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堀内香枝 について

女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。

事業戦略に感性分析はなぜ必要か

日本の文化とマーケティング

面白い話を聞いたことがあります。
ある有名なバイオリンづくりの名人が、日本の桧(ひのき)に着目し、桧でバイオリンをつくったそうです。
すると、そのバイオリンの音色は、和風の響きがするというのです。
日本の風土で育ったものは、日本の味がするということでしょう。

桐の箪笥(たんす)、桧の風呂、杉の箱の羊羹(ようかん)、蕎麦をズルズルっとすする音、煎餅をばりばりと噛んで食べる音も、日本人にとっては違和感を感じない、魅力的なものです。しかし、海外の多くの人々にとってはどのように感じるでしょう。

さらに、仏像や法隆寺のような古い建造物になると、時を経てくすんだ木肌を「侘び(わび)、寂び(さび)や枯れた味わい」として、日本人は評価します。
また、日本の『び』には、「美」だけでなく「微」も存在します。不完全なゆえの美しさを『び』として捉えるのです。水墨画の枯れた味、省略の面白さなども共通します。

ビジネス上のルールの曖昧さは問題ですが、文化としての曖昧さは、日本の精神の豊かさの表れともいえます。

そのような日本において、欧米発のマーケティング理論をそのまま当てはめようとしても無理が生じるのは、当たり前のことです。
日本人には、日本人にしか理解できない“感性”があります。その感性によって生活におけるさまざまな事項が判断されているのですから、企業が対応するマーケティングも、日本独自の手法が必要になってくるのが必然です。

理論に当てはめるためにも、日本人の感性を解き明かすことが重要となります。

感性とは感受性の能力

「感性」とは、外界の刺激に応じて、人間の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)などからなる感覚により、心から生まれた感受性の能力のことです。
言い換えると、観察されている対象物に対し、鑑賞者が感じ取る美しいイメージや不満足感などで、受け取った刺激を判断し表現する一連の能力を「感性」と呼びます。

参考:感性マーケティングとは

ビジネスで対価を生む「感性価値」とは、消費者や生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることによって顕在化される価値のことです。
機能や性能の基本的な価値を超える、人間として(その人が)プラスの方向に感じる主観的な価値が感性価値です。

美しさ、心地良さ、繊細さ、リッチ感などのブランドに含まれる要素や雰囲気といったニュアンスで表現されるソフト的要素が感性価値です。
(醜い、心地悪い、素朴などでも、人のプラスの感動や共感が得られるならば、それは感性価値と呼びます。)

この「感性価値」について、「感性価値創造イニシアティブ」(経済産業省)のなかで、提供される商品・サービスが作り手と使い手の間で「もの語り」というものを通じて、生活者にいかに共感を呼ぶかが図でわかりやすく示されていました。それに加筆修正したものが下記の図です。

感性が経済価値を生む

感性が経済価値を生む、なんとなくわかるようでまだ抽象的ですよね。
具体例で説明します。

ファストフード業界の大手が、価格競争を仕掛けた時期がありました。大手企業はこぞって商品単価を下げました。その結果当然、商品単価を下げて成功した企業と、戦いに敗れて失敗した企業が出ました。
成功した企業は、商品単価を下げたことで客数を伸ばし、売上増大させることに成功しました。
一方、失敗した企業は、商品単価を下げた途端、客数が減少し、売上も激減しました。その後、V字回復を達成し、後の現在は当時より明確な戦略で企業規模を拡大させています。

失敗した企業は、なぜ価格競争で負けたと思いますか?

自社商品の価値を見間違えていたからです。
つまり、感性価値を削ぎ落して売ったためです。

失敗後、自社商品の価値を徹底的に分析し、感性価値が何であるか見つけ出し、商品価値を見直せたことで、商品の単価アップを成功させ、客数も回復・増大させました。

このように価格UPや、利益UPと感性価値は密接に関わっています。

自社の商品価値を見直してみたいという方は、感性マーケティング講座もぜひご覧ください。
お問合せはこちらからお願いします。

ファイブフォース分析とは?業績を上げるための戦略フレームです

従来通りの業務遂行で業績が上がらないときに、ファイブフォースで見直しを

業績向上、成長発展は、企業の共通する願いですが、従来通り業務遂行しているのに業績が上がらないということは起きていませんか?
そのような場合、ファイブフォース(5F、5Forces)分析(※)を行ってみてはいかがでしょうか。

ファイブフォース(5F、5Forces)(※)という、業界動向や変化を分析し、利益を生むポテンシャルを明らかにする戦略フレームがあります。

※ファイブフォース:5F、5 Forces 、5つの競争要因分析。マイケル・ポーター(アメリカの経営学者)が提唱した戦略フレームワークです。

5つの競争要因は、以下のようなものがあります。

  1. 買い手の交渉力
  2. 供給業者の交渉力
  3. 業界内の既存企業間競争
  4. 新規参入の脅威
  5. 代替品の脅威

ファイブフォースの競争要因1.買い手の競争力

商品やサービスを利用する顧客の交渉力が強くなればなるほど、既存企業の利益ポテンシャルは低くなります。
顧客からの、値引き要求やもっと良いサービスを要求する行動が増加すると、その要求を押し返すだけのパワーがなければ、利益ポテンシャルは低くなります。顧客のスイッチングコスト(金銭・手間・心理)の高低により左右されます。

ファイブフォースの競争要因2.供給業者の供給力

供給業者(仕入れ先)の交渉力が大きければ大きいほど、既存企業の利益ポテンシャルは低くなります。
スーパーマーケットという流通業態が登場した当初は、メーカー(供給業者)の方が立場が上でしたが、今では逆転しています。野菜等の原材料を仕入れて加工品を製造販売している企業は、天候の変動によって仕入れ値が左右されますが、販売価格を毎日変動させることは難しいです。

