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堀内香枝 について

女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。

「プロモーション」から「コミュニケーション」へ B2B2Cの失敗事例から学ぶ ヒト対ヒト

Facebook社が、社名をMetaに変えました。仮想現実空間「メタバース」を企業のメインドメイン(中心的事業領域)とするということだそうです。

メタバースとは、インターネット上に構築された、三次元仮想空間のこと。VRやARなどの技術を用いることで、仮想空間を現実世界にいるような感覚で体験することができます。
メタバースは、ユーザーとユーザー、ユーザーと企業を結ぶ新たな概念と言っていいでしょう。ゲームやソーシャルVRの他、バーチャルオフィスなどもメタバースの一つです。最近では、教育の現場や、美術館、博物館でも利用されているケースがあります。
メタバースは、あらたなコミュニケーションの舞台として機能し始めているのです。

メタバースそのものには、現在賛否両論あるようですが、ここではそのメタバースそのものではなく、マーケティングにおけるコミュニケーションの重要性に関してお話ししたいと思います。

マーケティング「4P」の意味的変化

マーケティングの戦略立案に必須の4Pという言葉がありますが、その4つのPのひとつに「Promotion(プロモーション)があります。

「マーケティングの4Pとは」についてはこちらをご覧ください。

昔は言葉通りに、企業が商品やサービスをプロモート(Promote)する活動が「Promotion(プロモーション)」の主体でした。商品やサービスの特徴を宣伝することが重要だったのですが、その「Promotion(プロモーション)」の意味合いが近年変化してきています。

何故でしょうか?
それは消費者・顧客の情報収集能力が飛躍的に高くなったからです。

一昔前は、消費者・顧客は商品情報をテレビCMや新聞、雑誌などの企業広告活動から、情報を収集するしか方法がありませんでした。しかし現在は違います。

SNS等から様々な情報の入手が簡単にできるようになりました。個人でも情報収集が可能です。
様々なメディアが競って情報を発信しています。情報収集先を一つに絞らなくてもよくなりました。
SNS等で人々は情報を交換できます。企業本位ではなく、ユーザーの視点からも情報が得られるようになっています。
企業からの宣伝広告により商品の存在を認知したとしても、すぐには飛びつかず、周囲の信頼する人の評価など、レビューを参考にし、その良しあしを判断するようになりました。

「Promotion(プロモーション)」は「コミュニケーション」へ変化したのです。

「Promotion(プロモーション)」は「コミュニケーション」へ変化した

         

メタバースは受け入れられるのか!?

「相棒」というテレビ番組(刑事ドラマ:season20 第13話「メタバース殺人事件」)でも、仮想現実空間「メタバース」を題材にした物語が繰り広げられましたが、いよいよ一般社会にもその時代が来るのでしょう。

コロナ過でリモートによる企業活動や教育活動が展開され、人々もその方法に慣れてきています。これは、メタバースの利用が多くなってきているとも言えることです。

しかし、実際に経験すると、「Web会議では人の感情が捉えにくい」という声や、「学生からは仲間と会えず、友達ができない」などという悩みも多く聞かれます。

これらの問題の本質は何でしょう?

それはまさしくコミュニケーションなのです。人は人とのつながりを求めます。

悲惨な例としては、電車内での凶行を起こした「小田急線 無差別刺傷事件」の犯人の理由も、「仕事に失敗し周りの人とうまく付き合えなくなった」という人とのつながりが問題だったようです。極端な例を挙げてしまいましたが、それくらい人は「人とのコミュニケーションが生きていくうえでとても重要」だということです。

人とのコミュニケーションが生きていくうえでとても重要

         

人間の基本的欲求としてコミュニケーションは存在します。
つまり、企業がそのコミュニケーションに対応することは非常に重要であり、必然であると言えます。
 
コミュニケーションの方法は、テクノロジーの進化に伴い、発達した様々なツールやソリューションを利用するものに変化しました。
一般消費者が容易に情報を入手したり、自分自身で発信できるようになったわけですから、企業側にもますます対話力が求められるようになっています。 

「メタバース」世界でも、企業は、消費者・顧客とコミュニケーションを取りながら、「人が何を欲しているのか?」を感じ、その要求にどのように応じるか、といった、「対話すること」が求められるのではないでしょうか。

プロモーションからコミュニケーションへ BtoBtoCの失敗事例から学ぶ

ここで一つ具体的に、B to B to C のコミュニケーション失敗事例を挙げます。

マンションの「管理会社(サービス提供会社)」と「管理組合(住民の組合)」と「個人としての組合員=住民・理事長」との間で起きたコミュニケーションの失敗例です。

マンションの管理会社は、契約しているマンション(マンションの管理組合)に対して月次の理事会運営を中心に、さまざまなサポートを提供しています。これまでは人的対応が中心でしたが、近年、ICT化(情報通信技術「Information and Communication Technology」)を進めており、その一つに決済があります。
これまでは、担当の営業が支払い用紙を準備して、マンションの管理組合の理事長に捺印をもらうために家庭訪問をして、決済を進めていました。

それをオンライン決済(ネットバンキング)に切り替えています。決済の都度、理事長宅に訪問しなければならなかったのが、管理会社の経理システムから自動送信するだけで済むので、何軒ものマンションを担当している営業担当者の業務負担が減り、効率化を図ることができます。

しかし、それまでの決済には、人と人のコミュニケーションがありました。住民が参加する理事会で決済承認をして、加えて決済金額と内容について、担当営業から説明をし、そこで初めて、組合の住民を代表する理事長が決済手続きを行っていたのです。
このフローがあったからこそ、安心して決済業務を管理会社に任せることができていました。しかし、フローがオンライン決済に切り替わった途端、理事会での決済承認もなくなり、何の決済なのか担当営業からの説明もなく、自動配信のみで決済を済ます流れに変わってしまったのです。
当然、説明もなく決済が行われてしまったために、住民たちがから不満が出てしまいました。

決済および金銭のやりとり

「決済および金銭のやりとり」は、「人と人のコミュニケーションが信頼を築き、その信頼の上に成り立っている」ことに、改めて気づかされたケースです。

このコミュニケーションの失敗は、住民代表の理事長からの要求で、決済承認を自動配信する前に、下記のステップを踏むことで解決しました。

Step1 理事会で決済承認を行う
Step2 オンライン決済の承認を行う人(組合の理事長)に対して、担当営業から電話などで、自動配信により決済承認を依頼する旨の連絡を入れる

決済の前に、人と人のコミュニケーションが事前に行われることで、管理会社の信頼が回復しました。

消費者・顧客が支払う対価とは、企業が提供する商品やサービスの価値に対する支払いです。
企業は、消費者が何を欲しているのか、そして自社の商品やサービスが、どのようにその欲求を満たすのかを真摯に理解する必要があります。
その理解に基づいて、商品やサービスを開発・提供することで、消費者は喜んで対価を支払います。

「消費者・顧客が何を欲しているのか? 自社の商品・サービスはその欲求にどのように応えるのか?」についての、具体的な活動が「マーケティング」です。

「消費者・顧客が何を欲しているのか? 自社の商品・サービスはその欲求にどのように応えるのか?」

マーケティング活動の基本的なフレームワークや考え方を、日々の業務の中に取り込むと、仕事を進めていく中で、学ぶべきことがとても多く見つかります。
古くからの教えにも学ぶことがあり、近代において考え出された学問や理論なども参考になります。どんどん学び、吸収するべきでしょう。

社会人にとっては、マーケティングの基本の考え方は必須の学びだと思います。
皆さまも「マーケティング」に興味を持ってみてはいかがですか。

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KKD(経験に基づく経営)とDDM(データに基づく経営)

KKD経営の弊害

KKDとは

KKDとは、K(経験)とK(勘)とD(度胸)の頭文字です。「経験・勘・度胸」による経営の意です。

仕事にはスピードが求められます。自分自身も早く結果を出したいと思います。そのため様々に存在するはずの代替案や不明確な要素を無視して、安易に自身の経験や勘により、物事や戦略を判断してしまうということが、多々あるのではないでしょうか?

