「来店満足度調査」を実施してしまうということも、案外よく起きます。そのようなとき、調査する評価項目の名称を、前任者と後任者とでは、違った名称を使用してしまうといったことが起きています。

こうなったら経年変化を分析しようにも、大変です。

異なる名称を使用する悪い例として、

<1回目に入力した項目名>
A.スタッフの対応
B.資料の内容
C.店舗の清潔さ

<2回目に入力した項目名>
A.案内スタッフ
B.説明スタッフ
C.パンフレット類
D.店舗

1回目「B.資料の内容」と、2回目「C.パンフレット類」は、定義は同じでした。にもかかわらず使用名称が違います。
お客様に説明するときの資料類を、1回目は「B.資料の内容」という項目名にし、2回目は「C.パンフレット類」という項目名で入力してありました。
名称が違うと、1回目と2回目が同じ定義で評価されたのか後から解らなくなります。

したがって、注意点は「定義と名称」です。

まず、評価項目名と、その評価項目は何を評価するのか定義を明確化しておきます。
項目名と定義はいつも対です。「項目マスター(定義と名称を記したリスト)」を作成しておくとよいでしょう。

そして、下図のように、データ入力の際は、同じ定義の評価項目は、項目名を変えず、毎回同じ項目名を使用します。

途中で評価項目に変更があった場合

次に、途中で評価項目に変更があった場合、
上記で悪い例として、
1回目「A.スタッフの対応」を、
2回目は細分化して、「A.案内スタッフ」「B.説明スタッフ」としてしまいましたが、

下記のようにすると良いです。
「A-1.スタッフの対応[案内スタッフ]」
「A-2.スタッフの対応[説明スタッフ]」
大分類―小分類を組合せて、項目名を表記しておくと、「A.スタッフの対応」を「案内スタッフ」と「説明スタッフ」に分けたことを、誰が見ても理解しやすくなります。

加えて、途中で評価項目に変更があった場合、「項目マスター(定義と名称を記したリスト)」情報も更新しておきます。

ここまで「評価項目名」について書きましたが、入力する「データ形式」についても、「定義と名称」のルールづくりと同様のことがいえます。

このようにデータを整備しておくと、次の分析の工程にスムーズに進めます。
データは蓄積ではなく「活用」することに意味がありますので、活用できるようにするにはどういうデータを入力すておけばよいのだろうか、ということを考えることが大切ですね。

 

日本マーケティンング・リテラシー協会(JMLA)がご提供する3レベル8つのマーケティング資格講座は下記よりご確認いただけます。

『マーケティング解析士 プロフェッショナル 感性』

人の感性を分析できるようになります。
定量データと感性(定性)データを組み合わせた分析の体系的なメソッドを学び、データ分析力+シナリオデザイン力を併せ持ったハイブリッド能力の習得を目指す、日本で唯一の感性マーケティング資格講座です。

『JMLAベーシックパスポート』

『JMLAベーシックパスポート』はマーケティングの基本理論を使いこなせるようになる講座です。
「マーケティングとは」から基礎理論、マーケティング戦略を立案する基礎体系を学ぶ、マーケティングの基本知識と論理的思考力の習得を目指します。
ワークショップを中心としたカリキュラムにより、マーケティング戦略立案や実務でマーケティングの理論を使いこなせる実践力を身につけます。

▶人の感性をビジネスの各分野で活用できるスキルを身につける認定資格講座を開催しています。
『セールス』・・・折衝力、セールスのプロセスを学びます。
『アナリスト』・・数字を見極める感性を身につけます。
『ヒューマンコミュニケーション』・・自分を知り、聞く・聴く・訊く、そして伝える力を向上させます。
『商品企画士』・・右脳と左脳の組み合わせで失敗しない商品企画体系を学びます。

JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)では、「人間の感性」をマーケティングに活用することに軸足を置き、学んだらすぐに実務に活用できる本質をお伝えすることをモットーに資格講座を企画運営しています。

The following two tabs change content below.
女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。