ファイブフォースの競争要因3.業界内の既存企業間競争

業界内既存企業の間で競争が激化すればするほど、利益ポテンシャルは低くなります。
値下げ競争、広告戦争、サービス競争、新商品開発、などどのような施策を行っても
業界全体の市場規模が拡大しない場合、企業間のシェア争奪競争を引き起こします。

ファイブフォースの競争要因4.新規参入の脅威

新規参入の脅威が大きければ大きいほど、既存企業の利益ポテンシャルは低くなります。
新規参入企業が多いと、業界全体の生産能力が高まり、規模拡大を目指す企業が競争を仕掛けてくる危険が増加します。商品価値を高めたり価格設定の見直しなどが必要かもしれません。

ファイブフォースの競争要因5.代替品の脅威

代替品により、既存の商品・サービスの市場が奪われる可能性がある場合、既存企業の利益ポテンシャルは低くなります。代替品と違う価値を検討する必要があるかもしれません。

【業界例】サイゼリヤを例にファイブフォース分析を解説

イタリアンワイン&カフェレストラン「サイゼリヤ」を例に、イタリアンレストラン市場をファイブフォース分析してみます。

イタリアンワイン&カフェレストラン「サイゼリヤ」の、イタリアンレストラン市場をファイブフォース分析した図解

【業界例:サイゼリヤの場合】ファイブフォースの競争要因1.買い手の競争力

顧客は「サイゼリヤ」以外のイタリアンレストランを利用したいと思ったとき、「サイゼリヤ」に解約金などのコストを支払うことなしに、他のイタリアンレストランを利用できます。そのためスイッチングコストは低いです。
けれども、「サイゼリヤ」のメニューは、パスタは299円から、グラスワインは100円と低価格で、かつ原材料にこだわったメニューを提供し、「安い」「おいしい」という顧客ニーズに応え続けています。「これほどコストパフォーマンスの高いイタリアンレストランはない」と顧客に思わせるポジションを築いています。

【業界例:サイゼリヤの場合】ファイブフォースの競争要因2.供給業者の供給力

直輸入のワインや、天候に左右されやすい食材を自社生産するなど、自社でコントロールしやすい供給体制を構築しています。

【業界例:サイゼリヤの場合】ファイブフォースの競争要因3.業界内の既存企業間競争

既存のイタリアンレストランチェーンは、サイゼリヤをはじめ、イタリアントマト、洋麺屋 五右衛門、ポポラマーマ、ラ・パウザ、PASTA壁の穴、ピエトロ、マンマパスタ、カプリチョーザ等多数あります。サイゼリヤの店舗数は国内外1,500店舗と最大で、また独自のキッチン戦略をとり、業界のリーダーカンパニーです。

【業界例:サイゼリヤの場合】ファイブフォースの競争要因4.新規参入の脅威

「俺のイタリアン」は、古本買取販売の「ブックオフ」創業者・坂本孝氏が俺の株式会社を創業し、今までにないビジネスコンセプトで飲食業界に参入しました。
しかし、店舗数は「サイゼリヤ」の方が多く、また、ビジネスコンセプトにも差異性があります。「サイゼリヤ」は顧客視点「毎日食べられる体にいいおいしい食」、「俺のイタリアン」は職人視点「職人が生き生き働ける店」です。

他に、ミシュランに選ばれたラーメン「ドゥエイタリアン」、都市型ワイナリー「清澄白河フジマル醸造所」「深川ワイナリー」、日本各地の生産者やイタリア食材をつなぐレストラン「QUINDI(クインディ)」など希少性に富んだ新規参入は存在しますが、「サイゼリヤ」を脅かす規模ではありません。

【業界例:サイゼリヤの場合】ファイブフォースの競争要因5.代替品の脅威

代替品は非常の多いといえます。
冷凍のパスタ:日清製粉「オーマイ」、日清「スパ王」「もちっと生パスタ」、日清フーズ「マ・マー」「青の洞窟」、コンビニのパスタ―商品、スーパーマーケットのイタリアン総菜・弁当、宅配ピザ:ピザハット、ドミノピザ、ピザーラ、ナポリの窯、ファミリーレストランのパスタやピザなどイタリアンメニュー、等です。
「サイゼリヤ」は現在国内では、この代替品の脅威に晒されているといえるかもしれません。

ファイブフォース分析による情報整理の方法を解説

ファイブフォース(5F)分析に取り掛かる場合、まず中央の対象企業(自社)と分析対象範囲(業界)を設定することが大切です。
中央の対象とする企業と業界を設定することで、残りの4つのFに入れる情報の基準ができます。

より詳しいターゲティングの仕方はこちら

前項「サイゼリヤを例に5Fを解説します」に入れた情報は、粗い情報です。
意思決定のためには、より深い客観的データを用います。

自社の情報について、意思決定に必要な分析を行うための情報が整備されていない場合は、将来のためにも準備を始めると良いでしょう。
競合情報もなかなか取得が困難です。

まず、世の中に公開されている二次情報から収集するのがスムーズです。次に、競合調査(顧客が自社と他社を利用している場合、自社の情報も他社の情報も調査可能)を実施し、一次情報を収集するというステップを踏むと、時間的・経済的に効率的です。

まとめ
ファイブフォース(5F)分析は、自社が属する業界が変化しているとき、一歩引いた(俯瞰した)ところから、外的環境を把握し、このまま事業を継続して収益を上げ続けることができるのかについて知ること、あるいは、収益を上げるにはどうすべきかを検討するうえで役立つ分析手法です。もしくは、これから参入の検討をしている業界でも、収益性の検証に重要な分析手法です。

ただし、ファイブフォース(5F)分析1つで全ての答えが出るわけではありません。また、客観的データを収集しないと判断を誤ります。情報の取捨選択スキルや変化するビジネス環境を分析して見極めるスキルを普段からトレーニングしておくことが大切といえます。