しかしそのような場合、目先の結果に囚われ過ぎて、自社にとって重要なことを見落としてしてしまう機会損失のリスクも出ます。

日本には優れた企業を創設した、数多くの優秀な先人たちが存在します。

松下幸之助さん(松下電気器具製作所(現・パナソニック)創業者)や安藤百福さん(日清食品創業者)、本田宗一郎さん(本田技研工業(通称・ホンダ)創業者)など、今の日本を支えるような企業を創り出した人たちです。

彼らは、自分が感じる社会の状況変化をいち早く察知し、必要とされる商品を生み出し、一代で今の会社の基盤を創り出しました。自分自身の経験により社会状況から感じることを、自分自身で判断し、いばらの道を度胸をもって乗り切り、世の中に認められる商品を生み出していったのです。
素晴らしい先見性と能力だと感じます。

しかし、現代社会はモノがあふれ、顧客ニーズは多層化・多様化し、それぞれの人の考え方や価値観が個々に違い、判断も異なります。OneToOneの考え方が必要な時代と言われるゆえんです。

そのような時代に、企業の方向性や損益にかかわる事項や新商品開発を、一人の経験や勘だけで判断し、周りの評価や不安をも無視して度胸だけで進めることは不可能です。

      


KKDの考え方で、周りの評価や不安をも無視して度胸だけで進めることは不可能です。

     

   

DDM経営への進化 事実の把握と因果関係を分析する能力

DDMとは

DDMとは、Data Informed(データに基づく) Decision Making(意思決定)の頭文字です。社会一般に広く知られている名称ではなく本記事の中で使用した複合語です。データに基づく経営の意です。

最初にお断りしておきますが、KKD経営は必要です。

ですが、それだけでは今とこれから先の経営は難しいので、DDMを加えて進化する必要があります。

では、どうすればよいのでしょうか。

1.事実の把握

複雑な現代社会に受け入れられる商品開発や戦略立案には何より事実を把握することが必須です。

2.因果関係の把握

そしてその事実を整理し事実を引き起こしている要因、背景を分析する能力が必要です。

進め方について、下記Step1~4が大まかな工程になります。

Step1 事実の把握

  • どのような商品やブランドがもてはやされているのか?
  • どのような商品は受け入れられず売れていないのか?

など、事実(実際の現象、実態)を把握することが第一歩です。

Step2 因果関係の把握

  • そして、それらの事実がどのような人にどのような理由で受け入れられているか?
  • 目指していることは何か?

など事実を取り巻く因果関係を整理・分析し、把握します。

Step3 把握した情報(分析結果)の解釈

情報の整理と分析に基づき、今の社会や数年後の社会に必要とされる共通する/本質的な「価値」を見出します。

Step4 「社会・市場・顧客」と「自社」をつなぐ提供価値を創る

Step1~3を踏み「社会・市場・顧客」が求める 「何?」 が明確になったところで、「自社・自社の事業・自社の技術」とつなげます。これが「自社の価値を顧客に提供し喜んでいただく」ことです。

Step1~3が実は非常に大事だということは、やってみて初めて実感できることでもあるので、面倒だから省いてしまうことは、案外頻繁にあることなのです。

「Step1 事実を把握する」取り組みやすい4ポイント

第一歩となる「事実を把握する」について、費用をかけずに取り組みやすい4つの方法をご紹介します。

事実を把握する 取り組み方法1 今使っている人(利用者)に聴く

自分の会社の商品カテゴリーを利用する人々に、今利用している商品やその理由を聞くなど、取り組みやすいところから始める。

事実を把握する 取り組み方法2 傾聴する

今やネットの時代です。ネットに流れる自社の商品にまつわることや、今どきの人の考え方などを収集する。

事実を把握する 取り組み方法3 観察する

利用者の購入方法や選択手順を、リアルに観察する。店頭や会場などで人々の動きを観察する。

事実を把握する 取り組み方法4 試してもらう

開発予定商品をユーザーに試していただく。

上記の方法が取り組みやすいと思います。自分たちでもできますし、予算があれば専門の調査会社に依頼することもできます。

そして、把握した事実を分析する方法として多数存在しますが、傾向を簡単に把握できる方法をご紹介します。

把握した事実の傾向分析 方法1 単純集計

単純集計は、言い換えるとランキングです。どの商品の売り上げが一番かなどを数値をもとに傾向を把握できる最も取り組みやすい分析手法です。

把握した事実の傾向分析 方法2 クロス集計

クロス集計は、例としては、「年齢」と「健康状態」の関係を傾向把握するといったように、1項目だけでランキングを把握するだけでなく、年齢ごとに健康状態はどのように変化していくのか? 10代は「痩せやすく太りにくい体」から、加齢とともに変化し、50代は「痩せにくく太りやすい体」になるなど、2項目間の関係がどのような傾向かを把握できる便利な分析手法です。

マーケティングとデータは切り離せない関係性

更に、多変量解析(因子分析やクラスター分析、重回帰分析、数量化理論など)高度な分析手法があります。つまり、集められない情報はほとんどなく、分析できないデータもほとんどないので、どんどんチャレンジしていけます。複雑な要素が渦巻く現代社会ですが、必要な情報を収集し、的確に分析すると、KKD(経験・勘・度胸)よりさらに進化できます。

DDM(データに基づく意思決定、データに基づく経営)は、仕事を進めていく上で、また、マーケティングの実務を遂行する中で、学ぶべきことはとても多くあります。古くからの教えにも学ぶことがあり、近代において考え出された学問や理論もどんどん学び吸収していくことで私たちは進化していけるのだと思います。

マーケティングを遂行する上でデータは欠かせません。

しかし、データは大量にあるのでデータに振り回されて本質を見失いがちです。そうならないためには、マーケティングの基本的なフレームワークを活用するのが大変有用です。

マーケティングの基礎にご興味をお持ちにの方は、JMLAベーシックパスポートをぜひご覧になってみてください。

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※マーケティングの基本フレームワークについて詳しくはこちらをご覧ください。
  3C5FSWOTSTP4P【真のデジタルマーケッターとなるために】シリーズ

※調査・リサーチに関して詳しくはこちらをご覧ください。
 
リサーチの役割アンケート調査10のポイント(シリーズ)

すぐに正解を求める貴方へ! 守破離と第三者確認

「正解」が見えている道を歩かないと不安になる?

社会人生活において、私たちは常に正解のない問いと向き合います。任された仕事をどのように推進すれば良いのか、どのような商品を作れば売れるのか、どのように売れば良いのか。

答えを求める焦りは、誰もが経験するものです。
また、インターネットやスマートフォンで膨大な情報のなかからすぐに必要な情報を取り出せる現代では、多くの「正解」らしきものがあちこちで得られます。答えがあるのに、すぐにそれを選択しないのは非効率的だと思う人もいるでしょう。

しかし、複雑な現代社会において、正解というものは一つだけではないのです。

答えを早急に求めているだけでは、多くある「答え」の中で、より最適な判断をすることは難しくなります。また、主体性や探求心も育ちません。既存の答えを選択することにより、責任感も育たなくなります。
すぐに正解を求めたり、答えを求めたりすることは、短期的には一見効率的に思えますが、長期的な視点で見ると、かえって成長の妨げになることが多くあります。

    

 

          

        

しかし、やみくもに動いても労力とコストがかかり、それはそれで確かに非効率的と言えます。

その「先の見えない中で動かなければならない不安」や「正解がわからない不安」、「非効率的な試行錯誤」を軽減してくれるのが、先人たちや偉人たちの教えや、膨大な研究から生まれた数々の理論などです。

守破離とは ビジネス・仕事・物事を進める上での大切な考え方

      