皆さまも「マーケティング」に興味を持ってみてはいかがですか。
必ずご自分のお仕事に活かされますよ。

参考記事:「3Cとは、SWOTとは」「3C、4P使いこなしていますか?」「営業や提案をする立場になる人が必要なスキル

参考記事:地方のマーケティング戦略|地域特性を利益に変える具体策「株式会社BELIFE」

ターゲティングの成功事例

顧客の気持ちをつかんだ企業の価値提供

自社商品のターゲティングはうまくいっていますか?
「STP」を成功させている商品やサービスまたは企業は、業績も良いというプラスの相関関係にあるようです。

*STP
S: セグメンテーション(Segmentation)、市場の細分化(ニーズのグループ化)
T: ターゲティング(Targeting)、自社が狙うのに最も魅力的な市場(狙う顧客)を決める
P: ポジショニング(Positioning)、設定したターゲット市場における自社の立ち位置(優位性)を決める

羊羹(ようかん)で有名な和菓子メーカー「虎屋」(東京・赤坂)は、百貨店に出店しているがスーパーマーケットでは販売していないですよね。販売間口を狭め、特定顧客のニーズに応えた高品質・高価格な和菓子を提供することで、「老舗ブランドとしてのステータス」維持に成功しています。

SPA※の「ユニクロ」(ファーストリテイリングの子会社)は、ベーシックで機能的な普段着を安く買えるところがないという消費者の不満に狙いを定め、高品質なカジュアルウエアを手頃な価格で提供し大成功しました。
※SPA: 企画・素材開発・素材調達・生産・物流・販売までを一貫して行うアパレル製造小売業

高級スーパーの「成城石井」は、大量販売のスーパーマーケットにはない高品質な食料品の品揃えが豊富で、裕福な主婦層をターゲットに成功しています。

STPに成功しているポータルサイト

ポータルサイトの中でも特定のテーマに特化して成功している企業があります。
葬儀・墓石・仏具などの事業者とお客様をマッチングさせるポータルサイト「いい葬儀」「いいお墓」「いい仏壇」を運営する「株式会社 鎌倉新書」です。

社名の通り、創業当初は印刷業で、それも大変ニッチな仏教業界の仏教書や仏具関係の書籍を手掛け、その後、仏教以外の供養業界向けの印刷物を取り扱うようになりました。
つまり、葬儀業社や墓、仏壇など供養業者のネットワーックを築く中で、知識やノウハウも蓄積されたことでしょう。

一方で、社会の変化として、戦前、檀家と寺の関係が成立していた時代から、戦後、交通の発達による民族大移動時代、産業構造の変化、核家族化などの要因から、従来の葬儀・供養の習慣が薄れ、死の場面を迎えたときに何をすればよいか、知識を学ぶ経験の場が激減しています。

そこに着眼し、知識・ノウハウの情報発信とサービスの提供、必要な人に必要なサービスを届けるマッチングサービスを行う手段として、これから将来を見据えると、ポータルサイトが最適だと経営者は考えたのでしょう。

ポータルサイト市場というと、GoogleやYahoo!など大手企業も多数存在しますので、ターゲティングとポジショニングは必須です。

ポジショニングは、当事者(葬儀社)ではない第三者として、葬送文化や風習などの情報価値の提供ではないでしょうか。

測定可能な情報を使う

STPの目的は、変化する市場や多様化する顧客ニーズ、競合の変化、様々な要因により変化するビジネス環境において、自社が優位に戦える方法を検討することです。

セグメンテーション

まず、「戦う市場はどこか」大きな枠組みを決めます。
たいていは、扱う商品・サービスを括る市場と考えれば問題ないです。
ケーキを作っていればスイーツ市場、食品を販売しているスーパーマーケットであればスーパーマーケット市場という具合です。

「戦う市場はどこか」を決めたら、その市場を細分化します。
細分化する軸は、消費者をターゲットにする場合は、下記4種が一般的で、その中から2軸の組み合わせを決めます。
組合せは1つだけでなく複数でも構いません。

人口動態変数: 性別、年齢、家族構成、収入、職業など
地理変数: 地域、気候、文化、宗教など地域特性
心理的変数: 人の感性、ライフスタイル、価値観など
行動変数: 商品の購買、サービスの利用、顧客行動など

※「心理的変数」に関する参考:事業戦略に感性分析はなぜ必要か

測定可能な情報(感性情報も測定可能な情報に変換可能)を選ぶと、市場規模の計算や将来予測が可能になります。
セグメンテーションは細分化するところまでです。

ターゲティング

大きな枠組みを細分化した中から、自社が狙う小さい枠の集合体(ターゲット)を選択して決めます。
決める基準は、「顧客の数(市場規模)」「競合の存在」「成果の測定可能性」などを考慮するとよいでしょう。

例えば、あるスイーツ屋が、スイーツ市場において、価格軸(高価格から低価格)と性別(男女)でセグメンテーション(細分化)し、「高級」(価格軸)スイーツを「男性」(性別)向けに作るターゲティングを行う、という具合です。
価格帯も性別も、調べようと思えば調べられるので測定可能といえます。(男性向け高級スイーツ屋があるなら、ニッチで話題になるかもしれませんが、売上の成長性は疑問ですね。)

ポジショニング

ターゲット市場(自社が狙う小さい枠組みの集合体)における自社の立ち位置を明確にします。
ポジショニングは、企業目線で自社の優位性を考え、立ち位置を決めます。強みを発揮できる位置取りを行います。

例えば、図の横軸を「こだわり(素材⇔デコレーション)」、縦軸を「健康⇔デザート」とし、図右上(健康をテーマに、生産者から直接仕入れる素材にこだわったスイーツを提供する)を自店の売りにするという具合です。

市場や顧客目線で行うセグメンテーションおよびターゲティングと、企業目線で行うポジショニングは質が違うのが留意点です。

まとめになります。

STPとは、
S: セグメンテーション(Segmentation)、市場の細分化(ニーズのグループ化)
T: ターゲティング(Targeting)、自社が狙うのに最も魅力的な市場(狙う顧客)を決める
P: ポジショニング(Positioning)、設定したターゲット市場における自社の立ち位置(優位性)を決める