「守破離」とは

元々は武道や習い事の世界で使われていた言葉です。

師の教えを守り、更に研鑽し自分に合ったより良い形をつくり今までのやり方を破る、そこから独自の道を切り開き師の形から離れること。

道を究めるために必要なプロセスを教えてくれたのです。

何より大事なのは、まずは師の教えを忠実に守ることですが、その際に必要なのが「素直な心」なのです。

※素直とは:詳しくは「素直な心構えが先見の明を鍛え事業の成功確率を上げるワケ」をご覧ください。

社会人でも本当に伸びる人は、素直な心をもって、人の意見をよく聞き、自分自身を見つめることのできる人です。

どこかの国の新総裁も同じように自分を評していますね。一国を代表する方が表明するくらいですから、やっぱり大切な考え方なのだと再認識します。

素直な心をもっていると自然と周りに人が集まってきて物事をうまく進めることが出来るものです。

     

     

守破離の教えを仕事に活かすためには

さて、では仕事で守破離の教えを具体的に考えると、以下のようになると思います。

    

ビジネスに活かす 守破離の「守」

まずは先輩や上司から教えられたことを素直に実行する。

自分はこう思うなどという邪念を払しょくして、とにかく素直に実践することです。

そうすれば教えられたことの良い点、少し改善した方が良いと思えることが見えてきます。

最初から自己流でやってしまうと失敗することが多くなり、成功しても何が良かったのかはっきり見極められず、次に生かせないということになりがちです。

    

ビジネスに活かす 守破離の「破」

基本が分かってきたら、改善した方が良いと感じる点を、少しずつ試行錯誤しながら自分流のやり方を見つけ、それまでのやり方を破るのです。

工夫も必要ですし、その途中では、やはり素直な心で周りにアドバイスをもらうことも必要です。

   

ビジネスに活かす 守破離の「離」

少しずつやり方を工夫し自分流のやり方を作り上げ変革し従来のやり方から離れるのです。

ここまでくれば、オリジナルで有効な仕事の進め方が新たに生まれます。

     

結果を求めすぎて焦らないことです。

何事も一歩一歩地道に進めることが大切です。

     

第三者の目線による確認の重要性

一方、仕事を進めるうえで大事なことがもう一つあります。

それは第三者の意見や思いを常に確認することです。

守破離の守にも通じることですが、何か新しい商品やサービスを生み出すときは、その顧客となる人の反応を的確に把握することが必要です。

社内的仕事のプロセスも自分が良いと思っても他の人からするとやりにくい、問題があるなどということも多々あります。

自分独自の判断だけではなく、第三者の意見を確認するということはとても大切な行為です。

くれぐれも唯我独尊とならないように気を付けてください。

仕事を進めていく上において、第三者視点から学ぶべきことはとても多くあります。

   

       

      

ビジネスに有用な理論の一つ マーケティング基本理論

古くからの教えにも学ぶことがあり、近代において考え出された学問や論理などもどんどん学び吸収していくべきです。

その中で、マーケティングの基本理論や考え方は、社会人にとって必須の学びだと思います。

そのマーケティングの基本理論については、書籍で読んだことがあるという人が多いでしょう。

       

では、質問します。 3C5FSWOTSTP4P ご存知ですか?

知ってるよ、知ってる、知ってる。(回答者)

   

では、実際に使っていますか?

「使ってるし、使えるよ」とすぐに回答できるでしょうか?

知っていることと実際にできる・使えることとは違います。

      

続いて質問です。市場調査やニーズ調査といった調査手法をご存知ですか? 第三者の意見を定量的に、あるいは、定性的に調査する手法をご存知ですか?そして、分析手法をご存知ですか?

調査、リサーチとも言いますが、苦手な方が多いように見受けます。

       

自信がないと感じる方は、少しのトレーニングで使いこなし方のコツを身に着けられます。

ぜひ、使えるようになりませんか?

マーケティングの基本にご興味をお持ちにの方は、JMLAベーシックパスポートをぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?

     

     

必ずご自分のお仕事に活かされますよ。

※マーケティングの主な基本理論について詳しくはこちらをご覧ください。
  3C5FSWOTSTP4P【真のデジタルマーケッターとなるために】シリーズ

※調査・リサーチに関して詳しくはこちらをご覧ください。
 
リサーチの役割アンケート調査10のポイント(シリーズ)

トレンドの表層と深層 潮流を読むマーケティング力 ”持続性”&”Why?”

世の中の潮流を読む 表層と深層の違い

コロナ過が継続している現在、巣ごもりマーケティングなどという言葉も生まれていますが、マーケティングにおいて重要なことは世の中の潮流を読むことです。


潮流を読むというと、現在は外出ができないから家の中で楽しくラクに過ごせるようなもの(商品やサービス)、あいは、家の中の整理や見栄えをよくするもの (商品やサービス) を売れば売れるだろうと、安易に考えてしまうと、表層にだけ対応してしまいます。

それだけでは世の中の人に長く受け入れてもらえません。深層を捉える必要があります。

では、どうすればよいのでしょう。

    

家の中で過ごさざるを得ない人がどのような気持ちになっているのかを理解する

家の中で一日中過ごさなくてはいけない人は、最初はデリバリー食を楽しんだり、DIYをやってみたりしているかもしれません。

そして、そのニーズに対応した商品が売れます。


しかし、それらのニーズ(デリバリー食やDIYを、流行りだからと始めた人たちのすべて)は長続きするでしょうか?

DIYは最初は楽しいかもしれませんが、継続できる人がどれほどいるでしょうか。デリバリー食もおいしいしラクだし便利だし楽しい。しかし、濃い味や印象に残る味が連続すると、飽きがくるし、先のことを考えるとコスト面も気になり始め、頻度が落ちるでしょう。


このような一過性のニーズを追って対応すると、すぐに飽きられてしまうリスクも大きいです。


コロナ過により、人々は家の中で過ごすことが多くなり、それにより、ライフスタイルも変化したでしょう。リモートワークを含め、今までの生活スタイルとは異なるスタイルで、生活していけることを人々は学んだでしょう。

例えば、家族と一緒に料理を作ることで絆が深まることに改めて気づかされて、料理作りの時間の過ごし方が変わった、それにより、食材の選び方や調理器具の選び方に変化が生まれた、このような本質的な価値観を企業が掴むことが新しい事業の芽を見つけることに繋がります。

消費者や顧客の本質的な価値観(本質的なニーズ)は、言い換えると、「トレンドの深層」です。

    

    

          

本質的なニーズを理解するために 深層を浮き彫りにするリサーチ

では、その本質的なニーズを理解するためには何が必要でしょう?

それは、調査しかないのです。

調査といっても会社の規模により実現可能な方法で実施すればよいでしょう。大企業であれば多くの人に受け入れられ多く売れる商品やサービスを生み出す必要があるので、専門の調査会社を活用して大規模なアンケート調査を行う必要があるでしょうし、街の商店や中小企業などは予算によって、自社のターゲット層や顧客、さらに小さい規模としては知り合いや親族に聴くことによって気づきやヒントが得られるでしょう。

本質的なニーズ(深層)には潮流があるので、1回きりで終えず、定期的にモニタリングする(1年に1度とか2年に1度とかシーズンに影響を受ける場合はシーズンごとなどでアンケート調査をする)ことが望ましいです。


「いま、何に困っているか」を2年前と今それから2年後、きっと変化するでしょう。それが何人か集まると傾向をつまめます。10年の間に社会の変化に合わせて人のニーズが変化します。調査とはこれらのことを言い、中長期のスパンで変化するのが「トレンドの深層」です。

今だけにフォーカスしすぎてもアンケート調査で、「どのような物やサービスがあったら良いか」などを聞き出すことが多いですが、ストレートに聞いても人はなかなか自分の真のニーズに思い当たりにくいことが多いです。

調査も聴取方法や聴く内容だけでなく、”持続性”も重要になってきます。

    

     

     

          

本質的なニーズを理解するために 人の深層ニーズを引き出す設計

調査でよくある「次の中から選んで答えてください」という「選択肢=プリコード」による設問・回答方法は、設問設計者、つまり何かを聞き出したい側が設計しています。

このことは何を意味しているかというと、設計者が既に既知の知識として持っている仮説の範囲内しか出てこないということで、新しい発見に繋がりにくいデメリットがあります。

ではどうしららよいのか。自由回答(フリーアンサー)を活用することです。

回答してくれる人たちが、自分の本音に気がつくような設問を設計します。

設計方法としては、初心者でも取り組みやすいのは、「なぜ?なぜ?なぜ?」と深堀りして聴く方法です。

なぜ?」(Why?)とう問いかけは、問題発見の基本中の基本で、問題だけでなく、「なぜ?」(Why?)と問いかけられると視野が広がり、新たな発見に気づきやすくなります。

真のニーズを引き出す方法や、回答者が日頃思っていることを自由に(フリー)答えてもらい、その文章の中からキーワードを抽出する方法などいくつかの方法がある。何を知りたいかテーマを具体的に考えていくことで、どのような設問を設計すればよいか、聴きたいことの取捨選択もしやすくなります。

このアンケート調査を設計する際に、自分で考える、考え抜くという行為も大変重要です。

世の中を何気なく見ていると自社にとっても大きなヒントとなることを見逃してしまいます。マーケッターとして、常に意識をもって世の中の動きを把握することが大切です。

そのために、アンケート調査という便利で役に立つ手法を学んでおくことは、仕事にも有用です。

顧客ニーズを理解するアンケート調査に今日をお持ちの方は、こちら⇒「マーケティングの基本 JMLAベーシックパスポートをご覧になってみてはいかがでしょうか。


必ずご自分のお仕事に活かされますよ。

    

参考:「リサーチの役割」「アンケート調査10のポイント」はこちらからご覧ください。

インクルーシブな職場環境作り、プラごみ削減の取り組み B2C、B2B事例から開発ヒント

個性を受け入れて最大限に生かすインクルーシブな職場環境づくり モスバーガー

まず、BtoCビジネスで、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を積極的に推進しているSDGsの取り組み例を採り上げます。

  • 性別、年齢、国籍、ライフスタイルなどの多様化=「ダイバーシティ(Diversity)」
  • 個性を受け入れて、最大限に生かす環境をつくる=「インクルージョン(inclusion)」

     

ロゴ:外務省ホームページ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」より

  「SDGsとは」についてはこちらから   

 

外食店の人手不足の問題を解消する対応策として、最先端技術を有効活用し、身体に障がいのある人や子育てや介護などの社会的ハンディキャップにより外出困難な人が自宅にいながら、離れた場所の店舗で配膳や接客をするという在宅勤務の新しい機会を創出している、ファストフードチェーン「モスバーガー」です。

モスバーガーの店に1台のロボットがいて、10人の身体障がい者が、ロボットを交替で(自宅から)遠隔操作する仕組みで、ハンバーガー等の調理・料理は店舗内(現地)で実際に働くスタッフが調理・料理し、出来上がった料理を、遠隔操作者がテーブルに運ぶオペレーションを実験したニュースを見聞きしました。

さらに、遠隔で料理を運ぶ人が、ロボットを通してお客様と会話をすることが可能となるシステムも試しているようです。

    

YouTube「ANNnewsCH」ハンバーガー運搬ロボ 外出困難者も自宅から操作(2021年7月27日)より

       

     

プラスチックごみ削減の取り組み ソニー、カシオ、リコー 

   

次に、脱プラスチックの視点からSDGsの取り組みを集めてみました。BtoCビジネスからソニー、BtoBビジネスからカシオ、リコーをみてみます。

リサイクルされずに廃棄されるプラスチックごみは、河川などから流れ込んで長期にわたって海に残存するため
地球規模で海洋汚染が懸念され、海の生きものたちもエサと間違えて食べて胃の中で消化されずに死んでしまうという危機に直面していることはみなさま既知のことですよね。

    

ロゴ:外務省ホームページ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」より

     

企業の商品や事業において「プラスチックごみ削減」をどう実現しているのでしょうか。

     

プラスチックごみ削減の取り組み ソニー

ソニーの最新ワイヤレスイヤフォンのパッケージは、プラスチックを一切使用してない、竹とサトウキビの繊維と再生紙でできた素材「オリジナルブレンドマテリアル」が採用されています。
この素材を他の商品パッケージでも採用するかもしれませんね。

       

プラスチックごみ削減の取り組み カシオ

カシオ計算機の商品「ラベルライターLateco(ラテコ)」は、環境省が主催する「プラスチック・スマート」キャンペーン登録商品です。従来機種に比べプラスチックごみを約97%削減しています。

テープの外側(テープアダプター)はそのまま使い続けられテープを詰め替えるだけ、テープの芯の部分も紙でできておりごみはテープの芯(紙)の部分のみです。

YouTube CASIO Japanチャンネル CASIO Lateco EC-K10 特長紹介【プラスチックごみ削減】より

     

プラスチックごみ削減の取り組み リコー

リコー(精密機器大手メーカー)は、トナーで培った技術をプラスチックごみ問題の解決につながる新素材を開発しました。植物由来のかつ生分解されて一定条件のもと土に還るプラスチック新素材「PLAiR(プレアー)」です。緩衝材・梱包材から商品トレイまで幅広く対応することを目指し、新素材の市場開発を行っています。リコーのコピー機の緩衝材にも採用しています。

説明表現を訂正し、「プラスチックごみによる海洋汚染」から「廃棄物による環境汚染」に訂正し、「脱炭素/循環型社会の実現」を目指す取り組みと説明しています。

https://www.youtube.com/watch?v=s6HiIsyOB1k
YouTube リコー公式チャンネル RICOH CHANNEL  植物由来の新素材「PLAiR(プレアー)」より

     

      

SDGsの実現と関連させた事業開発を成功させるために 7つ道具

企業の事業課題を社会や地球の課題、SDGsの実現と関連させて解決のための新しい開発の取り組みをみてきました。

当会(JMLA、日本マーケティング・リテラシー協会)では、新しい開発を支援する専門チーム『WAKU WAKU 創造 LABO』(ワクワク創造ラボ)が、企業様の新商品や事業開発をご支援しています。

現在は特にSDGsの目標のいずれかにあてはまるテーマでのご支援が主流となっています。

『WAKU WAKU 創造 LABO』は、独自メソッド=新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7 システム」を用いてご支援します。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7 システム」

      

     

この新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」(ネオピーセブン、ネオピーナナ)は、その名の通り、7つの工程に沿って進めると開発を実現できる、定性手法と定量手法を巧みにバランスよく組み合わせた、日本初の系統的メソッドです。


メソッドの開発者は、JMLA会長・神田 範明(成城大学 名誉教授)で、この七つ道具は産学共同研究による開発110社以上の実績から成果が検証されたメソッドで、多くの企業様、規模・業種問わず導入いただいています。

    

   

■ Neo P7 7つ道具

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 1 仮説発掘法

アイデアの種を大量に発掘します。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 2 アイデア発想法

アイデアを大量に創出します。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 3 インタビュー調査

仮説アイデアを評価する指標をつくります。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 5 ポジショニング分析

市場性のある売れるアイデアを絞り込みます。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 6 コンジョイント分析

開発に向けた最適コンセプトを決定します。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 7 品質表

技術へ橋渡しします。

 

 

新しいチャレンジ、新しい人と知り合う、新しい物事を考える、そういう行動が、今、大事ですね。

何か新しい創造に着手したいが、何から始めたらよいかと思案している方は、私共、商品開発を支援する専門チーム、WAKU WAKU 創造 LABO (略称:WAKULABO ワクラボ)へ、お気軽にお問合せください。

 

 

パラリンピックに学ぶーSDGs&サステイナビリティにかかわる中小企業の取り組み

企業が取り組むべきテーマの一つとして「SDGs」というユニバーサル(普遍的)な国際目標があります。

または、SDGsは2030年目標なので「SDGs」の代わりに、「持続可能な」=「サステナブル(Sustainable)」や、「持続可能性」=「サステナビリティ(Sustainability)」という考え方を取り込み、企業/事業/マーケティング活動に伴って得られる収益の追求と同時に社会課題(自然環境や人間社会の課題)の解決も目指すことが求められています。

しかし、どのような取り組みが必要なのか? 躊躇や疑問を持っていらっしゃる方もいるのではないかと思います。

そんな疑問を解決するヒントをパラリンピックから見出しましたので、今回はそのことについてお話ししたいと思います。

SDGsを実現しているパラアスリート

パラリンピックの参加選手たちを見ていると、そのポジティブな姿に驚きと感動を覚えます。ハンディキャップをものともせず、前向きにひたむきに頑張る姿はすがすがしささえ感じます。

何故でしょう?