分析の手順は、
S→T→Pの順に一つずつがっちり決めて順に進めなければならないかというと、そういうわけではありません。
Pがすぐに決まる場合は、Pを決めておいて、SとTを考えるという順でも問題ありません。

STPを行うからこそ、ビジネスを有利に進めることができるのです。

STPのトレーニングは、『JMLAベーシックパスポート』
セグメンテーションの心理的変数に関する感性分析は、『感性マーケティング』
お問合せはこちらからお願いします

参考:「3Cとは、SWOTとは」「5F(ファイブフォース)分析とは」「3C、4P使いこなしていますか?」「営業や提案をする立場になる人が必要なスキル

「ひと手間の愛情」感性マーケティング

年間365日1095回の食事の助っ人

「今日の朝食は何にしようかな」「今日のランチは何食べようかな」「夕食は何にしようかな」
一日3度の食事を、みなさんはどのように選択していますか?

働く女性が増え、家庭での料理作りにかける時間が減っているにもかかわらず、レシピサイトやレシピ本、料理番組の人気は相変わらず続いていますよね。
私も、「時短」レシピには大変お世話になっています。

それに、1日3回のうち、ランチは外食やお弁当に頼っています。
朝食や夕食も、相当な回数で時短食品を利用しています。
近年のお惣菜やチルド食品、冷凍食品は、おいしく、彩りも美しく、作り方も楽しく、高品質なのにお値ごろなものが多く、感動しています。

後ろめたさも吹っ飛ぶ感動食品

一昔前、お惣菜やチルド食品、冷凍食品など、「味が濃すぎて」とか「脂っぽい」とか、手作りの味とはだいぶ違うという時代がありました。
はたまた利用すると「手抜きしている」と、家族に言われたり。

しかし、近年のお総菜やチルド食品、冷凍食品は、味が良く、健康にも配慮された、高品質な商品が次々と発売されています。

加えて、楽しい!

例えば、
キユーピーのたまご つぶしてつくろう たまごサラダキユーピー株式会社
テレビCMはインパクトがありましたね。作り方を見ているだけでワクワクしてきます。

Youtube キユーピー公式チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=vOdmu99yPp4

味の素 ギョーザ味の素冷凍食品 株式会社
油なし、水なしで、冷凍のままフライパンに並べるだけ、そんな簡単に作れるの?疑りながら、でも作り方を信じて作ると、本当につくれてしまった!

Youtube 味の素冷凍食品公式チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=g_kk8rR-HIY

美味しいだけではない、驚きや感動まで与えてくれます。
まさに、顧客の感性に響くCX(顧客体験=Customer Experience)を通して、顧客の「満足感」や「喜び」といった価値を提供しています。

他にも、「国民1万人がガチで投票!冷凍食品総選挙」2019年結果2018年結果の商品をご覧になると、「我が家も使ってる」という商品が多数ランクインしていることでしょう。

滋味に富む懐にもやさしい外食チェーン店

家族や子供の食事を考えて毎食料理をすることは、後片付けまで含めると、時間も手間もかかり、「愛情」という言葉で片づけられない切実な問題があります。

そんな悩みを持つ主婦にとって、外食は一つの解決手段ではないでしょうか。

野菜不足を補う、栄養バランス、家族で食べに行っても懐にやさしい、と思ったとき、思い浮かぶ外食店はどちらでしょうか?
私がすぐに思い浮かべるのは、自宅近くのショッピングモールの中に入っている、(600店舗以上を展開する)長崎ちゃんぽんの専門店「リンガーハット」です。

リンガハットの3C分析をしてみると、「栄養バランス」で独自のポジションを築いています。
長期的に戦略にブレがない企業だと、利用させていただく度に関心しています。

国産野菜たっぷりちゃんぽんは、きっと、主婦の心をわしづかみしていることでしょう。

お母さんが疲れているときに、疲れた顔をしながら料理をする姿を、子供やご主人が見るとつらくなるでしょう。
それよりも、そんな時は外食でもして、家族で楽しく食事ができれば、お母さんも子供もお父さんもみんな幸せな気分になれるでしょう。

このように、お客様の感性を掴んだ商品やサービスは、お客様に喜んで消費していただけます。
お客様の気持ちを掴み切れていないなとお悩みの方は、当会の感性マーケティング講座にご参加ください。
JMLAマーケティング資格講座体系はこちらからご覧ください。

最近変化しているなと感じたこと

20歳の渋野選手がメジャー制覇しても平静なわけ

イギリスで行われたゴルフのAIG全英女子オープンで、4日、初出場で20歳の渋野日向子選手が初優勝したニュースが連日報じられていますね。

笑顔で楽しそうにプレーする!
プロテスト合格から1年、初出場初優勝!
樋口久子選手以来42年ぶりとなる日本人のメジャー制覇を成し遂げた!
お気に入りのお菓子「タラタラしてんじゃね~よ」まで話題に取り上げられ。
日本の「スマイル・シンデレラ」(と海外でも絶賛)

それでも会見で渋野選手が発する言葉はいたって平静。
生まれ育った環境も影響しているでしょうし、今の若い選手たちは、以前とは違いアマチュア時代から場数を踏む機会が多くあり、経験値が上がっていることも影響しているでしょう。

また、社会変化としてグローバル化が進み国際交流が増えたことや、デジタル化が進み世界の情報が身近になったこと、スポーツや教育の分野もデジタル化が進み、世界の技術を学べる機会が増えていることなども、間接的に経験値の向上に影響しているといえるでしょう。

滝川クリステルさんの結婚会見にみる新生内助の功

昨日のニュース番組を見て、びっくりしました。
小泉進次郎さん(自民党衆議院議員)と滝川クリステルさん(フリーアナウンサー)の結婚報道。
8日日中、小泉議員の地元、横須賀市役所に代理人を通じて、婚姻届けを提出したそうです。