それは彼らが自分のできる限りのことを真剣に精一杯取り組んできた結果を見せてくれているからだと思います。

そしてその過程と結果は、SDGsの目標である、
SDGs 17の目標 Goal 1(貧困をなくそう)
SDGs 17の目標 Goal 3(すべての人に健康と福祉を)
SDGs 17の目標 Goal 4(質の高い教育をみんなに)
SDGs 17の目標 Goal 5(ジェンダー平等を実現しよう)
等の目標を達成したり後押ししていることにつなっがっていると思います。

51歳のアスリート成田真由美さんなどは、東京大会の組織委員会理事にも就任し、様々な社会課題の解決にも貢献していらっしゃると聞きます。

より詳しい「SDGsとは」についてはこちらから

SDGsを実現しているパラアスリート パラリンピックの参加選手たちを見ていると、そのポジティブな姿に驚きと感動を覚えます。ハンディキャップをものともせず、前向きにひたむきに頑張る姿はすがすがしささえ感じます。

SDGs-身近な目の前のことから取り組めばよい

アスリート一人一人の力は限られています。
彼らが競技後のインタビューで一様に答えている言葉に、周りの人のサポート、応援、そしてパラリンピック開催に関係するすべての人々への感謝の言葉があります。

その言葉を聞くたびに私はパラアスリート本人たちに感謝します。

何故なら、彼らこそがこの素晴らしい大会を見せてくれている人だからです。
彼らの努力無くしてはパラリンピックは存在しません。
そして彼らはその大舞台に立つために日々努力し、目の前の課題を解決し、自身を向上させているのです。そしてその先にある大きな社会課題の解決に貢献しています。

SDGsの中には企業/事業/マーケティングの活動に身近なテーマがたくさん含まれている-選べる

我々マーケッターの日々も同じではないでしょうか。
自社の収益をより向上させるために、社会に役立ち持続可能な発展を成しえるために、企業人、マーケッターは頑張っているはずです

ついついマーケティングとはとか、SDGsとはとか、大きな課題にぶつかると自分では無理だとか自社では無理だとか、躊躇したりあきらめてはいませんか。

そんなときはパラアスリートの姿を思い出してください。
一人一人が目の前の事、自分ができる範囲のことを精一杯努力して行えば、周りが動き出します。
そうすればきっと大きな力が沸き上がり、「SDGs」や「サステナブル(Sustainable)、サステナビリティ(Sustainability)」への取り組みもマーケティングへの取り組みもきっと道が開けるはずです。

まず、ゼロベースの方の最初の一歩としては、こちら「SDGsとは」がわかりやすく説明していますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

外務省ホームページ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」より、持続可能な開発目標(SDGs)の概要、1.貧困、2.飢餓、3.保健、4.教育、 5.ジェンダー、6.水・衛生、7.エネルギー、8.成長・雇用、9.イノベーション、10.不平等、 11.都市、12.生産・消費、13.気候変動、14.海洋資源、15.陸上資源、16.平和、17.実施手段

SDGs&サステナブルをテーマにマーケティングに取り入れるには マーケティング×SDGsトレーニング

企業/事業の発展にはマーケティングは欠かせません。
「マーケティング」とは、「社会に貢献する価値を提供することで企業の収益を上げる仕組みづくり」です。
つまり、「仕組みづくり」が鍵で、サステナブルの考え無しに仕組みはつくれないのです。

企業/事業のマーケティングの仕組みづくりの本質はBtoCビジネスもBtoBビジネス(BtoBtoC、B2B2C、BtoBtoB・・・)も変わりませんが、実務上は全く同じというわけにはいきません。

BtoC(B2C)ビジネス、が持続可能なマーケティングの仕組みをつくるには

直接的な関わり合いとしては、「企業(自社)」と「従業員」と「消費者」が持続的に満足する仕組みが必要でしょう。
(細かくは、株主や仕入れ先なども含まれます)

加えて、関節的に関わり影響を受ける/影響を与える、人間社会や地球環境といった「社会課題」を良好な状態に維持するよう「社会の幸せ」にも配慮する必要があります。
近江商人の経営哲学として広く知られいてる「三方よし」(※)のようですね。

(※)「三方よし」とは、事業活動を「自分良し」、「相手良し」、「世間良し」の三方を持続的に満足させるよう行わなければいけないという意味。自らの利益のみを追求するだけではだめで、社会の幸せも願う。

BtoBビジネス(BtoBtoC、B2B2C、BtoBtoB・・・)が持続可能なマーケティングの仕組みをつくるには

「企業(自社)」と「納入先企業」と「(最終)エンドユーザー」が持続的に満足する仕組みが必要でしょう。
どこまでいってもBで終わるBtoBビジネスの場合でも、(最終)エンドユーザーである企業の中の誰かヒトが使う”もの”や”こと”でしょう。

「自分(自社)」ー「相手(相手企業)」ー「(最終)エンドユーザー」
「自分(自社)」ー「第1納入先企業」ー「第1納入先の相手企業」ー「第2納入先の相手企業」ー「・・・」ー「(最終)エンドユーザー」
そして間接的に関わる社会や地球環境まで。

これらのどこか1つでも悪い状態になってしまうと、結局「自分(自社)」も先細りになってしまいます。

持続可能なマーケティングの仕組みをつくるには、やはり、マーケティングの本質を知り、基本理論を使えるということが大事だと実感します。

マーケティングの基本理論は、本で読んだという方は多くいらっしゃるでしょう。
しかし、自社の持続可能なマーケティングの仕組みを実際につくるということに携わったことがある方はぐんと人数が減ります。
そのような立場になった方にとっては使えるスキルが必要になるでしょう。

実務スキルを身につけたいと思っている方は、こちらの「マーケティング」セミナーをご覧になってみてはいかがでしょうか。
必ずご自分のお仕事に活かされますよ。

サステナブル・デベロップメント SDGsをわかりやすく 17の目標、企業の取り組み、身近な例

改めて「SDGs (Sustainable Development Goals サステナブル・デベロップメント・ゴールズ 持続可能な開発目標)」について、17のゴール・169のターゲット・231のグローバル指標、取り組み事例を見返してみました。企業の事業開発、マーケティング戦略立案、新商品開発、DX(Digital Transformation、デジタルによる変容・変革)を通じてSDGsの実現目指すためのヒントが多種ありそうです。

持続可能な開発目標SDGsとは(エス・ディー・ジーズ)

改めてSDGsとは

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものです。

(外務省のホームページより引用)

SDGs 17の目標(17のゴール) わかりやすく説明

外務省ホームページ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」より、持続可能な開発目標(SDGs)の概要、1.貧困、2.飢餓、3.保健、4.教育、 5.ジェンダー、6.水・衛生、7.エネルギー、8.成長・雇用、9.イノベーション、10.不平等、 11.都市、12.生産・消費、13.気候変動、14.海洋資源、15.陸上資源、16.平和、17.実施手段

(画像:外務省ホームページ(ロゴ:国連広報センター作成)より)

17のゴール(17の目標)

(総務省ホームページ、持続可能な開発目標(SDGs)、指標仮訳より)

SDGs 17の目標 Goal 1

あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
End poverty in all its forms everywhere

SDGs 17の目標 Goal 2

飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
End hunger, achieve food security and improved nutrition and promote sustainable agriculture

SDGs 17の目標 Goal 3

あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
Ensure healthy lives and promote well-being for all at all ages

SDGs 17の目標 Goal 4

全ての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する
Ensure inclusive and equitable quality education and promote lifelong learning opportunities for all

SDGs 17の目標 Goal 5

ジェンダー平等を達成し、全ての女性及び女児の能力強化を行う
Achieve gender equality and empower all women and girls

SDGs 17の目標 Goal 6

全ての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
Ensure availability and sustainable management of water and sanitation for all

SDGs 17の目標 Goal 7

全ての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
Ensure access to affordable, reliable, sustainable and modern energy for all

SDGs 17の目標 Goal 8

包摂的かつ持続可能な経済成長及び全ての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
Promote sustained, inclusive and sustainable economic growth, full and productive employment and decent work for all

SDGs 17の目標 Goal 9

強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
Build resilient infrastructure, promote inclusive and sustainable industrialization and foster innovation

SDGs 17の目標 Goal 10

各国内及び各国間の不平等を是正する
Reduce inequality within and among countries

SDGs 17の目標 Goal 11

包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
Make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainable

SDGs 17の目標 Goal 12

持続可能な生産消費形態を確保する
Ensure sustainable consumption and production patterns

SDGs 17の目標 Goal 13

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
Take urgent action to combat climate change and its impacts

SDGs 17の目標 Goal 14

持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
Conserve and sustainably use the oceans, seas and marine resources for sustainable development

SDGs 17の目標 Goal 15

陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、並びに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
Protect, restore and promote sustainable use of terrestrial ecosystems, sustainably manage forests, combat desertification, and halt and reverse land degradation and halt biodiversity loss

SDGs 17の目標 Goal 16

持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、全ての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
Promote peaceful and inclusive societies for sustainable development, provide access to justice for all and build effective, accountable and inclusive institutions at all levels

SDGs 17の目標 Goal 17

持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
Strengthen the means of implementation and revitalize the global partnership for sustainable development

さらに詳細をお知りになりたい方

17のゴール・169のターゲットに関する和訳に加え、2020年3月の国連統計委員会において承認されている全247(重複を除くと231)のグローバル指標を含む和訳(仮訳)は、総務省ホームページ、持続可能な開発目標(SDGs)、指標仮訳からPDFファイルかExcelファイルをダウンロードできます。

SDGs  企業の取り組み、身近な例、自治体SDGsモデル事業

グローバル目標から踏み込んで、実際にどのような取り組みができるかを考えるうえで、事例が大変役立ちます。

下記は、SDGs の達成に資する優れた取り組みを行う企業・団体等を政府が表彰する「ジャパンSDGs アワード」受賞企業・団体等です。
企業・団体名等をクリックするとそれぞれ詳細サイトへリンクします。詳細リンクサイトは、私の独断で解りやすいと感じたサイトを選定しました。

自社に応用できるSDGs の取り組みが見つかるかもしれません。気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

第4回ジャパンSDGs アワード(2020年)

みんな電力株式会社
北海道上士幌町
青森県立名久井農業高等学校環境研究班
特定非営利活動法Support for Woman’s Happiness
特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス(地雷・小型武器・平和教育)
長野SDGsプロジェクト
一般社団法人Waffle(女子中高生へより多くのIT・STEM教育機会提供) 
富士通株式会社
ふくしま未来農業協同組合
株式会社エムアールサポート(測量美術・ICT舗装修繕)
阪急阪神ホールディングス株式会社
川崎市立平間小学校
株式会社キミカ(アルギン酸の製造・販売)

第3回ジャパンSDGs アワード(2019年)

魚町商店街振興組合(福岡県北九州市小倉北区の商店街、魚町銀天街)
大阪府
「九州力作野菜」「果物」プロジェクト共同体(代表:イオン九州株式会社)
特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International
株式会社富士メガネ
日本リユースシステム株式会社
徳島県上板町立高志小学校
大牟田市教育委員会
公益社団法人日本青年会議所
株式会社大和ネクスト銀行
そらのまちほいくえん(半径200mの範囲でより豊かに暮らしていくための)

第2回ジャパンSDGs アワード(2018年)

日本生活協同組合連合会
鹿児島県大崎町(リサイクルの町から、世界の未来を作る町へ。)
(一社)ラ・バルカグループ(障がい福祉)
(株)LIXIL
特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLAS
会宝産業(株)(自動車リサイクル業)
(株)虎屋本舗
(株)大川印刷(創業140年 SDGsで業績好転)
SUNSHOW GROUP(建築、土木、造園)
(株)滋賀銀行
山陽女子中学校・高等学校地歴部
(株)ヤクルト本社
産科婦人科舘出張佐藤病院
(株)フジテレビジョン

第1回ジャパンSDGs アワード(2017年)

特定非営利活動法人しんせい(障がい福祉)
パルシステム生活協同組合連合会
金沢工業大学
サラヤ(株)(衛生・環境・健康)
住友化学(株)
吉本興業(株)
(株)伊藤園
江東区八名川小学校(「到達目標型」+「方向目標型」)
国立大学法人 岡山大学
公益財団法人 ジョイセフ(人口・保健分野)
福岡県北九州市

自治体SDGsモデル事業 2021年度選定された自治体

また、「自治体SDGsモデル事業」の資料を読むと、自治体だけでなく企業にとっても参考になる、SDGsの目標設定と活動計画が見られました。

下記自治体の詳細なSDGsへの取り組みについては、、内閣官房・内閣府総合サイト地方創生ホームページからそれぞれダウンロードできます。企業においても役立つ内容で、目標設定の方法や、事業開発、新商品開発にSDGsをどのように取り入れるか、参考になると思います。

自治体SDGsモデル事業 北海道 上土幌町
自治体SDGsモデル事業 岩手県一関市
自治体SDGsモデル事業 福島県福島市
自治体SDGsモデル事業 山形県米沢市
自治体SDGsモデル事業 群馬県
自治体SDGsモデル事業 茨城県境町
自治体SDGsモデル事業 埼玉県
自治体SDGsモデル事業 千葉県市原市
自治体SDGsモデル事業 東京都江戸川区
自治体SDGsモデル事業 東京都墨田区
自治体SDGsモデル事業 神奈川県松田町
自治体SDGsモデル事業 新潟県妙高市
自治体SDGsモデル事業 福井県
自治体SDGsモデル事業 長野県長野市
自治体SDGsモデル事業 長野県伊那市
自治体SDGsモデル事業 岐阜県高山市
自治体SDGsモデル事業 岐阜県美濃加茂市
自治体SDGsモデル事業 岐阜県岐阜市
自治体SDGsモデル事業 愛知県小牧市
自治体SDGsモデル事業 愛知県知立市
自治体SDGsモデル事業 静岡県富士宮市
自治体SDGsモデル事業 京都府京都市
自治体SDGsモデル事業 京都府京丹後市
自治体SDGsモデル事業 大阪府能勢町
自治体SDGsモデル事業 兵庫県西脇市
自治体SDGsモデル事業 兵庫県姫路市
自治体SDGsモデル事業 鳥取県鳥取市
自治体SDGsモデル事業 愛媛県西条市
自治体SDGsモデル事業 熊本県菊池市
自治体SDGsモデル事業 熊本県山都町
自治体SDGsモデル事業 沖縄県

(自治体名は、外務省ホームページおよび内閣官房・内閣府総合サイト地方創生ホームページより)