知的・美人・語学が出来て華やかで仕事ができて、かつこれからは、将来日本を背負って立つ政治家になることを期待されている旦那さんを、出世させるという仕事も加わりますね。
相当の覚悟と能力が必要だと思います。

天皇の退位と即位(4/30・5/1)後、トランプ米大統領の訪日で、新皇后・雅子さまがメラニア・トランプ夫人と話す姿が映像で流れた光景が記憶に残っていますが、その姿と滝川クリステルさんの未来の姿とが不思議と重なりました。

「内助の功」という言葉は昔から使われていますが、これからの時代は、昔ながらの「内助の功」に加えて、「新生内助の功」の能力が必要そうです。

旦那さんがいない場所では主役だが、旦那さんと一緒にいるときは右腕として旦那さんの出世を支援する能力。

女性がますます広い社会に出てパワフルに活躍する未来予想が描けそうです。

時代変化は自社のビジネスチャンスにつながる

女性の社会進出、男女平等と言われて久しいですが、本当の意味での実現はこれからも継続されるはずです。
一方、少子化による人口減の問題を日本は抱えており、この大きな課題に立ち向かうべく、インバウンド需要増や外国人労働者増の方向にビジネス環境が動いています。

さまざまなことが変化するので、将来を見据えることは難しい・・・。

アンコントロールなことは将来予測から除外し、自社でコントロール可能なことに絞り、将来のビジョンを描くとよいと思います。

世の中が変化したことで、恩恵を受けていることがきっとあるはずです。
そのことと自社の提供価値がフィットしているから商売が成立しているということが最低1つはあるはずです。

その芽を見出し、その本質や周辺を眺めるとチャンスに気付くかもしれません。
そのチャンスをヒントにビジョンを描いてはいかがでしょうか。

JMLAでは、自社を見つめ直し将来の事業を考えるお手伝いを、プロジェクト型と受講型と選択いただけるようご提供しています。

お気軽にお問合せください。

JMLA感性マーケティング資格講座体系はこちらからご覧ください。

顧客経験価値をデザインする

「感性」は未来のビジネスに必要不可欠

感性とは、「外部刺激に対する人の心の反応とそれを表現する能力」です。

ビッグデータの解析やAI(人工知能)が進化しても、人間の意思決定や創造力は特有で、人間にしか表現できません。

製品開発の過程において、数えきれないほどの実験と失敗を繰り返し、材料の選択、加工、構造、形状などの最適解にたどり着くのは、緻密な分析と感性による意思決定を繰り返した結果です。
漫然と目的や意識を持たず続けるわけではありません。

イノベーションを起こす過程において、新結合※させる最適な組み合わせも緻密な分析と感性による意思決定により行われます。
※新結合:シュンペーター(イノベーションの父、経済学者)は、「イノベーションは新結合である」と定義しています。

映像や音楽、デザインやマークは当然のごとく感性による創造物です。

これらのように、「感性」はビジネス、経営、マーケティング、知的財産、ブランディングと密接な関係にあります。

「感性」は、工学の分野、芸術や人文科学の分野、心理学や精神医学の分野などでも研究されています。

「感性」を戦略的にマネジメントするヒント

顧客経験価値マネジメントの提唱者シュミットは、次のモジュールを総合的に向上させ、顧客の経験をデザインすることが重要だと説いています。

シュミットの戦略的経験価値モジュール(SEM:Strategic Experiential Module)

▶ Sence(感覚的経験価値):
五感を通じて感じるもので、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚に刺激を与える。

▶ Feel(情緒的経験価値):
情緒的経験価値は気分と感情に分かれる。
気分は理由が特定されない状態を指し、感情はレベルや動きを示す。よって感情に刺激を与える。

▶ Tink(知的経験価値):
顧客が言葉や刺激に触発され、連想、好奇心、驚きを促進させ、新しい知識を得て深く思考し、顧客がブランドに対して創造的・ポジティブな志向になるよう導く。

▶ Act(行動的経験価値):
顧客が実際に体験したり、接触したり、利用・使用したりして得られる価値を指す。
ブランドストーリーを描きコントロールする。

▶ Relate(関係的経験価値):
顧客の自己とブランドの世界観(社会や文化)の文脈とを結びつける。

「経験価値」をお客様サービスとして具現化している有名な例に「ザ・リッツ・カールトン」が挙げられます。

このようなフレームワークを使い「感性」をマネジメントする方法や、知的財産として法的保護を受ける方法が考えられます。

特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、不正競争防止法により、感性価値を知的財産として保護することができます。

商標法が2014年、2015年に改正され、保護対象が拡大したことや、意匠法が2019年の国会で保護対象の拡大が可決されたことからも、「感性」という曖昧な存在が、ビジネスや経済活動において、重要性を増している証といえます。

「感性」情報を計算できる数字にする

ビジネスの仕組みが高度化・グローバル化するにつれ、またデジタル社会が進化するにつれ、計算しやすい数値データが主流となり、計算できない「感性」は曖昧な存在として軽視されてきました。

弊会(JMLA)では、改めて経営に与える「感性」の影響力を見直すべきであるという考えのもと、経営を具現化するマーケティング活動に「感性」を取り込む感性マーケティングの考え方と実践方法を体系化したメソッドを保有し、人財育成および事業支援を行っています。「感性」情報は定量化することで、意思決定に非常に役立ちます。

これまでに事業支援をさせていただいたお客様に多かったお悩み:
1. 顧客の「建前」ではなく「本音」を知る
2. 社員意見を建設的な意見にまとめベクトルを合わせる
3. 10年後の会社の姿を描くためのストーリーをつくる
4. 新しい事業・商品を創れないを解決する
5. 顧客履歴やPOSデータから見つけられない新たなターゲットを発掘する
6. 発信する魅力を具現化、言語化する
7. 何から手を付けてよいか分からない状態から成果を出さねばならないを解決する

ご支援は、コンサルティング形態と企業の方々と共同で進めるプロジェクト形態から選択可能です。
中でも新規事業の創出や新商品企画は、プロジェクト形態をお勧めします。
知識やノウハウを自分たちのものにしていただけるノウハウの伝授とサポートを実施しますので、自分たちで新規事業の創出や新商品開発を行えるようになります。

ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

ブログ「感性マーケティングとは」

「美意識」と「微意識」の感性の違い

そろそろ浴衣の季節でしょうか

今年の夏は、「浴衣(ゆかた)」を着ますか?
夏祭りや花火といったイベント情報の写真には、たいてい浴衣姿のモデルさんが映っているので
ついつい見入ってしまいます。

「浴衣」が今のファッションとして着られるようになるまで、
古代    神事に関わる衣装
平安時代  貴族が沐浴のために着る内衣(ないえ)・インナー
武士の時代 入浴後の”汗取り”(≒バスローブ)
江戸時代  長屋(自宅)から銭湯に行くまでの外出着
と役割が時代時代によって進化してきました。

外出着として着用されるようになって初めて、江戸っ子の気質に合うデザインが生まれ、今日に至るのですね。

日本の伝統衣料「ゆかた」の振興普及を行っている「日本ゆかた文化協会」さんは、2020年の東京オリンピックで、オリンピック会場がゆかた姿の観客でいっぱいになることを目指して、ゆかた着付け講座や、モデル体験イベント、ゆかたイベント開催者に大量レンタルサービスを行っているようです。
ご興味をお持ちの方はお問合せしてみてはいかがでしょうか。

話を戻しますと、あなたなら、どんなカラー、デザインの浴衣を選びますか?

あなたなら何色を選びますか?

今や浴衣のカラーやデザインは、和洋中と世界中のどのような人でも子供から大人まで、自分の好みに合うものが選べるほどバラエティに富んでいます。

和色が好みですか?洋色が好みですか?
私は青色が好きです。青色を好きな人は相当数いらっしゃるでしょう。
しかし、青色の中でも好みは分かれるでしょう。
マリンブルー、ターコイズブルー、スカイブルー、シアン、コバルトブルー、ネイビー、紺碧、瑠璃色、紺・・・
世界の伝統色の名前とカラーコード」に青系はまだまだあります。

色の好みは、国による文化の違いも影響します。
例えば、「緑色」。
アイルランドでは、国を象徴する色。
インドネシアでは、禁止の意。
メキシコでは、独立。
チリでは、希望。
日本では、エコ、平和。
イスラムでは、繁栄。
ヒンデウゥでは、愛。
中国では、不貞。
欧米では、若さ。

ですから、好みは千差万別なのでしょう。面白いですね。

余談になりますが青つながりで、江戸時代の「青」をテーマに、渋谷区の2つの美術館が連携企画展を開催しているようです。
陶磁器専門の戸栗美術館・・・「青のあるくらし 江戸を染める伊万里焼」(2019/7/2~9/22)
浮世絵専門の太田記念美術館・・・「青のあるくらし 着物・器・雑貨」(2019/7/2~28)

シンメトリーとアシンメトリーに見る「び」意識

シンメトリー  : 左右対称であること。(西洋文化)
アシンメトリー : 非対称、不均衡であること。(日本文化)

統計の正規分布は、シンメトリーですね。

日本文化は、アシンメトリーを美と捉え、微と妙の感性を育んできました。
完璧なシメトリーではない、不足や不完全を心の中で完成させることを味わう文化です。
曖昧さの美学(微学)で、人それぞれの感性に委ねる部分を残しておくというわけです。

不完全さに面白味や深味を見出してきたのが日本文化です。
この味を楽しむためには、侘び寂び(わびさび)や粋、茶心など、微と妙の感性が必要となります。
この微妙な感性によって生み出されたものやことが、諸外国の方々に魅力を感じてもらえるところなのでしょう。

この感性を日頃のお仕事に生かしてみてはいかがでしょうか。
当会では、『感性マーケティング』を学べる資格講座を開催しています。
ご興味をお持ちの方は、こちら↓もご覧ください。
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「do it yourself」コト消費を楽しむ時代

あなたはDIY派?日曜大工派?

「DIY」、よく耳にしますね。「do it yourself」の略ですが、モノ消費からコト消費に移り変わるとともに、人気がますます高まっています。
「日曜大工」という言葉の方が慣れ親しんでいるという方もいるかもしれません。

日テレ系のDIY番組は、私は好きで見ています。
「有吉ゼミ」(日テレ)「ヒロミの八王子リホーム」
「幸せ!ボンビーガール」(日テレ)ファッションモデルの森泉さんの出張DIY
など。

番組内では、専門工具も多く登場するので、リフォームやリメイクが本格的。
専門の会社でしか購入できなかったような工具が、今では、ホームセンターに行くと、かなりの数の工具が入手できます。

家の内装やインテリア、小物、または、庭造り、すべてDIYという方もいれば、一部DIYを楽しむという方、様々でしょうが、オリジナリティのある世界観は、その人その人の感性で生み出されますね。

「坂上&指原のつぶれない店」で紹介された「ジョイフル本田」の戦略

あなたの家の近くにはどんなホームセンターがありますか?
DIYをするとき、どのホームセンターを利用しますか?