写真を交えて解説されている資料が多く、企業の事業開発、マーケティング戦略立案、新商品開発、DX(Digital Transformation、デジタルによる変容・変革)を通じてSDGsの実現目指すためのヒントを得られそうです。

JMLA『WAKU WAKU 創造 LABO』のSDGsへの取り組み

当会(一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会)の社内におけるSDGsへの取り組みは、主に、ジェンダー平等(目標5)、生涯にわたる働きがい(目標8)、「持続可能な産業化及びイノベーション推進を目指す企業様」支援のための系統的なメソッドを核としたサービスの開発・運用(目標9)、循環型パソコンの購入・使用(目標12)、環境に配慮した印刷物・名刺・封筒の制作・使用(目標15および目標14)です。

また、当会の社外支援については、マーケティング・事業開発・新商品開発の分野における生涯学習の機会提供(目標4)、事業開発・新商品開発によって持続可能な産業化及びイノベーション推進を目指す企業支援(目標9)、ウエルネス領域の開発を目指す企業支援(目標3)の実績がございます。

事業開発や新商品開発については、『WAKU WAKU 創造 LABO』(当会が2020年に立ち上げた新規事業部)が専門に担当します。

SDGsを実現する事業開発や新商品開発の創造に着手したいが、何から始めたらよいかと思案している方は、WAKU WAKU 創造 LABO (略称:WAKULABO ワクラボ)へ、お気軽にお問合せください。

SDGsを実現する事業開発や新商品開発を目指すなら『WAKU WAKU 創造 LABO』

素直な心構えが先見の明を鍛え事業の成功確率を上げるワケ

新商品アイデアを出す心構えは?と問われた回答は「素直な心」

先日ある企業の方から、「新商品のアイデア出す心構えは?」とアドバイスを求められました。

「素直な心」です。

学生時代には、何でも思うことをストレートに発言していた人が、社会人になったとたんに思ったことを言わなくなります。

それは何故でしょうか?

発言が間違っていたら格好悪い、失敗したら評価が下がる、などという邪念が思考や発言を押さえつけてしまうからです。

素直(すなお)とは?

 

 

素直(すなお)とは?

偏見を持たない。

偏見を持たないとは、先入観にとらわれず、知らない新しいことを実際に見聞きしたまま認識する。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典によると、

「先入観」とは、「実際の体験に先立って、ある特定の対象に対してもつ主観的価値判断。体験に先立つ歴史的、社会的、宗教的など種々の要素によって形成され、好意的な場合と悪意のある場合とがみられる。」

と解説されています。

成功体験を積み重ねた年長者ほど、「先入観」を沢山持っているので、新しいことを吸収しようとするときは、「素直」が肝要だと言われます。

 

素直(すなお)な反応とは3つのうちどれでしょう?

「カリスマでなくても誰でもヒット商品を生み出せるやり方を教えます。」

と自己紹介をした人がいます。

これを聞いて、Aさん、Bさん、Cさんが三者三様の反応をしました。

次の3人のそれぞれの気持ちの中で、「素直」なのはどの反応でしょう?

 

  • Aさん「出来るわけがない、有り得ない」
  • Bさん「へぇ、すご~い!」
  • Cさん「どうするとそれができるのだろう?」

 

素直(すなお)とは、盲信ではない

 

  • Aさん・・・批判
  • Bさん・・・盲信
  • Cさん・・・素直

 

「素直」といわれる人の反応は、Cさん「どうするとそれができるのだろう?」の反応です。
相手を一度受け入れて、そこからプラス発想に展開できる人は、自身の仕事やビジネスの成功の確率を上げると言われています。

 

 

素直(すなお)な心が先見の明を鍛え、事業の成功確率を上げる

昔から、素直に生きる大切さということはいろいろな方が言われています。
それは何故でしょうか?

素直でいると、様々な情報を吸収できます。
情報の中には自分のためになる勉強すべき情報もたくさんあります。
さらに収集された多くの情報を素直に分析すれば、世の中の出来事や、自分の身の回りに起きていることを正しく判断することが出来ます。

そのような行動を素直に継続していれば、先見の明を鍛えることができます。
社会や市場の流れを読み、それを自分の仕事や事業展開に反映させる、将来を見通す力が身につきます。
先見性が生まれると適確に計画をたてられるようになったり、適確な事業戦略を立案できるようになります。

 

 

そのポジティブなスパイラルが成功の確率を上げることにつながります。
つまり、素直であることは成功への早道であるということです。

 

マーケティングサイエンスの心構えも「素直さ」

マーケティングの目的は、社会に貢献することによって利益を生み出すことです。
今の時代は、マーケティングといってもマーケティングサイエンス時代といえます。
どんなマーケティング活動にもデータがからむからです。

データ分析と「素直」は何が関係しているのか? とお思いになるかもしれません。

データを読むときに先入観でデータを読むと、真実を見誤ります。
データを読むとき「素直さ」が非常に重要なのです。

「素直な心」さえ準備できていれば誰でも現代マーケティングに取り組み始められます。

皆さまも「マーケティング」に興味を持ってみてはいかがですか。
必ずご自分のお仕事に活かされますよ。

参考:「感性とは

自社の魅力を知らせるためのラダーリング法 3ステップ

東京オリンピック2020の新競技の解説が魅力的だった 学ぶべきこと

2020東京五輪はほとんどが無観客で、私は自宅でメディア(情報伝達を媒介する手段)を通して応援していました。
みなさまもきっと同じでしょう。
東京オリンピックは閉会しこれからパラリンピックですね。

ところで、今回は選手ではなく解説に視点をあててみたいと思います。
オリンピックの歴史に初めて登場した新競技、スケートボード、空手、サーフィン、スポーツクライミング、その他に19の新種目、BMXフリースタイル・パーク(自転車競技)、混合ダブルス(卓球)など、初めて知る競技もありましたし、ルールがわからない競技も多くありましたが、解説者たちが競技の魅力を伝えようと工夫していました。

特に解説者らしかなる解説で話題になっていた、
・女子BMXフリースタイルで「ゲシる」「キャンキャン」、解説の勅使河原大地(てしがわらだいち)さんの解説。
・スケートボードの女子ストリートで「ゴン攻め」、瀬尻稜(せじり・りょう)さんの解説。
非常に丁寧でわかりやすいと評判になっていた、空手(からて)で「きちんと立ち方を見せ~とぎれることなく~まだ終わっていません、残心(ざんしん)をとるところです~」、清水由佳さんの解説。

また、面白い解説で定評のあるマラソンの増田明美さんの解説には良い意味で大いに笑わせてもらいました。

 

ーYouTubeより ゴン攻め スケボー 瀬尻稜さんの解説 ー

https://www.youtube.com/watch?v=1lwd-kEMpLI

 

工夫のあるユニークな解説が、その競技の視聴を何倍も楽しいものにしてくれますし、また、その競技を知らなかった人にルールなどの知識や魅力を伝えるのに大いに貢献していると思います。

 

企業が自社の魅力を知ってもらうWEBコンテンツ コンセプトと物語

オリンピック競技で、視聴者にわかりやすい解説、競技を魅力的に伝える解説がとても大事だということを、ビジネスに置き換えて考えてみると、企業が自社の魅力を知ってもらうためには、伝えるコンテンツと伝え方が大事だということではないでしょうか。

オウンドメディア(自社で保有するメディアの総称のこと)の中で主軸の1つは、企業の公式サイトですよね。

企業の公式サイトに、掲載する情報として、会社概要、トップメッセージ、理念、沿革、事業領域、商品・サービス概要、お知らせ、イベント・キャンペーン情報などありますが、「事実の記載」に留まると事実告知のみで弱いです。

自社のWEBサイトに掲載する情報は、全体のコンセプトを設定し、コンテンツの物語が組み立てられていると、読み手に刺さる魅力を伝えられます。

 

評価グリッド法を応用したラダーリング 3ステップ

では、そのように読み手に刺さる魅力的な物語性の高いコンテンツを設計したらよいのでしょう?

ラダーリングという方法をご紹介したいと思います。

ラダーリングは梯子(ハシゴ)を昇り降りする様子に似ているのでそう呼ばれています。

「どのようなコンテンツをつくると、自社のWEBサイトで、自社の魅力を知らせられるだろうか?」

 

 

<魅力を知らせるWEBコンテンツ作りのためのラダーリング 3ステップ>

 

ステップ1 自社の強みは何ですか?

自社の強みを書き出します。
いくつ書き出せたら、縦に一列に並べます。

 

ステップ2 その強みは何に貢献していますか?

ステップ1で書き出した「強み」1つずつ、それぞれ何に貢献するか、「強み」の左側に書き出します。

 

ステップ3 その強みは具体的に何(どんな技術や独自能力)で実現していますか?

ステップ1で書き出した「強み」1つずつ、それぞれ何で実現できているか、今度は「強み」の右側に書き出します。

 

すべて書き出した後、全体を眺めてみると、会社の魅力を言葉化できたことに気づくでしょう。
全体を俯瞰しながらコンセプトの仮説をつくれるでしょう。また、ステップ1(上位概念)⇒ステップ2(中位概念)⇒ステップ3(下位概念)をつなげると「物語・ストーリー」の仮説がつくれるでしょう。

さらに、自社の強みを網羅的に精緻に洗い出し、コンセプト設定やWEBコンテンツの分類、コンテンツの物語設計に関して精度を高めるには深い分析が必要ですが、ここではリモートワーク中に一人でもできる方法をご紹介しました。

 

企業の”人となり”を知らせるWEBコンテンツは、ステークホルダーの意識の翻訳

自社の“人となり”を知ってもらうWEBコンテンツは、全体のコンセプトを設定し、コンテンツの物語が組み立てられていると、読み手に刺さる魅力を伝えられますので、ラダーリングを自分一人で行うだけに留まらず、社員数名から可能であればステークホルダーに広げてアンケート調査を実施し、ラダーリング法で整理するとよいでしょう。

自社の社員・従業員の思いを一方的に熱く語っても、ステークホルダー(自社を除く、顧客、取引先、株主、就職希望者、地域社会などの利害関係者)の期待と食い違っていれば響きませんので、両者を翻訳するコミュニケーション戦略があるべき姿です。

考え方は、マーケティングで有用な3C分析(※)と同じですが、3Cのうち競合(Competitor)分析のウエイトは低くて構いません。自社(Company)と顧客・市場(Customer)をしっかり調査・分析しましょう。

より詳しい「3C分析」はこちら

下図は、「自社(Company)」と「顧客・市場(Customer)」の概念図です。

 

 

調査分析の規模を小さくする場合は、まずは「自社(Company)」だけ実施するよいでしょう。
社員アンケートの設問は、前項「評価グリッド法を応用したラダーリング 3ステップ」を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

「どのようなコンテンツをつくると、自社のWEBサイトで、自社の魅力を知らせられるだろうか?」お悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

CONTACTお問合せ

ご相談・お問い合わせなどお気軽にお寄せ下さい。

TEL.03-6280-4312

Mail.support@marketing-literacy.org

 

 

コミュニケーション戦略を考える際に大変役立つのがマーケティングの基本フレームワークです。
書籍で読んだことはあるけれど実際に使うには自信がないという方もいらっしゃるでしょう。
仕事を1UPさせたいという方は、「マーケティングの基本フレームワーク、3C、SWOT、STP、4Pを使えるようになるから自信に変わるJMLAベーシックパスポート(資格講座)」をご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

明らかに買ってもらえる(=売れる)方向が見えるポジショニングマップを作成する

一般的な(よくある)ポジショニング分析

現在、自社の立ち位置はどこか?

今後、自社の立ち位置はどこへ設定するか?

自社でなくてても、事業、商品、自分自身についてのポジショニング分析を行う機会は多いでしょう。

そのとき、どのようにポジショニング分析を行っていますでしょうか?

一般的には、上図のように、縦軸と横軸を何らか経験上で決め、

例えば、横軸に「品質」、縦軸に「価格」とし、

右に行くほど品質が良くなり左に行くほど品質が悪くなる

また、上に行くほど価格が上がり下に行くほど価格が下がる

そして、品質が良さそうで価格も高いのは右上に、

品質があまり良くなさそうで価格も安めなのは左下に、

と感覚的に丸を置いていく、

こんな具合にポジショニングマップを作成しているケースをときどき見かけます。

 

N個の評価項目の中から2つを取る組合せの数C

ポジショニングマップを描く軸の組合せ(=評価項目)は、「品質」と「価格」だけで良いでしょうか?
そんなことはないですね。
例えば、消費財を考える場合、ちょっと想像しただけでも下記のようにどんどん出てきます。

楽しそう
便利そう
意欲が沸きそう
効果がありそう
健康になれそう
続けやすそう
取り組みやすそう
ラクにできそう
機能が良さそう
性能が良さそう
目新しい
画期的
面白そう
役に立ちそう
ファッション性が高そう

すると、何通りもの組み合わせでポジショニングマップを描くことができてしまいます。。。

 

 

明らかに買ってもらえる(=売れる)方向が見えるポジショニングマップ

何通りものポジショニングマップを描いても、結局どれがいいの?
と迷って結論が出せません。

また、ポジショニングマップを1つに絞ったとしても、どの方向に進めばよいか判りません。
「こっちの方向へ行きたい」という意志は示せますが、それが、顧客のニーズと合致している方向=売れる方向か?わ判りません。

まとめると、
1.評価軸を何らかの意味で全体を代表させられる項目を使って作成できないか?
2.「売れる方向」=「購買意向を最も大きくする方向」を判るようにできないか?
そうすれば自社が位置取りする場所が判る。
この2点をポジショニングマップ上で明らかにできないか?

 

 

結論から申し上げますと、1と2を同時に実現する理想ベクトル入りポジショニングマップの作成は可能です。

 

1.評価軸を何らかの意味で全体を代表させられる項目を使って作成できないか?

については、複数項目を指標化し2指標で表現できるようにします。

 

2.「売れる方向」=「購買意向を最も大きくする方向」を判るようにできないか?

については、購買意向をどれくらい大きくするか寄与度を判るようにします。

この理想ベクトル入りポジショニングマップは、特に、商品企画・開発のとき、また、事業戦略やマーケティング戦略、経営戦略の立案においても、現状の把握ができることだけでなく、目標も設定できるので、非常に有用なポジショニング分析です。

 

競合商品に負けている理由は?勝つためには何をしたらよいかが判るポジショニング分析

理想ベクトル入りポジショニング分析は、自社の既存商品と競合商品の比較、あるいは、3者比較(自社の既存商品、自社の新商品案、競合商品)にも役立ちます。
今の既存商品はこの位置で、競合商品はここにあり、新商品案は売れる方向にあるから、自信を持って売り出そう。
あるいは、競合商品が売れているのはこういう理由からだ、自社が売れていないのはこういう理由からだ、ならば、自社はどう対応するか。ポジショニングマップを見ながら対策をしっかり検討でき、客観的な分析結果であるので、意思決定もしやすくなります。

 

系統的な新商品/新事業の企画開発メソッド『Neo P7』においては、この理想ベクトル入りポジショニング分析が、標準手法に組み込まれています。

新しいチャレンジ、新しい人と知り合う、新しい物事を考える、そういう行動が、今、大事ですね。

何か新しい創造に着手したいが、何から始めたらよいかと思案している方は、私共、商品開発を支援する専門チーム、WAKU WAKU 創造 LABO (略称:WAKULABO ワクラボ)へ、お気軽にお問合せください。

 

参考:「STP、ターゲティングの成功事例」「ファイブフォース分析とは」「3Cとは、SWOTとは」「3C、4P、使いこなしていますか?!」「提案をする立場になる人や営業が必要なスキル