ホームセンター業界 売上高ランキング(2018-19)
※売上および店舗数は各社サイトより

1位 ニトリHD             6,081億円|576店舗
2位 DCMホールディングス       4,458億円|671店舗
3位 コメリ              3,468億円|1,192店舗
4位 コーナン商事           3,195億円|356店舗
5位 ナフコ              2,232億円|366店舗
6位 LIXILグループ(株式会社LIXILビバ) 1,809億円|98店舗
7位 ジョイフル本田          1,487億円|21店舗
8位 島忠               1,402億円|59店舗
9位 ケーヨー             1,148億円|177店舗
10位 アークランドサカモト(ホームセンター部門)    623億円|41店舗

7位の「ジョイフル本田」の戦略は「大型店主義戦略」。
「欲しいモノが見つかる」をコンセプトに、22万点を超える豊富な品揃えで、客単価を上げる戦略をとっています。
上記の上位企業と比較して圧倒的に店舗数は少ないですが、21店舗で年商約1,500億円、1店舗あたり平均70億円超を稼ぎ出していることになります。
各店舗の敷地面積は、平均すると東京ドームの2.3個分だそうです。

一方、3位の「コメリ」の店舗数の多さも目を引きます。
元々のターゲットは農村部「農業をする人たち」で、そのため、業務用品を取り揃えています。
売場面積が1,000m2と一般的なホームセンターより小型で、チェーン展開を前提に開発されており、他社が進出できない人口1万人程度の小商圏にも出店する戦略をとっています。
大型店と不用意な競争をせずに済みます。
全国有数の農業地帯が広がる新潟県(三条市)で創業した「コメリ」だから選択した戦略といえます。

自社の強みを突き詰めているからこそ、成長戦略にチャレンジし続けることができるのだと思います。

成長戦略の裏側

成長している企業は、目立ちます。
目立つということはポジションが明確だからです。
生活者や顧客企業が、何かしたいと思った時、何かに困ったとき、あそこに相談しよう、あそこを見に行ってみよう、と思い浮かべることができるブランドです。

ブランドは広告のみで形成されるものではなく、地道な努力と実績の積み重ねで築き上げられる無形資産であることは言わずもがなです。地道なマーケティング活動が必須です。

そのマーケティング活動の方向を見誤らないために必要な戦略立案のための分析が、3C分析やSTP分析です。

3C分析
:customer(市場、顧客)
:company(自社)
:competitor(競合)

STP分析
:segmentation(セグメント化)
:targeting(ターゲット選定)
:positioning(自社の競争優位な立ち位置の明確化)

お客様の顕在・潜在ニーズに対して、自社が提供できることで可能な限り競争しないマーケット、あらゆる企業がそういうマーケットを日々探していますね。
ですから、3C/STP思考を身に着けておくことはビジネス上、大変有用です。

3C/STP思考を身に着けたい方は下記もご覧ください。
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SDGsとマーケティング

国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」

最近、中小企業にも「SDGs」が浸透し始めてきたと感じます。

政府発表の『拡大版SDGsアクションプラン2019(令和元年6月)』にも、
冒頭『SDGs実施方針』の中に、
Ⅰ.SDGsと連動する「Society5.0」の推進」第二項目に
「中小企業のSDGs取組強化のための関係団体・地域、金融機関との連携を強化」とあります。

自社で取り組めることは何だろうか?

17のゴールと169のターゲット、そして169のターゲットを更に具体的にした244の指標
(総務省 持続可能な開発目標(SDGs)2019年4月更新 指標外務省仮訳
は、Excel版かPDF版をダウンロードすると確認できます。

小規模・零細企業において、SDGsの取組みは2つの方向で考えることができると思います。
一つは、自社で取り組めることから始める。
もう一つは、既に取り組んでいる企業の商品やサービスを利用することで、間接的に自社も取り組みに参画する。

自社がこれまで当たり前のこととして取り組んできたことを、SDGsの枠組みにあてはめて見える化すると、今後10年の経営や事業戦略を更新することに繋がるかもしれません。

ロゴは使えるの?

SDGsのロゴは、「SDGs ロゴ」で検索すると、「SDGsのロゴ|国際連合広報センター」が上位表示されます。

アクセスすると、ダウンロード用のロゴが用意されていますが、ロゴの使用は、同じサイト内からダウンロードできるガイドラインに沿って使用する必要があり、下記のように記載されています。

「各国政府や政府間機関、非営利組織、民間セクターを含め、国連システム以外の主体は、以下に定める要件に従い、かつ、各主体が必要書類を提出することを条件に、SDGsロゴ(国連エンブレムのないバージョン2)と17のSDGsアイコンを使用できる。」

問い合わせと許可
United Nations Department of Public Information
United Nations, S-1018, New York, NY 10017, USA
メールアドレス:SDGpermissions@un.org

NY国連広報へ書類を提出する必要があると記載されており、ハードルがグッと上がりましたが、他に解説しているサイトを探すと、「SDGsジャーナル」というサイトが見つかり、こちらでは、中小企業目線でロゴの使用方法を丁寧に解説してくれていました。

2019年最新版|SDGs 公式ロゴ使用法」が非常に読みやすく書かれていますので、社内に専門部署がないという企業様で、ロゴについてこれから情報を探すという方は、お読みになると良いと思います。

【アニメでわかる!SDGsロゴ使用法】
「SDGsロゴ|ロゴって使用許可が必要なの?」「SDGsロゴ|デザインて変えてもいいの?」
https://www.youtube.com/watch?v=_oq8gcd94rg&list=PLQK0pRSh9-dU1FHVmWlXu1RgLIyliANJi&index=1

日本の中小企業とSDGsの共通性

近代入ってきた欧米型の株主資本主義による短期的利益追求に歪みが出始め、SDGsの考え方に転換しています。

SDGsの考え方は、思い返してみれば、日本の近江商人たちが実践していたことですよね。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」。
「利益だけではなく道徳も大切にしよう」という日本型の経営です。

目に見えない資産を長期に渡って築く、地域との関係、自然との関係、等
まさに、持続可能な社会を長期に渡って築く経営は、中小企業が元々行っていた日本型の経営ではないでしょうか。

すでに行ってきた取り組みに自信を持ち、世界共通のSDGsという枠組みを意識しながら、積極的に自社の強みを発信することが大切ではないでしょうか。

マーケティングの分析フレーム3Cも、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の思想を取り入れると、日本型経営の原点に戻る気がします。まさに、日本人の感性を取り込んだ経営といえますね。

経営を具体的に実行するのはマーケティングです。
日本型マーケティング、感性を取り込んだマーケティングにご興味を持たれた方は、こちらもご覧ください。
『JMLAベーシックパスポート』(基礎マーケティング)
『マーケティング解析士プロフェッショナル 感性』(感性マーケティング)
『事業支援』(マーケティングサポート)

外国と違う日本の贈り物文化

父の日、母の日にプレゼントは贈りますか?

2019年の「父の日」はいつでしょう?
6月の第3日曜日、6月16日。あと10日ほどです。
「父の日」にプレゼントは贈りますか?

「母の日」は5月の第2日曜日、今年は5月12日でしたね。
「母の日」にプレゼントは贈りましたか?

国内ギフト市場規模は、個人+法人で、10兆4,430億円(2017年)※1
スーパーの総販売額13兆円(2018年)やコンビニエンスストアの全店年間売上高11兆円(2018ねん)に迫る規模です。

「個人」のギフトに限定すると、6兆280億円(2016年)※2
お歳暮やお中元といった家族単位の贈答は減少する一方、カジュアルギフト(旅行土産、日常的なプチギフト)は増加傾向にあるようです。

日頃の感謝やちょっとした”気持ち”を表現するコミュニケーションツール「プチギフト」として使われているのですね。

贈答文化にみる日本人特有の感性

日本人は、人から何か頂き物をしたときは、お返しをする人が多いのではないでしょうか。
贈答の漢字は、「贈」は贈る、「答」はお返しで、何か贈り物をいただいた時は、お返しをするのが日本では風習です。
「つまらないものですが」「気を使わないで」と言われても、返礼をする人は多いでしょう。

贈答文化のはじまりは、日本は農耕社会で、「収穫したものを分け合う」双方向の関係を築き、その後、家柄や身分を示す物に使われたりしながらも、双方向のやりとりが確立されたようです。

贈り物の包装にも日本人はこだわります。
包装の方法も、祝儀と不祝儀で折り方が違うなど、細やかなところまで気を配る、日本人ならではの作法が存在します。

「エコ」重視でラッピング不要と言われた時もありましたが、「インスタ映えするラッピング」を好む人や、小物入れ等、生活雑貨やちょっとしたインテリアに再利用している人も多く、生活を楽しむポジティブなアイテムになるラッピングをこれからも企画してほしいと思います。

また、外国の方から見ても、水引(みずひき)、熨斗(のし)、包装の日本の風習は”美しい”と感じてもらえる一面だと思います。
日本人として改めて見直したいですね。

日常商品をプチギフト商品にする企画の鍵は?

日常的なプチギフト、カジュアルギフトのシーンが増え、贈答(贈る、お返しする)頻度が増えるということは、これまで日常品だった商品も、ちょっとした付加価値をつけることで「プチギフト品」として選ばれる可能性があります。

付加価値をつけることは簡単ではないですが、消費者の感性を探ることで見えてきます。
年齢、性別、地域といったデモグラフィック属性(人口統計学的変数)やジオグラフィック属性(地理的変数)を用いてニーズを探っても見えてきません。

どのような気持ち(感謝、喜び、等)をどのように形にしたいのか、というようなサイコグラフィック属性(心理的変数)が鍵を握ります。
付加価値戦略、価格戦略の際は、感性マーケティングの考え方がとても役立ちます。

付加価値商品を開発したいがどうしたらよいかわからないという方は、お気軽にお問合せ下さい。
日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)は、人の感性をベースに付加価値の開発を応援する活動を行っています。

お気軽にご相談ください

東京・新木場~若洲エリアを1日巡って得た体験を、3か所取り上げました。_この地域のどの施設も、スタッフの方々が情熱を持ってイキイキとしていて、そして、自分たちが提供している強みを十分理解し、上手に発信していたことが印象深かったです。_このことは、他の企業や組織においても2つの点で参考になると思います。_①スタッフの情熱や活気は顧客やクライアントに好印象を与えます。_②地域の歴史や文化に触れ、それをビジネスに取り入れることは、地域社会との一体感を築くだけでなく、顧客との結びつきを深めます。_また、嗅覚や触覚の刺激が多数あったことも印象的でした。その他の五感(視覚、聴覚、味覚)も当然フル活動させられました。嗅覚や触覚、五感全体を活かすことは、商品やサービスのデザインやマーケティングにおいて大きな要素です。顧客が感じる体験を豊かにし、記憶に残るような感性的なアプローチのお手本として参考にできると言えるでしょう。_以上、自然に触れ、各施設のスタッフの方々と会話し、地域の歴史や文化を再認識し、新しく再構築され生み出されたモノやコトに触れた一日を通して、持続可能な社会・地域の実現に向けた活動とはこういうこと!、という貴重なリアル体験ができました。_
マーケティングや感性マーケティングの視点から、自社の強みを理解し活かすことや、顧客の感性に響き共鳴することは、売上拡大・利益拡大のための戦略や商品開発に欠かせません。_私たちJMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)は、より目的に沿ったデータ分析・感性分析をご支援していますので、ビジネスに活用できる分析アウトプットをご提供することを常に心がけております。_今回は、私たちのデータ分析が最終的につながるゴールの形を体験したように思います。ビジネスに有用なデータ分析をするべく精進を続けます。_私たちJMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)は、企業がデータ駆動の意思決定を行い、市場での競争力を向上させることができるお手伝いをしております。_自社のデータをもっと活用したいなどの課題をお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。

e-mail:
support@marketing-literacy.org

TEL:
03-6280-4312(平日9:00-18:00)

             

  • 自社のデータをもっと活用したいなどの課題をお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。
  • 過去にアンケートを行い、定性情報(フリーアンサー)は読んだだけという状態でしたら、非常にもったいない!定量化して分析することで、次のようなさまざまな課題解決に活用できます。経営のビジョン、収益拡大のための戦略立案、商品開発、ブランディング、業務改善、コスト削減など。お気軽にご相談ください。

「感性マーケティング」にご興味をお持ちの方は、こちらもご覧ください。
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参考資料

※1 矢野経済研究所『ギフト市場白書2018』
※2 DNP『生活者潮流』記事「2016年CtoCギフト市場規模は推計6兆280億円(2017.05.08)